うつわノート

2007年 09月 11日 角掛政志さんの個展

浅草・吾妻橋の土庵さんで開かれている角掛政志さんの個展へ行ってきました。常滑で制作されています。鉄釉による黒の器。粉引の白の器。シンプルだけれど、独特のラインと素材感が綺麗です。黒だけれど黒じゃない。チョコレートが溶けて混ざり合うような色に、はぜ石がぽつりぽつりと浮き出て星空のようです。粉引もとろりとしてなめらかな白。今回は尺皿など大きな器も多く展示されていて、大きな面の中で見えてくる素材の色合いの変化にあらためて魅せられました。今回お伺いして知ったのですが、土庵さんで手作りクッキーとお茶が楽しめるようです。ソファに座って素敵な器に囲まれた時間も味わいたいものです。

角掛政志展
2007年9月8日(土)-15日(土)
12:00-19:00 ※土日は11：00-17：00
土庵（吾妻橋）　　地図

2007年 09月 11日 古いデミタスカップ

古いデミタスカップ。形が綺麗です。

2007年 09月 09日 古いお茶缶

お茶を入れていた缶。錆びて落ち着いた色合いに。大きなものですから店頭や業務用として使っていたのでしょうか。今は花入れとして。

2007年 09月 08日 リム飾りの古いお皿

19世紀末頃のフランスの古いお皿。キュノワール（尻黒）といって裏側が黒色（茶？）になった陶器を俗称でそういうようです。表には白釉がかかり、貫入に染み込みがあります。ぼってりとした厚さで焼成温度のあまり高くない脆さを感じる質感です。デルフトとは違いますが、テーストは近いものを感じます。リムの飾り方にエレガントさがあって日本にはない形だなと思います。

2007年 09月 05日 金継ぎリム皿

神宮前　Untidy

金継ぎされた古いリム皿。ナイフ傷に染みた色も風情を感じます。