大江戸骨董市

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有楽町の東京国際フォーラムの中央広場で開かれている大江戸骨董市へ行ってきました。毎月第1日曜、第3日曜日に開催されています。骨董市にはあまり出かけないのですが、ここで開かれる市は交通の便も良く200店舗以上の出店がありますので見応えがあります。品物は玉石混淆ですが、ぐるっと一回りすると見たいお店は、だいたい3-4店になってきます。それぞれのお店の方と会話しながら、品物を手に取ってみるのは、なかなか楽しいものです。今回は青山のUntidyさんも出店されていて、青空の下で見る品物はまた違った魅力がありました。

大江戸骨董市
毎月第1日曜日・第3日曜日
9:00~16:00
東京国際フォーラム1階地上広場

# by sora_hikari | 2007-09-17 00:32 | 見て歩き

具本昌(クー・ボンチャン)展 'Soap'

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代官山のヒルサイドテラスに新しくオープンしたTKG Daikanyamaで開催されている具本昌(クー・ボンチャン)さんの写真展 'Soap'へ行ってきました。クー・ボンチャンさんは、韓国を中心に世界で活躍されている写真家です。最近は朝鮮陶磁器の白磁を撮っていて、それをきかっけにその写真の美しさに魅せられました。今回の写真展は、新作の'Soap'。宝石のようなカラフルな色をした石鹸を撮っています。その石鹸は、どれもすり減って角がとれたりヒビが入ったりした使いかけのものです。それを白い余白の中に、正面から撮っただけの写真。鉱石のようにも見えます。そこには、かつて新品の開封されたときのピカピカの華やかさは取れてしまって、使われてやがては消えていく前の儚さを感じます。それゆえの美しさ。クー・ボンチャンさんの撮る写真は、物質的な対象を写しながらも、その内面的から伝わってくる振幅の緩やかな感情を湧き起こさせます。静かな中から聞こえてくる何かを写しとっているようです。会場にはご本人もいらして、とても優しい静かな方でした。写真とご本人の深遠な目に魅了されました。

具本昌(クー・ボンチャン)展 'Soap'  HP
2007年9月14日(金)-29日(土)
TKG Daikanyama(*小山登美夫ギャラリーの新スペース)
渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラスA棟1

クー・ボンチャンさんの新刊の写真集が出版されます。

具本昌(クー・ボンチャン)展 \'Soap\'_d0087761_20332380.jpg
くらしの宝石」 具本昌 ラトルズ 2007年9月20日
今回展示されている'Soap'の写真。会場の展示品よりも多く掲載されていて、さまざまな表情の石鹸が美しいです。

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白磁」 具本昌 ラトルズ 2007年9月20日
朝鮮白磁の写真集。以前、展覧会図録としてあった白磁シリーズを新たな写真集として出されたようです。

# by sora_hikari | 2007-09-16 06:45 | 見て歩き

市川孝さんの個展

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二子玉川のKOHOROさんで開催されている市川孝さんの個展へ行ってきました。滋賀県で制作されています。市川さんのお作りなる器は、一見するととても普通。なんの変哲もない生活道具という感じです。ものづくりをすると、もっと形や素材感に自己を出そうとするものですが、市川さんの場合、それを抑えながらギリギリのところで表現されているように思います。お聞きすると、まず料理があって、次に食卓、そして器が食事を楽しませてくれる、そんな順番で考えているそうです。いろいろなものと喧嘩せず調和する器。源泉には古陶に対する興味があるようですが、それを軸にしながらも、長時間かけてしっかりと焼き抜かれ、そして使っていくことで馴染んでくる現代の食器を作られています。展示では、半磁土を使った白瓷(しらし)という白い器や耐熱の鉢などが並んでいました。お客様からの料理使い、手入れ方法の質問にもきちんと答えている市川さんの真摯な姿に好感をもちます。そんな普通のことが、この素な器に魅せられる要因なのだろうなと思いました。
(※店内撮影はご許可いただけなかったので、ご了解を得て外から撮影をさせて頂きました。)

市川孝展
2007年9月14日(金)-23日(日)
11:00-19:00
KOHORO(二子玉川) 地図

# by sora_hikari | 2007-09-15 07:58 | 市川孝さん

緑青のお盆

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緑青のふいたお盆。金属が見せる経年の変化は土とは違った魅力があります。

# by sora_hikari | 2007-09-14 01:15 | 古いもの

バーナード・リーチ展

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汐留のミュージアムで開催されているバーナード・リーチ展に行ってきました。日本の民藝運動に深く関わりをもち、濱田庄司、河井寛次郎たちとともに生活に根差した中での美を生み出しました。イギリスのスリップウェアや日本の土着的な焼き物に影響を受けた器は、ぽってりと厚く、飴色で、勢いのある絵が描かれたものが多くあります。当時はきちんと整った西洋食器が主流ななか、素朴で日用品に徹したこういう器は、サブカルチャーとして新鮮だったのだろうなと思います。幼少の頃に日本で育ち、日本文化への理解やイギリス人という背景が影響しあって、こういう器が生まれたのでしょうか。展示の中にはリーチの描いたスケッチもあり、直観的に心象を捉えるのがとてもうまいなと感じます。そういうさっと描ける勢いや作り込み過ぎない加減が器に活きているように思いました。今現在、リーチの器を見ると、いわゆるお土産的な「民芸品」のような印象を受けるものもありますが、「民藝」の根っこにある精神性や理念はいまだに多くの人へ影響を与えているのでしょう。しかし、日用品を目指したリーチの器が現代的なビル群のミュージアムのショーケースに飾られている光景は少々不思議な気もします。

バーナード・リーチ  -生活をつくる眼と手-
2007年9月1日-11月25日
松下電工 汐留ミュージアム

バーナード・リーチとは?Wikipedia
バーナード・リーチの作品イメージ

# by sora_hikari | 2007-09-13 01:08 | 見て歩き