三谷龍二さんの匙

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クラフトフェア松本 2008年5月

三谷龍二さんの小さな匙。ベビースプーン。かわいらしい大きさです。

# by sora_hikari | 2008-06-13 23:15 | 三谷龍二さん

どんぶり、刷毛目皿(自作)

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どんぶり1
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5寸 赤土/白化粧/マット釉/炭化焼成

どんぶり2
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5寸 赤土/白化粧/マット釉/炭化焼成

どんぶり3
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5.5寸 赤土/白化粧/マット釉/炭化焼成

どんぶり4
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5.5寸 赤土/白化粧/マット釉/炭化焼成

刷毛目皿1
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9寸 赤土/白化粧刷毛目/イラボ/炭化焼成

刷毛目深皿2
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9寸 赤土/白化粧刷毛目/イラボ/炭化焼成

久しぶりの自作の器。4月頃に制作し、先日焼成が出来ました。従来のものと変わり映えはしませんが、実用的なものを作りました。ろくろの形はいまひとつですが、この釉薬は安定しているようです。以上、記録として。

# by sora_hikari | 2008-06-12 23:03 | 自作のもの

大崎麻生さんの茶筒と茶さじ

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南青山 うつわ楓 2008年5月

北海道の置戸町で制作されている大崎麻生さんの茶筒と茶匙です。エンジュというマメ科落葉高木を素材にしています。シンプルな形にスキッとした木目が清らかで綺麗です。茶筒は蓋をとって上からかぶせると、空気がゆっくりと押されて静かに下に沈んでいきます。まるで静かにエレベーターが止まる時のような感触です。形はいたってシンプルですが、蓋の被さる内側にはほんのわずかなテーパーがとってあり、機能性を伴う所への配慮と技術的な高さを感じます。大崎さんのお作りなる木の道具は技を表に見せつけない‘普通’の良さがあります。木ろくろで削られた形は、多くの手を加え過ぎず木の持つ魅力をそのまま引き出しているように思います。作家として取り組むには意外と難しい‘普通’な表現。ご自身の木に向き合う姿勢そのものが表れているのだろうなと思います。

# by sora_hikari | 2008-06-10 21:25 | 大崎麻生さん

鉛の玉

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土の玉のように見えますが、16-17世紀頃のオランダの鉛で出来た弾なのだそうです。その出処を知ると忌まわしいものですが、はるか昔に役を終え抜殻となったこの歪な球体を見ていると、静かで不思議な存在感が伝わってきます。

# by sora_hikari | 2008-06-07 21:46 | 古いもの

小野寺あき さんの個展

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恵比寿の知器さんで開催されている小野寺あきさんの個展へ行ってきました。神奈川県の藤野で制作されています。個展にお伺いするのは今回で2回目になります。前回展示されていたのは、有機的な形状の磨き込まれたオブジェが中心だったのですが、今回は土の荒々しさを残した土器のオブジェが新たに展示されていました。古墳から掘り出されてきたような土の塊。野焼された土器が溶けてくっついたような姿のものや、中東の古い動物形の土器のようなものが展示されています。この土はお住いの裏山から掘ってきたものを使っているそうです。決して陶芸向きの土ではないと思うのですが、むしろそういう扱いづらく、自分の生活圏にある土だからこそ、焼き上げた時の思い入れは尚一層深まるのではないかと思います。かつて土師器の遺跡発掘やホンジュラスでの陶芸指導の経験が、プリミティブな土への憧憬に繋がっているようです。土の脆さと強さ。焼成を経ることで引きだされる神秘性。そんな土の持つ根源的な力が小野寺さんの作品からは伝わってきます。昨年の磨き込まれたオブジェは今回の新作と全く違った表情のように見えますが、実はそれは古墳時代の勾玉(まがたま)のような質感をしており、古代の人が土に込めた思いを表現するという文脈で、ふたつの作品は繋がっているように思いました。小野寺さんの作りだす造形によって、土の美しさの2面性を感じられる作品の数々でした。

※会場内に掲示されていた小野寺さんの個展に向けた言葉の抜粋です

(前略)
私が表現したい事は、生と死を繰り返し続いてゆく生命のあたたかい流れです。
それは泥の海のようで、かつて自分もそこから生まれ、やがて還ってゆく場所だと想像します。

柔らかな土を触っていると、幾万の有機物が堆積した末の物質である土に、生命の深い闇が凝縮していることを感じ、泥の海の中で全てと溶け合っていた感覚が自分の奥に目覚め、体を通りすぎてゆきます。

そうして、この世界に一粒の物質として顕れたものが、私にとっての作品であるように思います。

(後略)


小野寺あき -環-
2008年6月6日(金)-6月13日(金) ※6月9日(月)は休
13:00-19:00
ギャラリー知器
東京都渋谷区恵比寿南1丁目9−10TDビル2階 (地図

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※小野寺さんの工房の様子が、雑誌「日々」12号で紹介されています
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# by sora_hikari | 2008-06-07 07:00 | 小野寺あきさん