宮岡麻衣子さんの個展 @ 土庵

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本所吾妻橋の土庵で開催されている宮岡麻衣子さんの個展へ行ってきました。宮岡さんは東京青梅市で製作されています。古伊万里を思わせるような古い趣きのある染付に定評があります。今回の個展では、小皿、小鉢などの小さな器がたくさん展示されていました。型打ちで作られた変形の飾りの形が見ていて楽しいです。食卓のアクセントとなって、彩を添えてくれそうな形と絵柄です。宮岡さんが小さき器のキャンパスに描いた和情緒の世界が楽しめる個展でした。


宮岡麻衣子展
2009年3月7日(土)~11日(水)
11:00~19:00(土日11:00~17:00)
土庵(東京・本所吾妻橋) ※ホームページ

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# by sora_hikari | 2009-03-08 22:38 | 宮岡麻衣子さん

小谷田潤さんの個展 @ SHIZEN

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千駄ヶ谷のSHIZENで開催されている小谷田潤さんの個展へ行ってきました。小谷田さんは東京八王子で製作されています。今回の個展では、白・黒・青の3種類の色の器が並んでいます。白はグレイッシュなトーンで少しかさっとした手触り。黒はチョコレートのような色合い。青は、藍に近い色合いでつるりとしています。青い器は今回初めて磁器土を使ったものだそうです。小谷田さんの器は、落ち着いた色合いですっきりとしたモダンな形をしています。スープ皿、ヨーグルト鉢、キャセロールなど洋式の用途を表にだした器もあるせいか洋食器のようですが、土の温かみや手触り感は和食器のような要素も兼ね備えていて、どちらも併せ持つニュートラルな器です。大学を卒業してから信楽や常滑で陶芸を学んだそうです。信楽では大物ろくろ科だったため、その時の経験が、いま作っているキャセロールなどの大きな器に活かされているそうです。伝統的な窯業地で学びながらも、作っている器は、現代のライフスタイルに合った小谷田さんの感覚に置き換えられています。個展を見に来ているお客さまも、そんな小谷田さんの作る器のもつスタイルに共感するようなフレンドリーな印象を感じました。気取らなくてしっくりと生活に溶け込んでくれる、すぐに友達になれそうな優しさが、小谷田さんの器の魅力なのかなと思いました。


小谷田潤 展 
2009年3月7日(土)~12日(木)
12:00~19:00 (最終日は17:00まで)
SHIZEN (東京・千駄ヶ谷) ※ホームページ

小谷田潤さんの個展 @ SHIZEN_d0087761_820615.jpg

※SHIZENのブログにたくさん掲載されいます。


# by sora_hikari | 2009-03-08 09:01 | 小谷田潤さん

アフガニスタンの緑釉鉢

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アフガニスタンの緑釉の鉢です。見込みに線刻された草紋が描かれています。発掘品のせいか、かなり釉薬が擦れています。イスラム圏の古い陶器は、東はヨーロッパへの時代への影響を、西は中国への影響と、焼き物のシルクロードをたどるうえで歴史的な興味がわきます。ペルシャ三彩、ラスター彩など鉛釉を用いたイスラムの生み出した陶器が世界に影響をあたえ、それぞれの地域でまた独自の表現に昇華していった過程も面白いです。この器はそれほど古いものではないようですが、イスラムの陶器の特徴をしっかり表しています。

# by sora_hikari | 2009-03-06 23:39 | 古いもの

松村英治さんのカップ

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神宮前 kagure 2009年2月

松村英治さんの焼き締めのカップです。素焼きや本焼きの後に丁寧にペーパーがけされているため、表面はさらりとした手触りです。釉薬を使わずに直接土が火によって変化する色合いが焼き締めの魅力ですが、このカップの外側は、深い茶色から赤い茶色にゆっくりとにグラデーションしていて、朝焼けの空を見ているようです。そんな景色を眺めながら、目覚まし代わりの深煎りのコーヒーがおいしく楽しめそうです。

(※3月26日(木)~4月2日(木)西荻窪の魯山で二人展が開催されます。)

# by sora_hikari | 2009-03-05 00:48 | 松村英治さん

安藤雅信さんの彫刻展 @ ギャルリー・ワッツ

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南青山のギャルリー・ワッツで開催されている安藤雅信さんの個展へ行ってきました。安藤さんといえば、オランダ皿()を代表とする器作家であったり、多治見の百草()の主宰であったり、メディアにもよく登場される著名な方ですが、元々は現代美術家として作品づくりをされていたそうです。今回の展示は、陶土で作った「彫刻」展です。ギャラリー中央には、立方体の塊と欠片が並び、壁面には陶板が掛けられています。中央の展示は、いくつもの立方体が両端に整列し、それに挟まれるように欠片が敷かれています。フラットな表面の立方体や欠片が集積した立方体、そしてそれがバラバラに分解したような欠片。集まって固まり、凝縮して飛散し、そしてそれを繰り返す、物質の輪廻。まるで惑星の誕生~崩壊~再生の大きな流れを抽象化しているように感じます。個々の作品の表面はスクラッチされたり、鉄がドットのように浮き出したり、実験的なさまざまな表現がされています。この個展のサブタイトルにある「結界(けっかい)」とは、聖なる領域と俗世間を分離する境界のようなものらしいのですが、この展示は、いわば人の意識の仕切りなのかもしれません。茶道の世界でもハレとケを分ける仕切りを「結界」というそうです。赤木明登さんの本()の安藤さんの章で、「安藤作品はいわば神社の鳥居のような神聖な空間を通り抜ける境界であって、そのものが鑑賞の対象ではなく、肝心なのはその結界を作り出す機能ではないか」(意訳)というようなことが書かれていますが、なるほど、鋭い観点だなと思います。35歳までは現代美術のみに取り組み、それから何年もの間、意識や技術における器づくりとの格闘を経て、41歳で初めて器の展示会を開いたそうです。その間、彫刻家として器を作る意味を問い続け、そこを抜けだしたとき、逆に彫刻という表現に素直に向かうことができたのかもしれません。いまでは、器づくりにも彫刻的要素があるし、彫刻づくりも技術的な側面で器づくりの先鞭になるとのことです。実用と無用の間を行き来して、そして平衡する創作の世界。そういう意味で、この展示会こそが、安藤さんの形而上の意識と形而下の手作業を相互に結ぶ「結界」そのものなのかもしれません。


安藤雅信 彫刻展 結界シリーズ「代(シロ)」
2009年3月2日(月)~7日(土)
12:00~19:00 (最終日は17:00迄)
ギャルリー・ワッツ (東京・南青山) ※ホームページ

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# by sora_hikari | 2009-03-03 00:39 | 安藤雅信さん