MEN'S NON-NO 10月号

MEN\'S NON-NO 10月号_d0087761_23514132.jpg

メンズノンノ10月号で弊店をご紹介いただきました。器にも造詣の深いスタイリストの池田尚輝さんが、神楽坂のラ・ロンダジルさん()、馬喰町のSTARNET東京さん()、及び当店を訪ねた「ほっこりプロジェクト」というページです。男性誌でも器のお店を取り上げていただけるのは嬉しいことです。今回のメンズノンノでは、木村拓也さんと尾田栄一郎さん(漫画ワンピース作者)とのスペシャル対談や、秋の「どや服」が特集されています。「どや服」とは聞いたことのない言葉でしたが、最近の「どや顔」()という言葉に因み、強く推薦する装いを表しているようです。そういえば、器の世界も柔和でニュートラルなものから、少し作者の意図や表現を打ち出したものにも目が向けられる兆しを感じます。時代の底流で繋がっているのかもしれません。


MEN'S NON-NO 10月号
出版社: 集英社
発売日: 2011/9/10
780円
ホームページ


# by sora_hikari | 2011-09-11 21:45 | メディア掲載

d design travel 栃木

d design travel 栃木_d0087761_21171596.jpg

D&DEPARTMENT(以下D&D)が発行する「d design travel(栃木編)」に弊店をご掲載頂きました。栃木県を特集した内容ですが、後半頁にある47都道府県別の埼玉の枠に取り上げて頂いております。この書籍は2009年からナガオカケンメイさんが主宰するD&Dが編集・発行している日本の各地を紹介するトラベルガイドです。既に北海道、鹿児島、大阪、長野、静岡が発行されており、この栃木編で6冊目になります。従来の観光名所を軸にした旅行本とは異なり、D&Dのデザイン的な視点から監修されているのが特徴的です。信頼できる知人から聞くお勧めの店や場所が有用なように、この本で取り上げられた所は、D&D関係者の方々が実際に訪れ、体験し、実感したことを軸にまとめられており、どこも行ってみたくなる所ばかりです。デザイン的な目と体験から書かれた言葉。名所巡りだけからでは見えて来ない地域の魅力が新たに見えてきます。洗練された旅のガイド本としてお勧めです。


d design travel TOCHIGI
出版社: ディアンドデパートメント
B5判変形/184ページ
2011年9月5日発売
1,470円(税込)
d design travelのホームページ


# by sora_hikari | 2011-09-06 11:58 | メディア掲載

9月の常設展示

9月の常設展示_d0087761_20553100.jpg

夏季休業が終わり、本日9月2日より常設展示を行っております。北の国、南の国から力強い器が届いています。


常設期間
9月2日(金)~9月25日(日) 水曜・木曜定休日 

詳しい営業日程は下記をご覧ください。
営業カレンダー

ご覧いただける作家の器
安部太一、川淵直樹、小嶋亜創、加地学、寒川義雄、清水善行、田鶴濱守人、田村文宏、田淵太郎、平野寅和、松村英治、三笘修、宮岡麻衣子、山本忠正、吉田次朗、若杉聖子 (50音順・敬称略)
+個人所有の器と古道具


# by sora_hikari | 2011-09-02 20:13 | おしらせ

陶林 春窯 @ 多治見

陶林 春窯 @ 多治見_d0087761_1491859.jpg陶林 春窯 @ 多治見_d0087761_149274.jpg
陶林 春窯 @ 多治見_d0087761_1494087.jpg陶林 春窯 @ 多治見_d0087761_1494790.jpg
陶林 春窯 @ 多治見_d0087761_1495792.jpg陶林 春窯 @ 多治見_d0087761_15041.jpg
陶林 春窯 @ 多治見_d0087761_1501250.jpg陶林 春窯 @ 多治見_d0087761_1501992.jpg

岐阜県多治見市にある陶林春窯(とうりん・しゅんよう)に行ってきました。ここは、美濃の若手作家の器を中心に扱うギャラリーです。和風造の建物は広く、1階は5~6部屋の間取り、2階にも展示室があります。店内にはカフェも併設され、ガラス越しに見える庭の景色も趣きがあります。平成9年にオープンとのことですから、本年で14年目。元々は地元焼き物問屋で卸しや企画開発などのお仕事が中心だったそうですが、今はこのようなエンドユーザー向けに販売もされています。多治見と言えば、古くから焼き物の町で知られていますが、春窯さんは伝統的な美濃焼を中心に置くのではなく、積極的に若い陶芸作家の器を取り上げているそうです。いまは多治見で学んだ陶芸家が多く活躍していますが、この春窯さんをきっかけに全国に活動を広げて行った方もいらっしゃるそうです。日本の焼き物文化の活性期であった桃山時代からの伝統を受け継ぐ地でありながら、その伝統を突き抜けるような活動をされているのは素晴らしいことです。いや、むしろ織部をはじめとする焼き物の革新の地であったからこそ、その精神を受け継ぐことが、伝統的な系譜と言えるのかもしれません。これからも春窯さんを通じて、どんな作家さん達が世の中に紹介されていくのか楽しみです。


陶林 春窯
岐阜県多治見市白山町3-89-1
10:00~18:00
定休日月曜
ホームページ



※次回展示会

多治見市陶磁器意匠研究所 第9期セラミックスラボ 前期制作展
2011年9月9日~18日
10:00~18:00(最終日は15:00迄)
月曜日休
陶林 春窯 @ 多治見_d0087761_2361470.jpg


# by sora_hikari | 2011-08-31 02:15 | 見て歩き

しょうぶ学園 @ 鹿児島

しょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_145667.jpgしょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_15745.jpg
しょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_152820.jpgしょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_1535100.jpg
しょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_154837.jpgしょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_155966.jpg
しょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_16948.jpgしょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_161960.jpg
しょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_163144.jpgしょうぶ学園 @ 鹿児島_d0087761_163997.jpg

鹿児島の吉野町にある「しょうぶ学園」に行ってきました。ここは、知的障害を持つ方々が地域社会で暮らしていく為の様々なことを支援するための施設です。広い敷地内に見学者は自由に入ることができます。障害者の方が実際に暮らしたりもの作りを行う施設の他に、手作りパンのお店、パスタやそばの食事処、クラフトショップやギャラリーなど、外部の人が見たり、食べたり、買ったりできる建物もあり、多くの人に開かれたところです。それぞれのお店では、障害を持つ方がきちんと自分の役割をもって働いています。このしょうぶ学園を知ったのは、いろいろなメディアで取り上げられている「nui project」()。障害者が無心に縫った布を、アートワークとしてスタッフの方々がクオリティの高い作品として昇華させています。この布のプロジェクトをはじめ、木工・陶芸・和紙などのクラフト品、そしてパンやパスタの食品などを障害者の手を借りて製造販売しています。それらは、ややもすると同情的になりがちな購買を、もっとポジティブで魅力ある行為に転換しているのが特徴的です。無垢な心だからこそ生まれる自在な美しさ。それをスタッフがセンス良く編集することで品質を高めているようです。学園の施設長は福森伸さん。元はラガーマンだったそうですが、父親の設立した施設に勤め、多くの改革を行うことで現在のようなスタイルになったそうです。その元となるきっかけが、松本民芸家具の創始者・池田三四郎氏()のものづくりの思想だったそうです。それは民芸の精神である無碍の美でしょうか。障害者を従来の型に合わせる作業に閉じ込めるのではなく、むしろ邪念のない自在な心から生まれるものへ目を向けたことが、このような開放的な施設を生み出すことに繋がったのかもしれません。施設の全容を捉えるには、あまりに浅い見識しかありませんが、気負いなくオシャレな気持ちで接することができるのはすごいことだなと思いました。


しょうぶ学園
社会福祉法人 太陽会 障害者支援センターSHOBU STYLE
鹿児島県鹿児島市吉野町5066番地
ホームページ


# by sora_hikari | 2011-08-28 01:59 | 見て歩き