酒と大治と @ ギャラリーヨルカ

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東日本橋のギャラリーヨルカで開催されている「酒と大治と」展に行ってきました。これは、デザイナーの大治将典さん()のデザインしたプロダクツの展示会および催しです。大治さんは、広島県ご出身のプロダクツデザイナー。7年前に東京に居を移され、フリーで活動されています。従来は工業系のデザイナーと言えば、企業に属して活動される方が中心だったように思いますが、大治さんの場合は、早くから独立したデザイナーとしてやっておられます。手掛けられるお仕事は、鋳物による鍋敷きや栓抜き、木工のカップやトレイ、磁器の食器、たわしやほうき、文具など、身の回りにある生活に近い道具が多いようです。それぞれの製品は、大企業よりも中小の手工業を中心とする職人技の会社。そんな会社と組んで、現代的な形や用途を掘り越し、暮らしの道具を提案されています。従来のマスプロダクツのような最大公約数を目指したデザインよりは、もっと中量生産による人とモノとの距離が近い関係のデザインをされているように思います。そんなお仕事の一片を垣間見ることができるのが、この「酒と大治と」展。デザインした製品に囲まれて、日によってはお酒を飲みながら参加できるイベントも同時に開催されているようです。中小企業の優れた職人技と、それを現代に翻訳する再生屋・大治さんのマッチングによって生み出された品々が楽しめる展示会です。


酒と大治と ~デザイナー大治将典の設え~
2011年11月11日(金)~12月2日(金)
12:00~19:00(土曜のみ15:00~19:00)
※日曜日休み
ギャラリーヨルカ(東京・東日本橋) ホームページ

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# by sora_hikari | 2011-11-24 01:10 | 見て歩き

メディア掲載(リンネル & BISTRO男子)

雑誌2誌に弊店のことをご紹介頂きました。

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リンネル ~気持ちもあたたか 冬の毎日ニット~
2012年1月号(発売日 11月19日) / 宝島社 / 720円
ホームページ

誌面後半の「人が集うギャラリー案内」のページに掲載して頂きました。今号は「冬のニット」特集。着心地の良さそうなニットがたくさん紹介されています。秋から冬へ。誌面を通して季節の変化を感じます。




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BISTRO男子 ~肉料理。本気で作る~
VOL.3 (発売日 11月17日) / 主婦と生活社 / 690円
ホームページ

誌面後半の「そうだ、器屋へ行こう!」というページで掲載して頂きました。本誌は、男性向けの料理雑誌。今号は、「肉料理」が特集されています。男性向けらしく、ボリュームのある骨太な料理が紹介されています。

# by sora_hikari | 2011-11-20 14:37 | メディア掲載

常設展示

常設展示_d0087761_13583082.jpg

現在、常設展示中です。ここ数日の冷え込みで庭木も少し色づきはじめました。新しい作家さんや仕入れの器もご紹介しております。

常設展示:11月19日(金)~11月22日(火)まで

※現在ご覧頂ける作家の器
安部太一、荒賀文成、小嶋亜創、大谷工作室、加地学、寒川義雄、清水善行、田鶴濱守人、田村文宏、蝶野秀紀、中野知昭、野口悦士、服部竜也、増田勉、松村英治、三笘修、山本忠正、吉田次朗、若杉聖子(五十音順、敬称略)+古物

# by sora_hikari | 2011-11-20 14:06 | おしらせ

服部竜也 展 終了

服部竜也 展 終了_d0087761_2302610.jpg

本日、服部竜也展が終了しました。会期12日間、たくさんの方にお越し頂き、作家共々心より感謝申し上げます。今回が関東初の個展でしたが、その充実ぶりはお越しになられた皆様一様に認めて下さる内容だったかと思います。服部さんの器用な手先から生まれた器は、さながらフレンチや懐石の熟達した料理人の手さばきを思わせる鮮やかさがありました。特に先端まで行き届いた神経は、フィニッシュワークの重要性を踏まえた心遣いが宿っているように思います。1978年生まれの33歳。陶芸家としては、まだ若手の域ですが、礼儀正しい振る舞いは、きっと多くの方に好感を持っていただけたことと思います。今回実物を目にする事が出来なかったとしても、これから出会えることも増してくることと思います。ぜひ今後、機会があればお手にとって頂ければ幸いです。


※11月18日(金)~22日(火)は常設展示になります。(営業カレンダー
11月16日(水)、17日(木)は定休日です)


# by sora_hikari | 2011-11-15 23:34 | 服部竜也2011

服部竜也 展 仕事場

服部竜也展も残すところあと1日(11/15迄)となりました。服部さんは、岐阜県多治見市生まれ。現在はその隣町の土岐市(とき)にある昭和初期の平屋木造家に仕事場を構えていらっしゃいます。周辺の住宅の敷地には陶器鋳込み用の石膏型が積まれた風景も目にすることができる窯業地域です。この土岐市や多治見市をはじめとする美濃地方は、その昔、桃山時代にヤキモノの産地として栄え、桃山陶を支える中心地でした。近年では、荒川豊蔵氏()により古志野の陶片発掘を契機に、昭和初期の桃山陶の再現を目指した陶芸ブームの発祥の地でもあります。現在でも国内の陶磁器生産のシェア50%を占める大きな窯業地です。このように陶芸を志す人達にとっては、恵まれた環境である一方、景気の動向も受け易い窯業地でもあると言えます。かつての伝統に根ざした陶芸や産業用窯業がシュリンクする中、若い作り手が、現地の商圏や旧来の伝統を超えて、大都市に向けた価値観で陶芸を捉え直す動きがでてきます。そういう若い作り手の輩出の下支えとなっているのが、多治見周辺の窯業関連の学校です。服部さんも、この地の多治見市意匠研究所のご出身。先輩には現在の陶芸界で活躍する方々が幾人もいらっしゃいます。そういう環境の中、お互いに影響し合い、切磋琢磨し、自分自身の器づくりをする事は、刺激的であると同時に、独自のスタイルを見出す苦しさもあるのではないかと思います。何かに影響され、それを咀嚼しながら自分自身の表現を見つける作業。手作業だけでなく、どうありたいかという精神的な形而上の意識が、このような地では大切になるのかもしれません。服部さんの作る器はいくつかのメタファーを有しながら、自己の器として抜けだそうとしている面白い時期なのだと思います。その為には、基本を大切にすること。スタンダードな形、使い易い手取り感、顧客の日常に合う器づくり。この数日間、服部さんの器を見続ける中で、個性と汎用の葛藤の中から生まれた器のスタイルを感じとることができました。服部さんのFORM & STYLE。それは器の外形だけでない、作り手としての意識の在り方なのかもしれません。

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仕事場では、今日の汚れは、今日掃除し、明日に残さないそうです。それが、服部さんの繊細な器づくりの原点であり、精神状態を保ち続けるために必要な日常の儀式なのだろうと思います。

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服部竜也展 ~FORM & STYLE~
2011年11月3日(木)~15日(火) 
11:00~18:00
ギャラリーうつわノート (埼玉県川越市) ホームページ

服部竜也 展 仕事場_d0087761_2358264.jpg
※画像クリックで拡大

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※画像クリックで拡大


# by sora_hikari | 2011-11-14 19:25 | 服部竜也2011