2026年 06月 17日
「中村圭 展 竹の骨」6月20日(土)より
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一片
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MASA
中村圭 展 竹の骨
2026年6月20日(土)~27日(土)
作家在廊日6月20日
営業時間 11時~18時 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6
経歴
1989年 栃木県生まれ
2011年 東京にて勤務
2017年 大分県立竹工芸訓練センター修了
2017年 伝統工芸士 高江雅人氏に師事(5年間)
2022年 大分県別府市にて独立
2026年 現在、同地にて制作
解説
中村圭の竹作品は、編むことによって形を満たすのではなく、交差する直線と骨組みによって空間そのものを包み込む点に大きな特徴があります。骨格を思わせる構造的な美、要素を削ぎ落としたミニマルな佇まい。竹の“骨”とも言える線の集積は、軽やかでありながら確かな緊張感を孕み、従来の竹細工の概念を静かに反転させています。
その造形は、竹林の静けさや神秘をそのまま引き寄せたかのようでもあります。空へ向かって真直ぐに伸びる竹の姿、凛とした張りとしなやかな弾性。素材そのものの美しさに導かれた作家は、「編む」という竹工芸の根幹にあえて距離を置き、直線の交差によって新たな造形言語を立ち上げてきました。
大分県立竹工芸訓練センターにて基礎を学び、高江雅人氏に5年間師事。網代編みに代表される緻密な編組技法を修得しながらも、その技巧を競う道ではなく、むしろそれを反転させる方向へと歩みを進めます。竹ひごを鋲で留め、等間隔に配された線が空間を支える構造は、建築の骨格を思わせ、編まないことで生まれる余白や“空気を孕む籠”という新たな価値を提示しています。
本案内状に掲載した「HANAKAGO」「CHAKAGO」は、「籠」としての機能を内包しながらも、あえて「KAGO」と名乗ることでその存在を抽象化した作品です。白竹の艶やかな質感としなやかな張りは、用途と造形のあわいに揺れながら、「使うための器」を超えた、存在そのものを味わうためのかたちへと昇華されています。
竹という素材への純粋な憧れから出発した中村圭の仕事は、伝統と革新の狭間に、静かで確かな輪郭を描き続けています。本展「竹の骨」にて、その現在地をご高覧ください。店主


# by sora_hikari | 2026-06-17 20:00 | 中村圭展




















