「岩佐昌昭展 禅の道」8日目

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岩佐昌昭展 禅の道」の最終日。

茶杯、茶海、茶則、茶入。煎茶や中国茶向きの道具です。

【岩佐昌昭展オンラインストア】
https://utsuwanoteshop.stores.jp/
販売期間:11月22日(土)21時まで

岩佐昌昭展 禅の道
The Way of Zen
2025年11月15日(土)~22日(土)
営業時間 11時~18時 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6

経歴
1979年 愛媛県生まれ
2004年 備前陶芸センターを修了後、窯元に勤務
2007年 小川顕三氏の元で修業(4年間)
2012年 岐阜県臨済宗の寺で修行
2013年 島根県出雲市に築窯
2025年 同地で徳雲寺の住職をしながら陶芸を行う

解説
岩佐昌昭さんは禅宗の僧侶です。島根県出雲市にある、元禄時代から三百年以上続く臨済宗の寺院・徳雲寺の住職であり、同時に陶芸家としても活動されています。

臨済宗は、座禅によって心を磨き悟りを目指す仏教の一派。開祖・栄西は鎌倉時代に中国から茶の種を持ち帰り、日本に喫茶の文化を広めたことでも知られています。「禅」と「お茶」、そして「仏門」──その深いつながりの中に、岩佐昌昭さんの表現世界があります。

岩佐さんが手がける陶胎漆器は、幽玄な世界観を宿し、長谷川等伯の《松林図屏風》に通じる禅の思想や水墨画の美学と深く響き合います。なかでも「余白」を重んじた造形は、禅の精神そのものを映すようです。茶の湯の器に通底する「わび・さび」や「間と空」にも共通する、足りないものを尊ぶ心。そこには、禅の修行における精神統一と同じ、静かな集中と祈りの時間が流れています。

陶胎に漆を施すとき、岩佐さんはどのような心象風景を描こうとしているのでしょう。禅語の「如意(にょい)」は「意の如く」、思うままになるという意味ですが、ここでいう「意」とは我欲ではなく、自他の境界を超えた、森羅万象に通じる仏の心を指します。心を澄まし、物事に動じない穏やかな境地──思考や自我を捨て、本来の自分と向き合うこと。日常のあらゆる瞬間をそのままに受け止め、無心で生きることを目指すのです。

岩佐さんの作品に見られる幽玄な自然観、そして朽ちゆくものへのまなざし。それは、外形の美を超えて、自らを省みる「禅の道」そのものといえるでしょう。今回、当店では初めてのご紹介となります。どうぞ会場で手にとって、岩佐昌昭さんの作品に込められた思想と祈りのかたちを感じてください。店主

「岩佐昌昭展 禅の道」8日目_d0087761_18034834.jpg「岩佐昌昭展 禅の道」8日目_d0087761_18035211.jpg


# by sora_hikari | 2025-11-22 12:14 | 岩佐昌昭展

「岩佐昌昭展 禅の道」7日目

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岩佐昌昭展 禅の道」の7日目。

この作品は、完全な円を描くのではなく、チューブ状の輪が折れ曲がり、わずかに口を開いた掛け花入れです。それは閉じていながら開かれ、空を抱きながら世界へとつながる、禅的な矛盾を孕んだかたちです。禅画にしばしば「円相」が描かれますが、始まりも終わりもない円の流れ続ける動きは、悟りや真理、仏性、宇宙全体などを象徴的に表現したものとされます。岩佐さんのこれは、あえて“屈曲した円”として立ち上げられたかたちです。不完全な円がわずかな途切れを残すことで、花の生命が差し込む余白が生まれる。そこに一輪が添えられたとき、円は閉じられた形ではなく、いまこの瞬間に息づく循環として静かに現れるのです。

銀彩掛花入 縦28/横16/厚さ9cm

岩佐昌昭展は明日11月22日 17時までとなります。紅葉も最終章を迎えるここ川越へどうぞお越しください。

【岩佐昌昭展オンラインストア】
https://utsuwanoteshop.stores.jp/
販売期間:11月22日(土)21時まで

岩佐昌昭展 禅の道
The Way of Zen
2025年11月15日(土)~22日(土)
営業時間 11時~18時 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6

経歴
1979年 愛媛県生まれ
2004年 備前陶芸センターを修了後、窯元に勤務
2007年 小川顕三氏の元で修業(4年間)
2012年 岐阜県臨済宗の寺で修行
2013年 島根県出雲市に築窯
2025年 同地で徳雲寺の住職をしながら陶芸を行う

解説
岩佐昌昭さんは禅宗の僧侶です。島根県出雲市にある、元禄時代から三百年以上続く臨済宗の寺院・徳雲寺の住職であり、同時に陶芸家としても活動されています。

臨済宗は、座禅によって心を磨き悟りを目指す仏教の一派。開祖・栄西は鎌倉時代に中国から茶の種を持ち帰り、日本に喫茶の文化を広めたことでも知られています。「禅」と「お茶」、そして「仏門」──その深いつながりの中に、岩佐昌昭さんの表現世界があります。

岩佐さんが手がける陶胎漆器は、幽玄な世界観を宿し、長谷川等伯の《松林図屏風》に通じる禅の思想や水墨画の美学と深く響き合います。なかでも「余白」を重んじた造形は、禅の精神そのものを映すようです。茶の湯の器に通底する「わび・さび」や「間と空」にも共通する、足りないものを尊ぶ心。そこには、禅の修行における精神統一と同じ、静かな集中と祈りの時間が流れています。

陶胎に漆を施すとき、岩佐さんはどのような心象風景を描こうとしているのでしょう。禅語の「如意(にょい)」は「意の如く」、思うままになるという意味ですが、ここでいう「意」とは我欲ではなく、自他の境界を超えた、森羅万象に通じる仏の心を指します。心を澄まし、物事に動じない穏やかな境地──思考や自我を捨て、本来の自分と向き合うこと。日常のあらゆる瞬間をそのままに受け止め、無心で生きることを目指すのです。

岩佐さんの作品に見られる幽玄な自然観、そして朽ちゆくものへのまなざし。それは、外形の美を超えて、自らを省みる「禅の道」そのものといえるでしょう。今回、当店では初めてのご紹介となります。どうぞ会場で手にとって、岩佐昌昭さんの作品に込められた思想と祈りのかたちを感じてください。店主

「岩佐昌昭展 禅の道」7日目_d0087761_18034834.jpg「岩佐昌昭展 禅の道」7日目_d0087761_18035211.jpg


# by sora_hikari | 2025-11-21 18:00 | 岩佐昌昭展

「岩佐昌昭展 禅の道」6日目

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岩佐昌昭展 禅の道」の6日目。

鉄彩花入 幅52/奥行16/高さ19cm

【岩佐昌昭展オンラインストア】
https://utsuwanoteshop.stores.jp/
販売期間:11月22日(土)21時まで

岩佐昌昭展 禅の道
The Way of Zen
2025年11月15日(土)~22日(土)
営業時間 11時~18時 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6

経歴
1979年 愛媛県生まれ
2004年 備前陶芸センターを修了後、窯元に勤務
2007年 小川顕三氏の元で修業(4年間)
2012年 岐阜県臨済宗の寺で修行
2013年 島根県出雲市に築窯
2025年 同地で徳雲寺の住職をしながら陶芸を行う

解説
岩佐昌昭さんは禅宗の僧侶です。島根県出雲市にある、元禄時代から三百年以上続く臨済宗の寺院・徳雲寺の住職であり、同時に陶芸家としても活動されています。

臨済宗は、座禅によって心を磨き悟りを目指す仏教の一派。開祖・栄西は鎌倉時代に中国から茶の種を持ち帰り、日本に喫茶の文化を広めたことでも知られています。「禅」と「お茶」、そして「仏門」──その深いつながりの中に、岩佐昌昭さんの表現世界があります。

岩佐さんが手がける陶胎漆器は、幽玄な世界観を宿し、長谷川等伯の《松林図屏風》に通じる禅の思想や水墨画の美学と深く響き合います。なかでも「余白」を重んじた造形は、禅の精神そのものを映すようです。茶の湯の器に通底する「わび・さび」や「間と空」にも共通する、足りないものを尊ぶ心。そこには、禅の修行における精神統一と同じ、静かな集中と祈りの時間が流れています。

陶胎に漆を施すとき、岩佐さんはどのような心象風景を描こうとしているのでしょう。禅語の「如意(にょい)」は「意の如く」、思うままになるという意味ですが、ここでいう「意」とは我欲ではなく、自他の境界を超えた、森羅万象に通じる仏の心を指します。心を澄まし、物事に動じない穏やかな境地──思考や自我を捨て、本来の自分と向き合うこと。日常のあらゆる瞬間をそのままに受け止め、無心で生きることを目指すのです。

岩佐さんの作品に見られる幽玄な自然観、そして朽ちゆくものへのまなざし。それは、外形の美を超えて、自らを省みる「禅の道」そのものといえるでしょう。今回、当店では初めてのご紹介となります。どうぞ会場で手にとって、岩佐昌昭さんの作品に込められた思想と祈りのかたちを感じてください。店主

「岩佐昌昭展 禅の道」6日目_d0087761_18034834.jpg「岩佐昌昭展 禅の道」6日目_d0087761_18035211.jpg


# by sora_hikari | 2025-11-20 18:00 | 岩佐昌昭展

「岩佐昌昭展 禅の道」5日目-2

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岩佐昌昭展 禅の道」の5日目-2。

オンラインストアを公開中です。

本日ご紹介するのは陶板です。朽ち行くトタン板を模した壁掛けの作品です。

これは、なにゆえか?

禅と朽ち行くもの。この二つを結びつける鍵は「変わりゆくことそのものを否定せず、むしろ真理として受け取る」という視点にあります。

禅では、物や命が朽ちていく過程は、滅びではなく“あるがままに帰る”という自然の律に他なりません。芽吹き、盛り、やがて枯れ、崩れ、土へと還る。この循環の中にこそ、仏法が説く無常が生きています。

朽ちゆく木片、錆の浮いた鉄、ひびの入った器、色褪せた布切れ――それらは失われゆくものではなく、時間が刻んだ「道」です。禅の眼から見れば、朽ちるとは本来の姿へ帰ることであり、形あるものがその役目を終えながら次の存在へ移行する静かな呼吸でもあります。

侘茶が古びた器に美を見いだしたのも同じ感覚です。欠けや染みは瑕疵でなく、“時が宿った証”。人はそこに、完璧ではないものにこそ潜む深い気配を感じ取ります。禅の言葉「不二」にあるように、生と死、成長と朽敗、満ちることと枯れることは対立せず、二つでひとつ。朽ちゆく姿は、生成の片側にすぎないのです。

朽ちるものを「終わり」と見ず、その変化をそのまま受けとめること。ひとつの形が消えていくとき、世界はすでに次の姿を準備している。その連続のどこを切り取っても、そこには“今ここ”にある命の光が息づく。

禅が私たちに示すのは、朽ちゆくものへの憐憫ではなく、深い敬意です。それは「物も心も、変わりゆくそのままが美しい」という静かな肯定のまなざしなのです。

【岩佐昌昭展オンラインストア】
https://utsuwanoteshop.stores.jp/
販売期間:11月22日(土)21時まで

岩佐昌昭展 禅の道
The Way of Zen
2025年11月15日(土)~22日(土)
営業時間 11時~18時 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6

経歴
1979年 愛媛県生まれ
2004年 備前陶芸センターを修了後、窯元に勤務
2007年 小川顕三氏の元で修業(4年間)
2012年 岐阜県臨済宗の寺で修行
2013年 島根県出雲市に築窯
2025年 同地で徳雲寺の住職をしながら陶芸を行う

解説
岩佐昌昭さんは禅宗の僧侶です。島根県出雲市にある、元禄時代から三百年以上続く臨済宗の寺院・徳雲寺の住職であり、同時に陶芸家としても活動されています。

臨済宗は、座禅によって心を磨き悟りを目指す仏教の一派。開祖・栄西は鎌倉時代に中国から茶の種を持ち帰り、日本に喫茶の文化を広めたことでも知られています。「禅」と「お茶」、そして「仏門」──その深いつながりの中に、岩佐昌昭さんの表現世界があります。

岩佐さんが手がける陶胎漆器は、幽玄な世界観を宿し、長谷川等伯の《松林図屏風》に通じる禅の思想や水墨画の美学と深く響き合います。なかでも「余白」を重んじた造形は、禅の精神そのものを映すようです。茶の湯の器に通底する「わび・さび」や「間と空」にも共通する、足りないものを尊ぶ心。そこには、禅の修行における精神統一と同じ、静かな集中と祈りの時間が流れています。

陶胎に漆を施すとき、岩佐さんはどのような心象風景を描こうとしているのでしょう。禅語の「如意(にょい)」は「意の如く」、思うままになるという意味ですが、ここでいう「意」とは我欲ではなく、自他の境界を超えた、森羅万象に通じる仏の心を指します。心を澄まし、物事に動じない穏やかな境地──思考や自我を捨て、本来の自分と向き合うこと。日常のあらゆる瞬間をそのままに受け止め、無心で生きることを目指すのです。

岩佐さんの作品に見られる幽玄な自然観、そして朽ちゆくものへのまなざし。それは、外形の美を超えて、自らを省みる「禅の道」そのものといえるでしょう。今回、当店では初めてのご紹介となります。どうぞ会場で手にとって、岩佐昌昭さんの作品に込められた思想と祈りのかたちを感じてください。店主

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# by sora_hikari | 2025-11-19 18:00 | 岩佐昌昭展

「岩佐昌昭展 禅の道」5日目

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岩佐昌昭展 禅の道」の5日目。

昨晩からオンラインストアを公開しましたが、システム障害により、アクセスが不安定な状態が続いておりました。皆様に大変ご迷惑をおかけし申し訳ございません。現在は復旧しておりますので、あらためてご覧いただければ幸いです。

障害発生時間:11月18日20時29分頃 〜 11月19日 4時28分頃まで

【岩佐昌昭展オンラインストア】
https://utsuwanoteshop.stores.jp/
販売期間:11月18日(火)20時~11月22日(土)21時まで

岩佐昌昭展 禅の道
The Way of Zen
2025年11月15日(土)~22日(土)
営業時間 11時~18時 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6

経歴
1979年 愛媛県生まれ
2004年 備前陶芸センターを修了後、窯元に勤務
2007年 小川顕三氏の元で修業(4年間)
2012年 岐阜県臨済宗の寺で修行
2013年 島根県出雲市に築窯
2025年 同地で徳雲寺の住職をしながら陶芸を行う

解説
岩佐昌昭さんは禅宗の僧侶です。島根県出雲市にある、元禄時代から三百年以上続く臨済宗の寺院・徳雲寺の住職であり、同時に陶芸家としても活動されています。

臨済宗は、座禅によって心を磨き悟りを目指す仏教の一派。開祖・栄西は鎌倉時代に中国から茶の種を持ち帰り、日本に喫茶の文化を広めたことでも知られています。「禅」と「お茶」、そして「仏門」──その深いつながりの中に、岩佐昌昭さんの表現世界があります。

岩佐さんが手がける陶胎漆器は、幽玄な世界観を宿し、長谷川等伯の《松林図屏風》に通じる禅の思想や水墨画の美学と深く響き合います。なかでも「余白」を重んじた造形は、禅の精神そのものを映すようです。茶の湯の器に通底する「わび・さび」や「間と空」にも共通する、足りないものを尊ぶ心。そこには、禅の修行における精神統一と同じ、静かな集中と祈りの時間が流れています。

陶胎に漆を施すとき、岩佐さんはどのような心象風景を描こうとしているのでしょう。禅語の「如意(にょい)」は「意の如く」、思うままになるという意味ですが、ここでいう「意」とは我欲ではなく、自他の境界を超えた、森羅万象に通じる仏の心を指します。心を澄まし、物事に動じない穏やかな境地──思考や自我を捨て、本来の自分と向き合うこと。日常のあらゆる瞬間をそのままに受け止め、無心で生きることを目指すのです。

岩佐さんの作品に見られる幽玄な自然観、そして朽ちゆくものへのまなざし。それは、外形の美を超えて、自らを省みる「禅の道」そのものといえるでしょう。今回、当店では初めてのご紹介となります。どうぞ会場で手にとって、岩佐昌昭さんの作品に込められた思想と祈りのかたちを感じてください。店主

「岩佐昌昭展 禅の道」5日目_d0087761_18034834.jpg「岩佐昌昭展 禅の道」5日目_d0087761_18035211.jpg


# by sora_hikari | 2025-11-19 09:57 | 岩佐昌昭展