「瀬川辰馬 展 負の刻印」7日目-1

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瀬川辰馬 展 負の刻印」の7日目-1。

明日7/27(土)の最終日に13時より瀬川辰馬さんが在廊することになりました。

こちらもハードクラック硫化銀彩のうつわですが、明るめ(ゴールド系)に比べて、深めに硫化させたものになります。焼き方や銀の成分は同じですが、錆びさせ具合が違うとこのように深緑色になります。

銀彩ですが、一見すると寺院の銅葺き屋根のような緑青(ろくしょう)色で、ぐっと渋みを増した表情をしています。

【瀬川辰馬展オンラインストア】
販売期間:7月27日(土)17時まで
https://utsuwanoteshop.stores.jp/

【瀬川辰馬 展 負の刻印】
2024年7月20日(土)~27日(土)
11時~18時 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

【略歴】
1988年 神奈川県生まれ、千葉県育ち
2011年 慶応義塾大学 環境情報学部 修了
2014年 多治見市陶磁器意匠研究所 修了
2016年 東京都足立区にて独立
2017年 千葉県長柄町に築窯
2024年 東京都足立区にて制作


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# by sora_hikari | 2024-07-26 13:32 | 瀬川辰馬2024

「瀬川辰馬 展 負の刻印」6日目

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欠品しておりましたハードクラック硫化銀彩のリム皿と鉢をオンラインストアに追加掲載しました。

ご覧の通りヒビ状(ハードクラック)に割れた土に覆われ、その上に銀を塗って焼き付けています。またピカピカの銀色ではなく、事前に銀を硫化させることで落ち着いた銀にしてあります。因みに銀製のカトラリーやアクセサリーが黒ずむのは、酸化するのではなく、空気中の硫化水素と反応することで生じる硫化現象です。

敢えて硫化させた銀色にしているのが、瀬川さんの銀彩です。また同じハードクラック硫化銀彩でも、明るめのシャパンゴールド系と深い緑の緑青系があるのは、硫化させる度合いによる違いになります。

これを正確に言い表そうとすると、(1)ハードクラック+(2)硫化銀彩+(3)色味(浅煎りor深煎り)+(4)アイテム名(鉢とかリム皿)と学術的名称のような長さになる訳ですが、出来ればもっと簡潔に言えないものでしょうか。例えば「ヒビ銀彩」、「泥ヒビ銀」、うーむ。もっと直感的な呼称として「干し銀」、「銀パリ」、「パリパリ」、、、いっそのこと現象から離れて「アルマジロ」とか。イマイチですかね?

それは置いておいて銀彩の食器を作る作家さんはいろいろいらっしゃいますが、ハードクラックと硫化銀を組み合わせた食器を作るのは瀬川さんのオリジナルです。視覚的にもキャッチーな独特の銀彩のマチエールに引き付けられる方は多いです。

どうぞ追加のハードクラック硫化銀彩(長い!)をご覧ください。

【瀬川辰馬展オンラインストア】
販売期間:7月27日(土)17時まで
https://utsuwanoteshop.stores.jp/

【瀬川辰馬 展 負の刻印】
2024年7月20日(土)~27日(土)
11時~18時 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

【略歴】
1988年 神奈川県生まれ、千葉県育ち
2011年 慶応義塾大学 環境情報学部 修了
2014年 多治見市陶磁器意匠研究所 修了
2016年 東京都足立区にて独立
2017年 千葉県長柄町に築窯
2024年 東京都足立区にて制作


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# by sora_hikari | 2024-07-25 18:00 | 瀬川辰馬2024

「瀬川辰馬 展 負の刻印」5日目

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瀬川辰馬展オンラインストア公開中です。

写真は瀬川辰馬さんのSUS/サス(Steel Use Stainless)=ステンレスを焼き付けたプレートです。酸化しづらく堅牢で扱い易いお皿です。陶胎でステンレスを使ったお皿は珍しく、個人的に知る限り瀬川さんだけではないでしょうか。

ご覧の通り古いピュータのようにくすんだ色味で凹凸の陰影が荒涼とした印象を与え、まるで月を望遠鏡で拡大した時のクレーターのようでもあります。夜空に浮かぶお月様は朧げな優しいお顔をしていますが、実のところ太陽光のあたる昼間の表面温度は110℃、日の当たらぬ夜はマイナス170℃と、寒暖差280℃という恐ろしい世界です。そう、それは生命が存在するには厳し過ぎる環境で見た目と実体の格差に愕然とします。

瀬川さんのこのSUSの皿を寥寥たる月に見立てるならば、さながら無機物の極みであると同時に、そこで「食べる」という行為が繰り広げられる生命を担う舞台でもあると考えると、神饌を捧げる道具のごとく神聖にも思えるのです。得てして食の器はそういう側面も有する訳で、瀬川さんの金属を施したうつわは、無機物と生命を繋ぐいわばシャーマンのような役どころというのはちょっと考え過ぎでしょうか。

【瀬川辰馬展オンラインストア】
販売期間:7月27日(土)17時まで
https://utsuwanoteshop.stores.jp/

【瀬川辰馬 展 負の刻印】
2024年7月20日(土)~27日(土)
11時~18時 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

【略歴】
1988年 神奈川県生まれ、千葉県育ち
2011年 慶応義塾大学 環境情報学部 修了
2014年 多治見市陶磁器意匠研究所 修了
2016年 東京都足立区にて独立
2017年 千葉県長柄町に築窯
2024年 東京都足立区にて制作


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# by sora_hikari | 2024-07-24 18:01 | 瀬川辰馬2024

「瀬川辰馬 展 負の刻印」4日目

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瀬川辰馬展オンラインストアのプレビューを開始しました。本日7/23(火)21時より7/27(土)17時までご購入手続きを承ります。それまでは「COMING SOON」と表示されますが、それぞれクリックして頂ければ価格をご覧頂けます。尚、店頭でも同時に販売しておりますので先に売約済みになる場合がございます。どうぞあらかじめご了承ください。

Preview of Tatsuma Segawa's exhibition online store is now open. Purchase procedures will be available from today, Tuesday, July 23, at 9:00 p.m. until Saturday, July 27, at 5:00 p.m. Until then, the online store will be displayed as "COMING SOON," but you can see the prices by clicking on each item. Please note that the items are also sold at the store, so they may be sold out first. Please understand in advance.

【瀬川辰馬展オンラインストア】
販売期間:7月23日(火)21時~7月27日(土)17時まで
https://utsuwanoteshop.stores.jp/

【瀬川辰馬 展 負の刻印】
2024年7月20日(土)~27日(土)
11時~18時 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

【略歴】
1988年 神奈川県生まれ、千葉県育ち
2011年 慶応義塾大学 環境情報学部 修了
2014年 多治見市陶磁器意匠研究所 修了
2016年 東京都足立区にて独立
2017年 千葉県長柄町に築窯
2024年 東京都足立区にて制作


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# by sora_hikari | 2024-07-23 17:54 | 瀬川辰馬2024

「瀬川辰馬 展 負の刻印」3日目

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本日より瀬川辰馬展オンラインストアの準備を進めております。作業が順調に進めば明日7/23の夜から公開する予定です。今回はプレビューと公開期間を短縮します。詳細はあらためてご案内します。

写真は炭化白釉のゴブレットです。煤けた白が立ち並ぶ姿は、あたかも廃墟になった神殿のような印象があります。かつての栄華と儚き現世。朽ちゆくものへの哀れみは誰しも抱く刹那な命に重なる思いでしょう。古びたものや朽ち果てたもの、廃墟、枯れ木、錆びついた金属など、時間の経過によって傷つき、朽ち果てたものに、人は儚さや無常を感じ、そこに美しさを見出すことがあります。ボードレールの「悪の華」しかり、オスカー・ワイルドの「サロメ」しかり、退廃の中にみる倒錯的な美は、また人間の一面でもあるのでしょう。

【瀬川辰馬 展 負の刻印】
2024年7月20日(土)~27日(土)
11時~18時 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

【略歴】
1988年 神奈川県生まれ、千葉県育ち
2011年 慶応義塾大学 環境情報学部 修了
2014年 多治見市陶磁器意匠研究所 修了
2016年 東京都足立区にて独立
2017年 千葉県長柄町に築窯
2024年 東京都足立区にて制作


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# by sora_hikari | 2024-07-22 19:16 | 瀬川辰馬2024