小谷田潤さんのマグカップ

小谷田潤さんのマグカップ_d0087761_199042.jpg
小谷田潤さんのマグカップ_d0087761_1981270.jpg
小谷田潤さんのマグカップ_d0087761_1982175.jpg
吾妻橋 土庵 2007年10月

先日、土庵さんで行われた小谷田潤さんの個展の際のものです。定番の白化粧のマグカップ。マットな手触りに落ち着いた白が土肌に合っています。丹精に作られた形はシルエットが綺麗で、使い勝手も良いです。たっぷり入る末広がりの底、手にカップの重さをバランス良く支える把手、飲み物の熱さを和らげる口縁の厚み。写真で見ただけでは分かりづらいのですが、使ってみてなるほどと感心させられる細かい配慮が所々に見られます。ベーシックな器ながらも、きちんと小谷田さんの個性が出ていてます。きっといろいろ自分で使いながら、形も素材も試行錯誤し、追いこんでいるのだろうと思います。

# by sora_hikari | 2007-10-31 19:18 | 小谷田潤さん

新宮州三さんの木台

新宮州三さんの木台_d0087761_20334471.jpg
新宮州三さんの木台_d0087761_20335345.jpg
新宮州三さんの木台_d0087761_2034257.jpg
新宮州三さんの木台_d0087761_20341033.jpg
新宮州三さんの木台_d0087761_20341618.jpg
西麻布 桃居 2007年10月

先日、桃居さんで行われた新宮州三さんの個展の際のものです。無垢の木から刳りだされ、表面には鑿(のみ)跡が残り、黒い漆が塗られ、仕上げに蜜蠟を塗っているそうです。足は力強く肉感的です。輪島で漆の勉強をし、その後、京都で刳りものを学ばれたそうです。木地づくりから漆塗りまで。一貫して自らの手で作りだされた器や台には、新宮さんの考える造形美を感じます。それは、石のような力強さに木の持つ柔らかさを活かしたもの。そこに見えてくるのは、木が本来持っていた生命力を活かして、そのまま刳り出してやろうという気持ちです。器という造形に置き換えながらも、自然の持つ神秘性に尊厳を感じているように思えます。

# by sora_hikari | 2007-10-30 20:47 | 新宮州三さん

川口江里さんの豆皿

川口江里さんの豆皿_d0087761_20575651.jpg
川口江里さんの豆皿_d0087761_2058585.jpg
川口江里さんの豆皿_d0087761_20581452.jpg
川口江里さんの豆皿_d0087761_20582415.jpg
東中野 kosumi 2007年10月

福島県いわき市で制作されている川口江里さんの豆皿です。形は変形していて、貫入に染み込みが施されています。川口さんはこのような貫入染みのある器や鉄釉による器を制作されています。多分、古い器がお好きなのかなと思います。

# by sora_hikari | 2007-10-29 21:04 | 川口江里さん

もみじ市

もみじ市_d0087761_21252730.jpgもみじ市_d0087761_21254126.jpg
もみじ市_d0087761_21255791.jpgもみじ市_d0087761_21261332.jpg
もみじ市_d0087761_21262381.jpgもみじ市_d0087761_21264299.jpg
もみじ市_d0087761_21265459.jpgもみじ市_d0087761_2127292.jpg

狛江駅のすぐそばにある泉龍寺の境内で開かれた「もみじ市」へ行ってきました。春に行われる「花市」も合わせて今回で3回目になるそうです。フード&ドリンク、スイーツ、クラフトなどの約50の露店が並びます。クラフト展というよりは、天然生活やクウネルのような暮らし系雑誌の世界観を感じるナチュラルなものづくりをされている方のマーケットや参加型ワークショップです。土曜日があいにく台風のために中止になり、日曜日だけの開催でしたので、境内は混雑していましたが、展示されているものは、ゆっくりとした生活の流れを感じるものが多く、いろいろな所でこういうものづくりをしている人達がいるのだなと思いました。展示の他にLIVEも行われ、tico moonのお二人の演奏するハープとギターを楽しむことができました。帰って来てからも、境内の木々から差し込む光の残像と一緒に、その音色がずっと心の中に残りました。


lento  tico moon

もみじ市_d0087761_21551378.jpg

# by sora_hikari | 2007-10-28 22:04 | 見て歩き

ぺらぺらのスプーン

ぺらぺらのスプーン_d0087761_0362879.jpg

アルミ製の古いスプーン。ぺらぺらの薄さと軽さ。重みもない。格式もない。歴史もない。量産品。でも何か惹かれる風合いが漂います。不思議な美意識。何なのでしょう。

# by sora_hikari | 2007-10-28 00:45 | 古いもの