ギャルリももぐさ、スタジオMAVOへ

■ギャルリももぐさ

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岐阜県多治見市にあるぎゃるり百草さんへ行ってきました。陶芸家安藤雅信さんが主宰される古民家を移築して作られたギャラリーです。今回は 百草冬百種展「長野から」という長野県在住の工芸作家さんやお料理屋さんを集めた企画展が開催されていました。制作姿勢、素材、暮らし方などにこだわりのある10組の方々の展示物やお料理が、百草という空間を介し、訪れた人々へ心地良く伝わって来る企画内容でした。こういう県別で行われる催しは3回目らしいのですが、毎回こういう素敵な方々を集めるのは準備も大変だろうなと思いつつ、企画する方の眼力に感心させられます。 展示されているのは、陶、木、布など具象的なものですが、きっと伝えたいのはその向こうにある気持ち豊かな暮らしなのかなと感じる企画展でした。

ギャルリももぐさ
百草冬百種展 「長野から」  20071/27~2/12

◇工芸作家
三谷龍二(木工)・島るり子(陶)・STUDIO羽65(布)・Maru Factory(着物)・村上富朗(木工家具)
◇お料理他
温石(日本料理)、丸富(蕎麦・料理)、ルヴァンターブル(創作料理)、大久保醸造店(醤油・味噌)、奥野かるた店(かるた)



■スタジオMAVO

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百草さんの帰りにスタジオMAVOへ。ここも安藤雅信さんが主宰される作家さんのための貸し工房です。現在15人ぐらいの作家さんがこちらで制作されているそうです。私がお名前をお聞きしたことがある方も多く、横山拓也さん、大村剛さん、黒畑日佐代さん、長井梨恵さん、厚川文子さんなどがいらっしゃいます。多治見や瀬戸などで陶芸を学ばれた後、制作環境を求めて集まって来られた方が多いようです。お作りになるものは、個々の作家さんの個性によるのですが、やはり同じ環境で作っているということでお互いの作品のレベルも向上するのかなと思ったりします。お訪ねした日は、幸運なことに横山さんがいらして、工房を見せて頂いたり、制作のお考えをお聞きすることが出来て、とても充実した見学になりました。

# by sora_hikari | 2007-02-13 16:05 | 見て歩き

伊藤環さんの個展へ

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神楽坂のラ・ロンダジルさんで開催されている伊藤環さんの個展を見てきました。クラフトフェアで拝見したことはあるのですが、個展という形式では初めて見るまとまった作品展です。展示は、銀彩、枯淡釉、白磁、青磁釉(ホーロー調)のものなど、お得意とする魅力的な素材の器が勢揃いでした。どの釉薬の器も個性があるのですが、お聞きするとどれも同じ窯で焼成されているのだそうです。きっと技術的な工夫もされていると思うのですが、何より形や素材に対するセンスがあるからこそ、表情は変わっても一定の風合いをどの器にも出せるのだろうなと思います。今回は気持ちよくお仕事できたようで、大きめの鉢や壺も展示されており、見ごたえのある個展でした。

「伊藤環の器」展
2月10日(土)~17日(土)
12:00~19:00(※最終日は18時まで)
ラ・ロンダジル(神楽坂)

# by sora_hikari | 2007-02-11 00:44 | 伊藤環さん

高仲健一さんの酒盃

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東京西麻布 桃居さんにて 2007年1月

先日、桃居さんで行われた高仲健一さんの個展の際の酒盃です。李朝や中国の古い陶磁器に啓発されてお作りなる器は、どれも華美でなく落ち着いた佇まいのものばかりです。この酒盃は李朝の白磁のような感じで、柔らかく自然な形がとても優しく見えます。薪窯で焼かれているそうですが、この酒盃の中にかかった灰の粒が、李朝の民窯で焼かれた生活雑器のようで、飾らない素朴な味わいを感じさせます。古い器の写しという技術的な面だけでなく、その中にある儒教的な精神も生活の中で体現されているようで、お心とお作りなるものが一緒になって形に表れているのだろうと思います。

# by sora_hikari | 2007-02-10 02:43 | 高仲健一さん

三角錘のオブジェ

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東京元麻布 さる山 2006年1月

鉄で出来た三角錘です。錆びいて歪んでいて不思議な存在感をもっています。垂直に伸びる形に緊張感があります。部屋の壁を背景に置くと空間の余白が綺麗に見えます。何だろうと思って聞いたら、アフリカの古いステッキの先なんだそうです。見方や置き方次第でモノの存在は違ったものになるようです。

# by sora_hikari | 2007-02-09 03:49 | 古いもの

テーブルウェアフェスティバルへ

東京ドームで開催されているテーブルウェアフェスティバルに行ってきました。
テーブルウェア・フェスティバル2007
2007年2月3日~2月12日 10時~19時
東京ドーム 入場料(前売1700円/当日2000円)

■会場の様子
東京ドームのアリーナに展示ブースが並びます。テーブルウェアフェスティバルへ_d0087761_21443735.jpgテーブルウェアフェスティバルへ_d0087761_21444769.jpg

■有名人のテーブルコーディネイト
プロのコーディネーター、タレント、料理研究家など13コーナー
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■一般公募によるテーブルコーディネイト
コンペによる一般の方のコーディネイト(約70ブース)
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■一般公募による食器の展示
コンペによる器作家の作品(陶磁器、硝子、漆器、金属など約70~80人ぐらい?)
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■産地からの展示
全国各地の窯業地からの展示品
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■産地品の展示販売
全国各地からの窯元やお店の出店(約170店)
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■大手食器メーカーの展示
ロイヤルコペンハーゲン、ノリタケ、大倉陶園など
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東京ドームで開催中のテーブルウェアフェスティバルに行ってきました。入場料が必要ながらも30万人も集客する、いわば東京版陶器市(?)とはどんなものなのか一度見てみたいと思っていました。おおまかに言えば、デパートの工芸品売り場と窯業地の陶器店が一同に会したような雰囲気とでも言えば良いでしょうか。煌びやかな洋食器、産地の和食器、窯元店による展示販売、プロ・アマによるテーブルコーディネイト。普段は作家もののうつわ屋さんで器を見ていることが多いので、まるで別世界に迷い込んだ異邦人のようでした。しかしむしろこちらが日本の器産業のメインストリームなのかなと感心したり、会場に来られている方々が魅せられている対象はなんだろうと想像したり、普段とは違った視点で器と接する事ができ、とても新鮮な体験でした。会場では、テーブルコーディネートや食器のコンペの作品が展示されたコーナーがあり、それぞれ美しく演出された食卓や、個性を競った器作品なども興味深く見ることが出来ました。食卓の演出のなかの一部としての器、おもてなしの道具としての器など、器の向こうにある暮らし方は、いろいろな方向性があるものだなと感じる日でした。

# by sora_hikari | 2007-02-07 22:08 | 見て歩き