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「壷田和宏・壷田亜矢展」延期のお知らせ

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4月4日から12日まで予定しておりました「壷田和宏・壷田亜矢展」を12月に延期することにしました。新型コロナウィルスの感染拡大による自粛要請を受け判断しました。DMをお届けしました皆様には直前の変更となり大変ご迷惑をおかけします。何卒ご理解の程お願い申し上げます。

「壷田和宏・壷田亜矢展」
延期 2020年4月4日(土)~12日(日)
変更後 2020年12月5日(土)~13日(日)
ギャラリーうつわノート

by sora_hikari | 2020-03-31 09:23 | 壷田和宏・亜矢展

「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」ありがとうございました

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「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」ありがとうございました_d0087761_032226.jpg

山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」は昨日無事終了しました。不穏な状況にも関わらずご来店下さいました皆様に心より御礼申し上げます。

中学生の頃の話ですから、随分昔になります。同じクラスに恋心を寄せた人がいまして、それが三学期のことだったんですね。きっと一学期も二学期も同じ教室に居たはずなのにほとんど気にしたことがなくて。一学期に目につくのは、多感な年頃ですから、外見的にも性格的にも秀でた人だったりして、でも奥手なのでただ遠巻きに見ているだけなんですが。その三学期の子とは、何か特別なきっかけがあった訳じゃなくて、二列ぐらい先の右前の方が席だったように思います。前を向くと、ぼんやりと右の視界に映る後ろ姿。とても地味で大人しい子だったと思います。静かにそこに姿勢よく座って授業をうけている。それがとても気になって、右斜め前方を露骨に焦点を合わせないふりをしながら、ちらりちらりと見るようになって。ああ、これは恋なんだと自覚したのでした。結局はすぐに高校受験があって、ほんのわずかな期間で、なにも起こらなかったのですが、、。それだけ。つまらない話ですね。

恥ずかしながらこの話をするのは、山本さんの器に、その記憶が重なるんですよね。三学期ぐらいになって、その魅力に気づく、ささやかな存在。でもそれはとても純粋で愛おしい。そういう方が長く思い続けられる気がして。内省的で静かで、でも奥行を感じる存在、それが山本さんの器の魅力だし、いや自分自身が「うつわ」に抱く美しさの根底にあるんですね。もちろん、いろいろな価値観があって、常にそうではなく相対的に強いものを求めたりしますが、でも外形だけのことじゃなくて、作る人の意識とか生き方とか、そういうのも含めて昔の思いと符合することが多いのです。

なんか恥ずかしいけど。

世間がこんな状況だし、山本さんの器の印象も重なって、感傷的になる会期でした。1日短くなったのは残念ですが、このような時期にわざわざ川越までお出掛け下さった皆様には、あらためて、ありがとうを言わせてください。お持ち帰り頂きました山本さんの器が皆様の恋心をくすぐりますように。淡く儚く、でも美しい記憶と共に。

こんなに大変な状況になるとは思っていませんでした。病に伏しておられる方にお見舞い申し上げます。一刻も早く快復されますように。各所で頑張っておられる方に感謝します。一刻も早く鎮静化することを祈っております。


これからの営業案内
うつわノート(埼玉県川越市小仙波町1-7-6)
3/30(月)~4/3(金) 搬出・設営休
4/4(土)~4/12(日) 壷田和宏・壷田亜矢展
4/13(月)~4/17(金) 搬出・設営休
4/18(土)~4/26(日) 吉田佳道展
4/27(月)~5/8(金)休

営業カレンダー

by sora_hikari | 2020-03-29 21:59 | 山本亮平・ゆき2020

「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」8日目-2

山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」は本日を持ちまして終了しました。

会期中に書けなかった窯の話を。

2014年に山本さんに展示会を依頼した頃から薪窯の構想はあり、その後土地探しを経て、ようやく昨年実現した窯には感慨深いものがあります。まだ2年前に山林だった土地を見せて頂いた時は、どうなることかと思いました。

長さ約10m、幅約2m、胴木の間+3室の割竹形連房式登窯です。唐津や伊万里に見られる初期の登り窯で、耐火煉瓦を使わず土で出来た窯です。山本さんが取り組む唐津から有田に移行し、磁器生産の始まった初期伊万里の作られた時代に即した旧式の造りに拘っています。

現代的な材料を選べば効率はあがるはずですが、敢えてこのサイズ(一人で扱うには大きい)や土窯(崩れやすい)にしたのは理由があります。

簡単に手に負えない装置であることで、窯の中に焼成温度に幅が出て出来損ないの器も生まれる。昔の窯はそうであり、その不作と思われるものの中に見立てられた名品が生れる(井戸茶碗、初期伊万里など)。焼き物の作為、無作為を考えるなら、その状況自体を作らないと超えられないのではないかと。窯に従う、山本さんの言葉です。

今展では初窯作品も若干並びましたが、まだこれから回数を重ね改良を加えていくことで安定してくることでしょう。

人生の選択としていろいろな局面で不器用な道を選ぶ人だなと思いますが、だからこそ生まれる魅力がある。ご本人は饒舌でないけれど、器が静かに語ってくれます。それを実証していくのが、伝える人であり、使う人だと思うのです。

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山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム
3月28日(土)で終了します。
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図
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山本亮平
1972年 東京都生まれ
1998年 多摩美術大学油絵科卒業
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2020年 佐賀県有田町にて制作

山本ゆき
1978年 長崎県生まれ
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2020年 佐賀県有田町にて制作


by sora_hikari | 2020-03-28 23:12 | 山本亮平・ゆき2020

「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」8日目

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山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」は会期を繰り上げ3/28本日で終了します。

染付茶杯。この掠れ具合が気持ちを揺すります。

さて今回、古典の抽象化をテーマにしていますが、その抽象化とは何なのか?

古典を参照しながら演出的に強調するのではなく、むしろ簡略化、あるいは曖昧さをもって意味を消していく。しかし、それは引き算とはまた違った意識だと山本さんは言います。ここが興味深いのです。

例えば初期伊万里の見所(絵柄や質感)だけに着目するのではなく、何もないところをどう見るか、どう意味を感じるか。ここぞという所を如何に抜き出せるか、という目線とのこと。

絵が消える、濁る、形が歪む、その結果として生れる感情。そこを狙うということでしょうか。つまり意図を消していくことは、翻って考えれば恣意的な編集に近いかのかもしれません。しかしそれを引き起こす為に、土造り、成形、釉掛け、焼成と、とてもアナログな過程(馬鹿馬鹿しいほど)を経て、ようやく意図した偶発が起こる。曖昧さは意図されているというパラドックスでもある訳です。

卑近な例ではありますが、ベタな泣ける映画より、淡々と描きながらじわっと泣かす映画の方が脚本の技術が高いように思います。語るずして語ることによって、受け手側の解釈に委ねる割合が大きくなり、心の奥に届く深度は増すのではないでしょうか。演出的な古典と抑制的な古典の対比。どちらに比重をおくかは、作り手と受け手、それぞれの感受性の違いになると思います。


山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム
3月28日(土)で終了します。
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図
「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」8日目_d0087761_2241231.jpg「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」8日目_d0087761_2242328.jpg

山本亮平
1972年 東京都生まれ
1998年 多摩美術大学油絵科卒業
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2020年 佐賀県有田町にて制作

山本ゆき
1978年 長崎県生まれ
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2020年 佐賀県有田町にて制作


by sora_hikari | 2020-03-28 15:38 | 山本亮平・ゆき2020

「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」7日目-3

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山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」を開催中ですが、新型コロナウィルスによる外出自粛要請を受けて、会期を1日繰り上げ、明日3月28日(土)までとすることにしました。何卒ご了承ください。


山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム
3月28日(土)で終了します。
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図
「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」7日目-3_d0087761_2241231.jpg「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」7日目-3_d0087761_2242328.jpg

山本亮平
1972年 東京都生まれ
1998年 多摩美術大学油絵科卒業
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2020年 佐賀県有田町にて制作

山本ゆき
1978年 長崎県生まれ
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2020年 佐賀県有田町にて制作


by sora_hikari | 2020-03-27 19:19 | 山本亮平・ゆき2020

「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」7日目-2

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山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」を開催中です。

青瓷碗。採掘した砂岩を砕いて胎土に使い、陶石と灰を釉薬に使っています。

これは唐津的な焼き物ですが、山本さんの場合、いわゆる唐津的マーケットに埋没しない。茶碗、酒器、花入はもちろん作りますが、基本軸は食器にあります。生活工芸のマーケットを出発点にして、今は逆走するように古典へアプローチする。当然、茶陶に向かう方(茶陶的評価の得やすい表現やその市場)が功利的に思えますが、まだ腑に落ちていないのか、そこに執心していないように見えます。その境界の混ざった立ち位置が興味深いです。あくまで私感ですが。


山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム
2020年3月21日(土)~29日(日) 会期中無休
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図
「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」7日目-2_d0087761_2241231.jpg「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」7日目-2_d0087761_2242328.jpg

山本亮平
1972年 東京都生まれ
1998年 多摩美術大学油絵科卒業
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2020年 佐賀県有田町にて制作

山本ゆき
1978年 長崎県生まれ
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2020年 佐賀県有田町にて制作


by sora_hikari | 2020-03-27 15:34 | 山本亮平・ゆき2020

「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」7日目

「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」7日目_d0087761_14381363.jpg

山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」を開催中です。




山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム
2020年3月21日(土)~29日(日) 会期中無休
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図
「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」7日目_d0087761_2241231.jpg「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」7日目_d0087761_2242328.jpg

山本亮平
1972年 東京都生まれ
1998年 多摩美術大学油絵科卒業
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2020年 佐賀県有田町にて制作

山本ゆき
1978年 長崎県生まれ
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2020年 佐賀県有田町にて制作


by sora_hikari | 2020-03-27 10:00 | 山本亮平・ゆき2020

「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」6日目-3

「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」6日目-3_d0087761_13531896.jpg

山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」を開催中です。

素白瓷花入。砂岩を胎土に無釉で焼いています。今回の初窯で採れた作品です。

歴史的に「土器→炻器(焼〆)→灰釉→白磁」の順に生じた焼き物の粘土や焼成温度の固定概念を一旦はずし、それぞれを分離せず、無段階に繋げて考えていきたいとの思いで「素白瓷」に取り組んでいます。有田的解釈による焼き締め(あるいは土器)と言えばいいでしょうか。これも山本さんの古典再考の一環なのでしょう。


山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム
2020年3月21日(土)~29日(日) 会期中無休
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図
「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」6日目-3_d0087761_2241231.jpg「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」6日目-3_d0087761_2242328.jpg

山本亮平
1972年 東京都生まれ
1998年 多摩美術大学油絵科卒業
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2020年 佐賀県有田町にて制作

山本ゆき
1978年 長崎県生まれ
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2020年 佐賀県有田町にて制作


by sora_hikari | 2020-03-26 20:41 | 山本亮平・ゆき2020

「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」6日目-2

「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」6日目-2_d0087761_1424714.jpg

山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」を開催中です。

陰刻花文白瓷尺皿。青みを帯びた白。僅かな灰の濁り。儚げな線刻。見込みの一筋の金直し。なんとも詩情を感じる一枚です。

谷川俊太郎さんのインタビューにあった言葉。「詩はミニマルな、微小なエネルギーで、個人に影響を与えていくもの」だと。

そう、ささやかながらこのお皿も、個人の中に湧きおこる「詩」のような体験だと思います。


山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム
2020年3月21日(土)~29日(日) 会期中無休
11時~18時 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図
「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」6日目-2_d0087761_2241231.jpg「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」6日目-2_d0087761_2242328.jpg

山本亮平
1972年 東京都生まれ
1998年 多摩美術大学油絵科卒業
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2020年 佐賀県有田町にて制作

山本ゆき
1978年 長崎県生まれ
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2020年 佐賀県有田町にて制作


by sora_hikari | 2020-03-26 15:38 | 山本亮平・ゆき2020

「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」6日目

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山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」を開催中です。

白瓷茶銚


山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム
2020年3月21日(土)~29日(日) 会期中無休
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図
「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」6日目_d0087761_2241231.jpg「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」6日目_d0087761_2242328.jpg

山本亮平
1972年 東京都生まれ
1998年 多摩美術大学油絵科卒業
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2020年 佐賀県有田町にて制作

山本ゆき
1978年 長崎県生まれ
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2020年 佐賀県有田町にて制作


by sora_hikari | 2020-03-26 10:00 | 山本亮平・ゆき2020