<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<?xml-stylesheet href="/assets/xslt/rss.xsl" type="text/xsl" media="screen" ?>
<rss version="2.0"
     xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
     xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
     xmlns:admin="http://webns.net/mvcb/"
     xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#">
  <channel>
    <title>うつわノート:稲吉オサム展2025</title>
    <category domain="http://utsuwanote.exblog.jp/i563/">稲吉オサム展2025</category>
    <link>http://utsuwanote.exblog.jp</link>
    <description>埼玉県川越市のギャラリーうつわノートのブログです。器のことを中心にご案内しています。</description>
    <dc:language>ja</dc:language>
    <dc:creator>sora_hikari</dc:creator>
    <dc:rights>2025</dc:rights>
    <pubDate>Sat, 31 May 2025 18:12:30 +0900</pubDate>
    <dc:date>2025-05-31T18:12:30+09:00</dc:date>
    <sy:updatePeriod>hourly</sy:updatePeriod>
    <sy:updateFrequency>1</sy:updateFrequency>
    <sy:updateBase>2013-06-01T12:00:00+00:00</sy:updateBase>
    <image>
      <title>うつわノート</title>
      <url>https://pds.exblog.jp/logo/1/200609/01/61/d008776120110601014313.jpg</url>
      <link>http://utsuwanote.exblog.jp</link>
      <width>80</width>
      <height>120</height>
      <description>埼玉県川越市のギャラリーうつわノートのブログです。器のことを中心にご案内しています。</description>
    </image>
    <item>
      <title>「稲吉オサム展　渥美古窯人生劇場」ありがとうございました</title>
      <link>http://utsuwanote.exblog.jp/30683177/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://utsuwanote.exblog.jp/30683177/</guid>
      <description><![CDATA[<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/31/61/d0087761_17081561.jpg" alt="_d0087761_17081561.jpg" class="IMAGE_MID" height="666" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/31/61/d0087761_17081970.jpg" alt="_d0087761_17081970.jpg" class="IMAGE_MID" height="626" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/31/61/d0087761_17082238.jpg" alt="_d0087761_17082238.jpg" class="IMAGE_MID" height="668" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/31/61/d0087761_17082545.jpg" alt="_d0087761_17082545.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/31/61/d0087761_17082713.jpg" alt="_d0087761_17082713.jpg" class="IMAGE_MID" height="668" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/31/61/d0087761_17083064.jpg" alt="_d0087761_17083064.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/31/61/d0087761_17083337.jpg" alt="_d0087761_17083337.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/31/61/d0087761_17083529.jpg" alt="_d0087761_17083529.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/31/61/d0087761_17083788.jpg" alt="_d0087761_17083788.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/31/61/d0087761_17083955.jpg" alt="_d0087761_17083955.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/31/61/d0087761_17084223.jpg" alt="_d0087761_17084223.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/31/61/d0087761_17084404.jpg" alt="_d0087761_17084404.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/31/61/d0087761_17084647.jpg" alt="_d0087761_17084647.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/31/61/d0087761_17084918.jpg" alt="_d0087761_17084918.jpg" class="IMAGE_MID" height="750" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/31/61/d0087761_17085108.jpg" alt="_d0087761_17085108.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
「稲吉オサム展 渥美古窯 人生劇場」は本日をもちまして終了しました。会期中ご来店下さいましたみなさま、ネットを通じてお選びくださいましたみなさまに心より御礼申し上げます。尚オンラインストアは本日（5/31）20時までご利用いただけますのでお見逃しの方はどうぞご覧ください。<br />
<br />
<br />
情報が氾濫し、世の中の動向に流されやすい現代において、稲吉オサムさんの「世間と距離をおいたものづくり」の姿勢には、どこか不思議な魅力を感じます。彼の創作は、経済活動や市場の動向に左右されることなく、生き方そのものに重きを置いているようです。自分にとって意味のあることを直感的に選び取り、実践してきたその姿を尊く感じています。<br />
<br />
<br />
<br />
稲吉さんは、陶芸においても単に作品をつくるだけでなく、土づくりや窯づくり、さらには地域の人々との共同作業といった、制作にまつわるすべてのプロセスに関心を持っています。現在取り組んでいる完全地下式の窯づくりも、手掘りと仲間たちとの労働によって成り立っており、そのプロセスこそが「自分の仕事」だと語ります。<br />
<br />
<br />
「ずっと何かが違う」と感じながら歩んできた人生。その違和感が導いたのは、地元の博物館で出会った地味な考古物たちでした。彼はそれらの謎を解き、再現することを現在のライフテーマとし、その過程自体を大切にしています。<br />
<br />
<br />
興味の対象も独特です。昭和時代の銀幕スターや、炭鉱労働者、特攻隊員たちが綴った随筆など、今とは異なる時間の中にある言葉に、リアルな感覚を見出しているようです。<br />
<br />
<br />
本展の初日を見届けた翌日には、かつて足尾銅山の公害で枯れた山に苗木を植えるため、栃木県へと赴き、植樹のボランティアに参加していました。本人は「社会運動家ではない」と話しますが、その日々の関心やものづくりへの視線には、どこか弱者に向けられたまなざしを感じます。それは優しさというよりも、社会の歪みから懸命に立ち上がろうとする人々の労働への共感と呼ぶべきものかもしれません。<br />
<br />
<br />
もともと焼き物の仕事は肉体を酷使する過酷な労働でした。稲吉さんは作品を購入する側の「ブルジョワジー」と、作り手である自分自身の「プロレタリアート」との関係を自覚しながら、それが良い焼き物を生み出す原動力になると考えているように思います。<br />
<br />
<br />
これからも稲吉オサムさんの活動にぜひご注目ください。この度は誠にありがとうございました。<br />
<br />
<br />
<br />
【稲吉オサム展オンラインストア】<br />
https://utsuwanoteshop.stores.jp/<br />
販売期間：5/31（土）20時迄<br />
<br />
<br />
<br />
稲吉オサム展　渥美古窯 人生劇場<br />
2025年5月24日（土）～31日（土）<br />
ギャラリーうつわノート<br />
埼玉県川越市小仙波町1-7-6<br />
<br />
<br />
経歴<br />
1976年 愛知県豊橋市生まれ<br />
2002年 愛知県立窯業技術専門校修了<br />
2002年 美濃焼の窯元で学ぶ<br />
2007年 豊橋市にて築窯<br />
2025年 現在同地にて渥美古窯再現に取り組む<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00241178.jpg" alt="_d0087761_00241178.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00192084.jpg" alt="_d0087761_00192084.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>稲吉オサム展2025</dc:subject>
      <dc:creator>sora_hikari</dc:creator>
      <pubDate>Sat, 31 May 2025 18:05:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-05-31T18:05:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>「稲吉オサム展　渥美古窯人生劇場」7日目</title>
      <link>http://utsuwanote.exblog.jp/30682333/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://utsuwanote.exblog.jp/30682333/</guid>
      <description><![CDATA[<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/30/61/d0087761_16264723.jpg" alt="_d0087761_16264723.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/30/61/d0087761_16145987.jpg" alt="_d0087761_16145987.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/30/61/d0087761_16150399.jpg" alt="_d0087761_16150399.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/30/61/d0087761_16150689.jpg" alt="_d0087761_16150689.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/30/61/d0087761_16150819.jpg" alt="_d0087761_16150819.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
「稲吉オサム展 渥美古窯 人生劇場」の7日目。<br />
<br />
<br />
雨に包まれた一日。陰翳礼讃の世界。かつての鎌倉の武家屋敷もこんな光の中にあったでしょうか。稲吉さんの焼き物を見ていると800年の時を超えて仄かな光に妖しく浮かび上がる渥美焼の情景が目に浮かびます。<br />
<br />
<br />
会期は明日5/31日迄。17時で終了させて頂きます。<br />
<br />
<br />
【稲吉オサム展オンラインストア】<br />
https://utsuwanoteshop.stores.jp/<br />
販売期間：5/31（土）20時迄<br />
<br />
<br />
<br />
稲吉オサム展　渥美古窯 人生劇場<br />
2025年5月24日（土）～31日（土）<br />
営業時間 11時～18時 最終日は17時迄<br />
ギャラリーうつわノート<br />
埼玉県川越市小仙波町1-7-6<br />
<br />
<br />
経歴<br />
1976年 愛知県豊橋市生まれ<br />
2002年 愛知県立窯業技術専門校修了<br />
2002年 美濃焼の窯元で学ぶ<br />
2007年 豊橋市にて築窯<br />
2025年 現在同地にて渥美古窯再現に取り組む<br />
<br />
<br />
解説<br />
愛知県豊橋市の稲吉オサムさんによる2回目の個展です。「渥美古窯」とは渥美半島の田原市から豊橋市にかけて広がる地域にかつて約500基もの窯が存在したとされる謎多き古窯群です。鎌倉時代の末期を最後におよそ200年にわたる操業を終えたこの古窯の存在は今なお十分には解明されていません。<br />
<br />
<br />
稲吉さんは豊橋市で生まれ育ち地元の高校に進学したもののわずか2か月で中退。その後は職を転々とする日々を送っていました。転機が訪れたのは20代半ば、瀬戸の訓練校で陶芸と出会いそのまま窯元で修業を積んだ後再び豊橋へと戻ってきます。その生い立ちや陶芸との出会いも波瀾万丈ですが、常に「人生全て何かが違う」と違和感に苛まれつつ出会ったのが地元に存在していた「渥美焼」だったのです。<br />
<br />
<br />
答えを求めていた稲吉さんにとって、それが足元にあったというのは、まるで運命の導きのような出来事でした。産地や技法が今なお明らかでない渥美焼を追い求める中、稲吉さんは地元の博物館や窯跡に足繁く通い、実物や陶片を通して研究を重ねていきます。その過程で、彼はますます渥美古窯の焼き物に惹き込まれていきました。謎が多いからこそ、まるでミステリー小説のようなワクワク感があったのかもしれません。<br />
<br />
<br />
しかし未だ広く知られていない渥美焼に取り組むということは、支えてくれる市場が存在しないことも意味します。日本六古窯と同時期に存在していたにもかかわらず、評価の枠組みや流通の基盤は整っておらず、活動は孤独にならざるを得ません。本来、長い歴史を持つ陶芸の産地では、古典様式の技術に支えられた評価軸が存在し、それに応える形で作家も育ちます。しかし渥美焼には、そのような「土台」がありません。まさにゼロからの挑戦です。<br />
<br />
<br />
稲吉さんの工房には、昭和レトロの映画ポスターやレコードが並びます。一見懐古趣味にも見えますが、そこにはかつての銀幕のスターや、心を動かすメロディーが息づいています。その姿からは、映画のような人生劇場を歩んできた稲吉さんの生き様が感じられます。流行に流されることなく、自ら信じた道を貫く姿勢がそこにあります。<br />
<br />
<br />
現在は耐火煉瓦で組まれた薪窯を使用していますが、将来的には渥美古窯と同じ完全地下式の穴窯の再現を目指し土を掘り進めています。しかし途中で大雨により水没したり崩壊したりと試練の連続。そんな困難にも屈せず、稲吉さんの「渥美古窯」への挑戦は続いています。<br />
<br />
<br />
今回の展示では、渥美焼という未だ知られざる焼き物に触れるだけでなく、未知を手探りし続ける稲吉さんと共に、「渥美のミステリー」を“今この瞬間”進行形で体験することができます。中でも割れた壷や崩れた壷といった破壊的な力を宿す作品はぜひ実物をご覧いただきたい逸品です。どうぞ稲吉オサムさんの渥美焼に触れ、その奥深い世界をご体感ください。店主<br />
<br />
<br />
<br />
<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00241178.jpg" alt="_d0087761_00241178.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00192084.jpg" alt="_d0087761_00192084.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>稲吉オサム展2025</dc:subject>
      <dc:creator>sora_hikari</dc:creator>
      <pubDate>Fri, 30 May 2025 18:00:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-05-30T18:00:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>「稲吉オサム展　渥美古窯人生劇場」6日目</title>
      <link>http://utsuwanote.exblog.jp/30681700/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://utsuwanote.exblog.jp/30681700/</guid>
      <description><![CDATA[<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/29/61/d0087761_17180702.jpg" alt="_d0087761_17180702.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/29/61/d0087761_17181140.jpg" alt="_d0087761_17181140.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/29/61/d0087761_17181484.jpg" alt="_d0087761_17181484.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/29/61/d0087761_17181607.jpg" alt="_d0087761_17181607.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/29/61/d0087761_17181990.jpg" alt="_d0087761_17181990.jpg" class="IMAGE_MID" height="625" width="500" /></center><br />
<br />
「稲吉オサム展 渥美古窯 人生劇場」の6日目。<br />
<br />
<br />
自然灰を被った壷。表情豊かな渥美です。<br />
<br />
<br />
<br />
【稲吉オサム展オンラインストア】<br />
https://utsuwanoteshop.stores.jp/<br />
販売期間：5/31（土）20時迄<br />
<br />
<br />
<br />
稲吉オサム展　渥美古窯 人生劇場<br />
2025年5月24日（土）～31日（土）<br />
営業時間 11時～18時 最終日は17時迄<br />
ギャラリーうつわノート<br />
埼玉県川越市小仙波町1-7-6<br />
<br />
<br />
経歴<br />
1976年 愛知県豊橋市生まれ<br />
2002年 愛知県立窯業技術専門校修了<br />
2002年 美濃焼の窯元で学ぶ<br />
2007年 豊橋市にて築窯<br />
2025年 現在同地にて渥美古窯再現に取り組む<br />
<br />
<br />
解説<br />
愛知県豊橋市の稲吉オサムさんによる2回目の個展です。「渥美古窯」とは渥美半島の田原市から豊橋市にかけて広がる地域にかつて約500基もの窯が存在したとされる謎多き古窯群です。鎌倉時代の末期を最後におよそ200年にわたる操業を終えたこの古窯の存在は今なお十分には解明されていません。<br />
<br />
<br />
稲吉さんは豊橋市で生まれ育ち地元の高校に進学したもののわずか2か月で中退。その後は職を転々とする日々を送っていました。転機が訪れたのは20代半ば、瀬戸の訓練校で陶芸と出会いそのまま窯元で修業を積んだ後再び豊橋へと戻ってきます。その生い立ちや陶芸との出会いも波瀾万丈ですが、常に「人生全て何かが違う」と違和感に苛まれつつ出会ったのが地元に存在していた「渥美焼」だったのです。<br />
<br />
<br />
答えを求めていた稲吉さんにとって、それが足元にあったというのは、まるで運命の導きのような出来事でした。産地や技法が今なお明らかでない渥美焼を追い求める中、稲吉さんは地元の博物館や窯跡に足繁く通い、実物や陶片を通して研究を重ねていきます。その過程で、彼はますます渥美古窯の焼き物に惹き込まれていきました。謎が多いからこそ、まるでミステリー小説のようなワクワク感があったのかもしれません。<br />
<br />
<br />
しかし未だ広く知られていない渥美焼に取り組むということは、支えてくれる市場が存在しないことも意味します。日本六古窯と同時期に存在していたにもかかわらず、評価の枠組みや流通の基盤は整っておらず、活動は孤独にならざるを得ません。本来、長い歴史を持つ陶芸の産地では、古典様式の技術に支えられた評価軸が存在し、それに応える形で作家も育ちます。しかし渥美焼には、そのような「土台」がありません。まさにゼロからの挑戦です。<br />
<br />
<br />
稲吉さんの工房には、昭和レトロの映画ポスターやレコードが並びます。一見懐古趣味にも見えますが、そこにはかつての銀幕のスターや、心を動かすメロディーが息づいています。その姿からは、映画のような人生劇場を歩んできた稲吉さんの生き様が感じられます。流行に流されることなく、自ら信じた道を貫く姿勢がそこにあります。<br />
<br />
<br />
現在は耐火煉瓦で組まれた薪窯を使用していますが、将来的には渥美古窯と同じ完全地下式の穴窯の再現を目指し土を掘り進めています。しかし途中で大雨により水没したり崩壊したりと試練の連続。そんな困難にも屈せず、稲吉さんの「渥美古窯」への挑戦は続いています。<br />
<br />
<br />
今回の展示では、渥美焼という未だ知られざる焼き物に触れるだけでなく、未知を手探りし続ける稲吉さんと共に、「渥美のミステリー」を“今この瞬間”進行形で体験することができます。中でも割れた壷や崩れた壷といった破壊的な力を宿す作品はぜひ実物をご覧いただきたい逸品です。どうぞ稲吉オサムさんの渥美焼に触れ、その奥深い世界をご体感ください。店主<br />
<br />
<br />
<br />
<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00241178.jpg" alt="_d0087761_00241178.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00192084.jpg" alt="_d0087761_00192084.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>稲吉オサム展2025</dc:subject>
      <dc:creator>sora_hikari</dc:creator>
      <pubDate>Thu, 29 May 2025 17:29:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-05-29T17:29:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>「稲吉オサム展　渥美古窯人生劇場」5日目</title>
      <link>http://utsuwanote.exblog.jp/30680962/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://utsuwanote.exblog.jp/30680962/</guid>
      <description><![CDATA[<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/28/61/d0087761_16563195.jpg" alt="_d0087761_16563195.jpg" class="IMAGE_MID" height="668" width="500" /></center><br />
<br />
「稲吉オサム展 渥美古窯 人生劇場」の5日目。<br />
<br />
<br />
稲吉オサムさんの焼き物にはどこか禍々しい気配が漂っています。その背景には平安末期から鎌倉時代にかけて渥美古窯で生産され、東国—すなわち鎌倉や平泉の武士階級—を主な受け手とした陶器の存在があります。これらは単なる器物ではなく、当時の末法思想と深く結びついた経筒や宝塔、五輪塔、光背といった仏具としての側面を持っていました。<br />
<br />
<br />
また日本六古窯と同時期に存在しながら、やがて歴史の表舞台から姿を消した渥美古窯への追慕や、失われたものへの鎮魂の念も、稲吉氏の作品からは静かに伝わってきます。彼の造形は、信楽、伊賀、丹波といった中世陶の系譜を汲む現代作家たちの作品と響き合いながらも、単なる様式の再現にはとどまりません。むしろ物理的にも精神的にも「滅びゆくもの」へ向けられた慈しみの眼差しが、制作の根本動機として感じられるのです。<br />
<br />
<br />
その姿勢は現代の陶芸界の流行からは大きく隔たっており、なぜこのような創作の視座をとるのか、どのようにその意図を読み解くべきかが、本展の大きな謎であり、同時に最大の魅力とも言えるでしょう。<br />
<br />
<br />
稲吉さんが掲げるスローガン「地域と労働の極楽浄土」は、渥美古窯への取り組みを象徴するものですが、それは単なる郷土愛や歴史の美化ではなく、むしろ失われた窯場への贖罪、あるいは祈りや弔いといった精神的態度を内包しているように思われます。その立脚点に触れたとき、稲吉さんの焼き物は、外見的な美しさを超えて、内奥に宿る魂をも感じ取らせるのです。<br />
<br />
<br />
<br />
【稲吉オサム展オンラインストア】<br />
https://utsuwanoteshop.stores.jp/<br />
販売期間：5/31（土）20時迄<br />
<br />
<br />
<br />
稲吉オサム展　渥美古窯 人生劇場<br />
2025年5月24日（土）～31日（土）<br />
営業時間 11時～18時 最終日は17時迄<br />
ギャラリーうつわノート<br />
埼玉県川越市小仙波町1-7-6<br />
<br />
<br />
経歴<br />
1976年 愛知県豊橋市生まれ<br />
2002年 愛知県立窯業技術専門校修了<br />
2002年 美濃焼の窯元で学ぶ<br />
2007年 豊橋市にて築窯<br />
2025年 現在同地にて渥美古窯再現に取り組む<br />
<br />
<br />
解説<br />
愛知県豊橋市の稲吉オサムさんによる2回目の個展です。「渥美古窯」とは渥美半島の田原市から豊橋市にかけて広がる地域にかつて約500基もの窯が存在したとされる謎多き古窯群です。鎌倉時代の末期を最後におよそ200年にわたる操業を終えたこの古窯の存在は今なお十分には解明されていません。<br />
<br />
<br />
稲吉さんは豊橋市で生まれ育ち地元の高校に進学したもののわずか2か月で中退。その後は職を転々とする日々を送っていました。転機が訪れたのは20代半ば、瀬戸の訓練校で陶芸と出会いそのまま窯元で修業を積んだ後再び豊橋へと戻ってきます。その生い立ちや陶芸との出会いも波瀾万丈ですが、常に「人生全て何かが違う」と違和感に苛まれつつ出会ったのが地元に存在していた「渥美焼」だったのです。<br />
<br />
<br />
答えを求めていた稲吉さんにとって、それが足元にあったというのは、まるで運命の導きのような出来事でした。産地や技法が今なお明らかでない渥美焼を追い求める中、稲吉さんは地元の博物館や窯跡に足繁く通い、実物や陶片を通して研究を重ねていきます。その過程で、彼はますます渥美古窯の焼き物に惹き込まれていきました。謎が多いからこそ、まるでミステリー小説のようなワクワク感があったのかもしれません。<br />
<br />
<br />
しかし未だ広く知られていない渥美焼に取り組むということは、支えてくれる市場が存在しないことも意味します。日本六古窯と同時期に存在していたにもかかわらず、評価の枠組みや流通の基盤は整っておらず、活動は孤独にならざるを得ません。本来、長い歴史を持つ陶芸の産地では、古典様式の技術に支えられた評価軸が存在し、それに応える形で作家も育ちます。しかし渥美焼には、そのような「土台」がありません。まさにゼロからの挑戦です。<br />
<br />
<br />
稲吉さんの工房には、昭和レトロの映画ポスターやレコードが並びます。一見懐古趣味にも見えますが、そこにはかつての銀幕のスターや、心を動かすメロディーが息づいています。その姿からは、映画のような人生劇場を歩んできた稲吉さんの生き様が感じられます。流行に流されることなく、自ら信じた道を貫く姿勢がそこにあります。<br />
<br />
<br />
現在は耐火煉瓦で組まれた薪窯を使用していますが、将来的には渥美古窯と同じ完全地下式の穴窯の再現を目指し土を掘り進めています。しかし途中で大雨により水没したり崩壊したりと試練の連続。そんな困難にも屈せず、稲吉さんの「渥美古窯」への挑戦は続いています。<br />
<br />
<br />
今回の展示では、渥美焼という未だ知られざる焼き物に触れるだけでなく、未知を手探りし続ける稲吉さんと共に、「渥美のミステリー」を“今この瞬間”進行形で体験することができます。中でも割れた壷や崩れた壷といった破壊的な力を宿す作品はぜひ実物をご覧いただきたい逸品です。どうぞ稲吉オサムさんの渥美焼に触れ、その奥深い世界をご体感ください。店主<br />
<br />
<br />
<br />
<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00241178.jpg" alt="_d0087761_00241178.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00192084.jpg" alt="_d0087761_00192084.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>稲吉オサム展2025</dc:subject>
      <dc:creator>sora_hikari</dc:creator>
      <pubDate>Wed, 28 May 2025 18:00:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-05-28T18:00:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>「稲吉オサム展　渥美古窯人生劇場」4日目-2</title>
      <link>http://utsuwanote.exblog.jp/30680264/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://utsuwanote.exblog.jp/30680264/</guid>
      <description><![CDATA[<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/27/61/d0087761_18024680.jpg" alt="_d0087761_18024680.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
「稲吉オサム展 渥美古窯 人生劇場」の4日目-2。<br />
<br />
<br />
稲吉オサム展オンラインストアは本日（5/27）20時よりご利用頂けます。関心のある方はどうぞご覧ください。<br />
<br />
<br />
The Osamu Inayoshi Exhibition Online Store will be available starting today (May 27) at 8:00 PM. Please feel free to take a look if you're interested.<br />
<br />
<br />
【稲吉オサム展オンラインストア】<br />
https://utsuwanoteshop.stores.jp/<br />
販売期間：5/27(水）20時～5/31（土）20時迄<br />
<br />
<br />
<br />
稲吉オサム展　渥美古窯 人生劇場<br />
2025年5月24日（土）～31日（土）<br />
営業時間 11時～18時 最終日は17時迄<br />
ギャラリーうつわノート<br />
埼玉県川越市小仙波町1-7-6<br />
<br />
<br />
経歴<br />
1976年 愛知県豊橋市生まれ<br />
2002年 愛知県立窯業技術専門校修了<br />
2002年 美濃焼の窯元で学ぶ<br />
2007年 豊橋市にて築窯<br />
2025年 現在同地にて渥美古窯再現に取り組む<br />
<br />
<br />
解説<br />
愛知県豊橋市の稲吉オサムさんによる2回目の個展です。「渥美古窯」とは渥美半島の田原市から豊橋市にかけて広がる地域にかつて約500基もの窯が存在したとされる謎多き古窯群です。鎌倉時代の末期を最後におよそ200年にわたる操業を終えたこの古窯の存在は今なお十分には解明されていません。<br />
<br />
<br />
稲吉さんは豊橋市で生まれ育ち地元の高校に進学したもののわずか2か月で中退。その後は職を転々とする日々を送っていました。転機が訪れたのは20代半ば、瀬戸の訓練校で陶芸と出会いそのまま窯元で修業を積んだ後再び豊橋へと戻ってきます。その生い立ちや陶芸との出会いも波瀾万丈ですが、常に「人生全て何かが違う」と違和感に苛まれつつ出会ったのが地元に存在していた「渥美焼」だったのです。<br />
<br />
<br />
答えを求めていた稲吉さんにとって、それが足元にあったというのは、まるで運命の導きのような出来事でした。産地や技法が今なお明らかでない渥美焼を追い求める中、稲吉さんは地元の博物館や窯跡に足繁く通い、実物や陶片を通して研究を重ねていきます。その過程で、彼はますます渥美古窯の焼き物に惹き込まれていきました。謎が多いからこそ、まるでミステリー小説のようなワクワク感があったのかもしれません。<br />
<br />
<br />
しかし未だ広く知られていない渥美焼に取り組むということは、支えてくれる市場が存在しないことも意味します。日本六古窯と同時期に存在していたにもかかわらず、評価の枠組みや流通の基盤は整っておらず、活動は孤独にならざるを得ません。本来、長い歴史を持つ陶芸の産地では、古典様式の技術に支えられた評価軸が存在し、それに応える形で作家も育ちます。しかし渥美焼には、そのような「土台」がありません。まさにゼロからの挑戦です。<br />
<br />
<br />
稲吉さんの工房には、昭和レトロの映画ポスターやレコードが並びます。一見懐古趣味にも見えますが、そこにはかつての銀幕のスターや、心を動かすメロディーが息づいています。その姿からは、映画のような人生劇場を歩んできた稲吉さんの生き様が感じられます。流行に流されることなく、自ら信じた道を貫く姿勢がそこにあります。<br />
<br />
<br />
現在は耐火煉瓦で組まれた薪窯を使用していますが、将来的には渥美古窯と同じ完全地下式の穴窯の再現を目指し土を掘り進めています。しかし途中で大雨により水没したり崩壊したりと試練の連続。そんな困難にも屈せず、稲吉さんの「渥美古窯」への挑戦は続いています。<br />
<br />
<br />
今回の展示では、渥美焼という未だ知られざる焼き物に触れるだけでなく、未知を手探りし続ける稲吉さんと共に、「渥美のミステリー」を“今この瞬間”進行形で体験することができます。中でも割れた壷や崩れた壷といった破壊的な力を宿す作品はぜひ実物をご覧いただきたい逸品です。どうぞ稲吉オサムさんの渥美焼に触れ、その奥深い世界をご体感ください。店主<br />
<br />
<br />
<br />
<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00241178.jpg" alt="_d0087761_00241178.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00192084.jpg" alt="_d0087761_00192084.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>稲吉オサム展2025</dc:subject>
      <dc:creator>sora_hikari</dc:creator>
      <pubDate>Tue, 27 May 2025 18:04:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-05-27T18:04:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>「稲吉オサム展　渥美古窯人生劇場」4日目</title>
      <link>http://utsuwanote.exblog.jp/30680092/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://utsuwanote.exblog.jp/30680092/</guid>
      <description><![CDATA[<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/27/61/d0087761_13373659.jpg" alt="_d0087761_13373659.jpg" class="IMAGE_MID" height="665" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
「稲吉オサム展 渥美古窯 人生劇場」の4日目。<br />
<br />
<br />
稲吉オサム展オンラインストアのプレビューを開始しました。ご購入手続きは本日（5/27）20時より承ります。関心のある方はどうぞご覧ください。尚店頭でも同時に販売しておりますので先に売約済みになる場合がございます。あらかじめご了承ください。<br />
<br />
<br />
The preview of Osamu Inayoshi's online store exhibition has started. Purchases will be accepted starting today (May 27) at 8:00 PM. Please feel free to take a look if you're interested.Please note that items are also being sold in-store and may be sold out there first.<br />
<br />
<br />
<br />
【稲吉オサム展オンラインストア】<br />
https://utsuwanoteshop.stores.jp/<br />
販売期間：5/27(水）20時～5/31（土）20時迄<br />
<br />
<br />
<br />
稲吉オサム展　渥美古窯 人生劇場<br />
2025年5月24日（土）～31日（土）<br />
営業時間 11時～18時 最終日は17時迄<br />
ギャラリーうつわノート<br />
埼玉県川越市小仙波町1-7-6<br />
<br />
<br />
経歴<br />
1976年 愛知県豊橋市生まれ<br />
2002年 愛知県立窯業技術専門校修了<br />
2002年 美濃焼の窯元で学ぶ<br />
2007年 豊橋市にて築窯<br />
2025年 現在同地にて渥美古窯再現に取り組む<br />
<br />
<br />
解説<br />
愛知県豊橋市の稲吉オサムさんによる2回目の個展です。「渥美古窯」とは渥美半島の田原市から豊橋市にかけて広がる地域にかつて約500基もの窯が存在したとされる謎多き古窯群です。鎌倉時代の末期を最後におよそ200年にわたる操業を終えたこの古窯の存在は今なお十分には解明されていません。<br />
<br />
<br />
稲吉さんは豊橋市で生まれ育ち地元の高校に進学したもののわずか2か月で中退。その後は職を転々とする日々を送っていました。転機が訪れたのは20代半ば、瀬戸の訓練校で陶芸と出会いそのまま窯元で修業を積んだ後再び豊橋へと戻ってきます。その生い立ちや陶芸との出会いも波瀾万丈ですが、常に「人生全て何かが違う」と違和感に苛まれつつ出会ったのが地元に存在していた「渥美焼」だったのです。<br />
<br />
<br />
答えを求めていた稲吉さんにとって、それが足元にあったというのは、まるで運命の導きのような出来事でした。産地や技法が今なお明らかでない渥美焼を追い求める中、稲吉さんは地元の博物館や窯跡に足繁く通い、実物や陶片を通して研究を重ねていきます。その過程で、彼はますます渥美古窯の焼き物に惹き込まれていきました。謎が多いからこそ、まるでミステリー小説のようなワクワク感があったのかもしれません。<br />
<br />
<br />
しかし未だ広く知られていない渥美焼に取り組むということは、支えてくれる市場が存在しないことも意味します。日本六古窯と同時期に存在していたにもかかわらず、評価の枠組みや流通の基盤は整っておらず、活動は孤独にならざるを得ません。本来、長い歴史を持つ陶芸の産地では、古典様式の技術に支えられた評価軸が存在し、それに応える形で作家も育ちます。しかし渥美焼には、そのような「土台」がありません。まさにゼロからの挑戦です。<br />
<br />
<br />
稲吉さんの工房には、昭和レトロの映画ポスターやレコードが並びます。一見懐古趣味にも見えますが、そこにはかつての銀幕のスターや、心を動かすメロディーが息づいています。その姿からは、映画のような人生劇場を歩んできた稲吉さんの生き様が感じられます。流行に流されることなく、自ら信じた道を貫く姿勢がそこにあります。<br />
<br />
<br />
現在は耐火煉瓦で組まれた薪窯を使用していますが、将来的には渥美古窯と同じ完全地下式の穴窯の再現を目指し土を掘り進めています。しかし途中で大雨により水没したり崩壊したりと試練の連続。そんな困難にも屈せず、稲吉さんの「渥美古窯」への挑戦は続いています。<br />
<br />
<br />
今回の展示では、渥美焼という未だ知られざる焼き物に触れるだけでなく、未知を手探りし続ける稲吉さんと共に、「渥美のミステリー」を“今この瞬間”進行形で体験することができます。中でも割れた壷や崩れた壷といった破壊的な力を宿す作品はぜひ実物をご覧いただきたい逸品です。どうぞ稲吉オサムさんの渥美焼に触れ、その奥深い世界をご体感ください。店主<br />
<br />
<br />
<br />
<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00241178.jpg" alt="_d0087761_00241178.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00192084.jpg" alt="_d0087761_00192084.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>稲吉オサム展2025</dc:subject>
      <dc:creator>sora_hikari</dc:creator>
      <pubDate>Tue, 27 May 2025 13:39:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-05-27T13:39:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>「稲吉オサム展　渥美古窯人生劇場」3日目</title>
      <link>http://utsuwanote.exblog.jp/30679549/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://utsuwanote.exblog.jp/30679549/</guid>
      <description><![CDATA[<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/26/61/d0087761_17400408.jpg" alt="_d0087761_17400408.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/26/61/d0087761_17400785.jpg" alt="_d0087761_17400785.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/26/61/d0087761_17401098.jpg" alt="_d0087761_17401098.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<br />
「稲吉オサム展 渥美古窯 人生劇場」の3日目。<br />
<br />
<br />
本日よりオンラインストアの準備を進めております。準備が整いましたらあらためてご案内します。<br />
<br />
<br />
ご紹介するのは、稲吉オサムさんによる渥美刻文壷です。須恵器を思わせる素朴な土質と作風は、古雅な本歌の渥美焼と見紛うほどの完成度を誇ります。本来この種の壷は、経典の収納容器や蔵骨器として用いられていたと考えられています。肩部には梵字を思わせる刻印が施されておりますが、それが宗教的な意味を持つのか、あるいは窯の種別を識別する印であるのか、今なお定説はありません。目立った窯変は見られず、外見は簡素ながら、渥美焼の本質を端的に体現した一品です。<br />
<br />
<br />
<br />
28.渥美刻文壷　Φ15.7/H21cm<br />
72.渥美刻文壷 Φ15/H19.5cm<br />
71.渥美刻文壷　Φ15.5/H21cm<br />
<br />
<br />
<br />
稲吉オサム展　渥美古窯 人生劇場<br />
2025年5月24日（土）～31日（土）<br />
営業時間 11時～18時 最終日は17時迄<br />
ギャラリーうつわノート<br />
埼玉県川越市小仙波町1-7-6<br />
<br />
<br />
経歴<br />
1976年 愛知県豊橋市生まれ<br />
2002年 愛知県立窯業技術専門校修了<br />
2002年 美濃焼の窯元で学ぶ<br />
2007年 豊橋市にて築窯<br />
2025年 現在同地にて渥美古窯再現に取り組む<br />
<br />
<br />
解説<br />
愛知県豊橋市の稲吉オサムさんによる2回目の個展です。「渥美古窯」とは渥美半島の田原市から豊橋市にかけて広がる地域にかつて約500基もの窯が存在したとされる謎多き古窯群です。鎌倉時代の末期を最後におよそ200年にわたる操業を終えたこの古窯の存在は今なお十分には解明されていません。<br />
<br />
<br />
稲吉さんは豊橋市で生まれ育ち地元の高校に進学したもののわずか2か月で中退。その後は職を転々とする日々を送っていました。転機が訪れたのは20代半ば、瀬戸の訓練校で陶芸と出会いそのまま窯元で修業を積んだ後再び豊橋へと戻ってきます。その生い立ちや陶芸との出会いも波瀾万丈ですが、常に「人生全て何かが違う」と違和感に苛まれつつ出会ったのが地元に存在していた「渥美焼」だったのです。<br />
<br />
<br />
答えを求めていた稲吉さんにとって、それが足元にあったというのは、まるで運命の導きのような出来事でした。産地や技法が今なお明らかでない渥美焼を追い求める中、稲吉さんは地元の博物館や窯跡に足繁く通い、実物や陶片を通して研究を重ねていきます。その過程で、彼はますます渥美古窯の焼き物に惹き込まれていきました。謎が多いからこそ、まるでミステリー小説のようなワクワク感があったのかもしれません。<br />
<br />
<br />
しかし未だ広く知られていない渥美焼に取り組むということは、支えてくれる市場が存在しないことも意味します。日本六古窯と同時期に存在していたにもかかわらず、評価の枠組みや流通の基盤は整っておらず、活動は孤独にならざるを得ません。本来、長い歴史を持つ陶芸の産地では、古典様式の技術に支えられた評価軸が存在し、それに応える形で作家も育ちます。しかし渥美焼には、そのような「土台」がありません。まさにゼロからの挑戦です。<br />
<br />
<br />
稲吉さんの工房には、昭和レトロの映画ポスターやレコードが並びます。一見懐古趣味にも見えますが、そこにはかつての銀幕のスターや、心を動かすメロディーが息づいています。その姿からは、映画のような人生劇場を歩んできた稲吉さんの生き様が感じられます。流行に流されることなく、自ら信じた道を貫く姿勢がそこにあります。<br />
<br />
<br />
現在は耐火煉瓦で組まれた薪窯を使用していますが、将来的には渥美古窯と同じ完全地下式の穴窯の再現を目指し土を掘り進めています。しかし途中で大雨により水没したり崩壊したりと試練の連続。そんな困難にも屈せず、稲吉さんの「渥美古窯」への挑戦は続いています。<br />
<br />
<br />
今回の展示では、渥美焼という未だ知られざる焼き物に触れるだけでなく、未知を手探りし続ける稲吉さんと共に、「渥美のミステリー」を“今この瞬間”進行形で体験することができます。中でも割れた壷や崩れた壷といった破壊的な力を宿す作品はぜひ実物をご覧いただきたい逸品です。どうぞ稲吉オサムさんの渥美焼に触れ、その奥深い世界をご体感ください。店主<br />
<br />
<br />
<br />
<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00241178.jpg" alt="_d0087761_00241178.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00192084.jpg" alt="_d0087761_00192084.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><br />
<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>稲吉オサム展2025</dc:subject>
      <dc:creator>sora_hikari</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 26 May 2025 18:00:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-05-26T18:00:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>「稲吉オサム展　渥美古窯人生劇場」2日目</title>
      <link>http://utsuwanote.exblog.jp/30678768/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://utsuwanote.exblog.jp/30678768/</guid>
      <description><![CDATA[<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/25/61/d0087761_16520852.jpg" alt="_d0087761_16520852.jpg" class="IMAGE_MID" height="665" width="500" /></center><br />
<br />
「稲吉オサム展 渥美古窯 人生劇場」の2日目。<br />
<br />
<br />
壷の肩部には蓮の花弁をかたどった刻線文様が施されており、渥美古窯の特徴をよく示しています。さらに薪窯で焼成される過程で肩に降り積もった自然灰が文様をぼかし、かすれたような趣のある表情を生み出している点も見どころです。また高温に耐えきれず肩から胴にかけて生じた裂け目が絶妙なところで止まっており、この壷に一層の古格を与えています。稲吉オサムさんが取り組む渥美古窯の魅力をしっかりと味わえる、秀逸な作品です。<br />
<br />
<br />
<br />
自然釉蓮弁文破壷　径36/高さ36cm<br />
<br />
<br />
<br />
稲吉オサム展　渥美古窯 人生劇場<br />
2025年5月24日（土）～31日（土）<br />
営業時間 11時～18時 最終日は17時迄<br />
ギャラリーうつわノート<br />
埼玉県川越市小仙波町1-7-6<br />
<br />
<br />
経歴<br />
1976年 愛知県豊橋市生まれ<br />
2002年 愛知県立窯業技術専門校修了<br />
2002年 美濃焼の窯元で学ぶ<br />
2007年 豊橋市にて築窯<br />
2025年 現在同地にて渥美古窯再現に取り組む<br />
<br />
<br />
解説<br />
愛知県豊橋市の稲吉オサムさんによる2回目の個展です。「渥美古窯」とは渥美半島の田原市から豊橋市にかけて広がる地域にかつて約500基もの窯が存在したとされる謎多き古窯群です。鎌倉時代の末期を最後におよそ200年にわたる操業を終えたこの古窯の存在は今なお十分には解明されていません。<br />
<br />
<br />
稲吉さんは豊橋市で生まれ育ち地元の高校に進学したもののわずか2か月で中退。その後は職を転々とする日々を送っていました。転機が訪れたのは20代半ば、瀬戸の訓練校で陶芸と出会いそのまま窯元で修業を積んだ後再び豊橋へと戻ってきます。その生い立ちや陶芸との出会いも波瀾万丈ですが、常に「人生全て何かが違う」と違和感に苛まれつつ出会ったのが地元に存在していた「渥美焼」だったのです。<br />
<br />
<br />
答えを求めていた稲吉さんにとって、それが足元にあったというのは、まるで運命の導きのような出来事でした。産地や技法が今なお明らかでない渥美焼を追い求める中、稲吉さんは地元の博物館や窯跡に足繁く通い、実物や陶片を通して研究を重ねていきます。その過程で、彼はますます渥美古窯の焼き物に惹き込まれていきました。謎が多いからこそ、まるでミステリー小説のようなワクワク感があったのかもしれません。<br />
<br />
<br />
しかし未だ広く知られていない渥美焼に取り組むということは、支えてくれる市場が存在しないことも意味します。日本六古窯と同時期に存在していたにもかかわらず、評価の枠組みや流通の基盤は整っておらず、活動は孤独にならざるを得ません。本来、長い歴史を持つ陶芸の産地では、古典様式の技術に支えられた評価軸が存在し、それに応える形で作家も育ちます。しかし渥美焼には、そのような「土台」がありません。まさにゼロからの挑戦です。<br />
<br />
<br />
稲吉さんの工房には、昭和レトロの映画ポスターやレコードが並びます。一見懐古趣味にも見えますが、そこにはかつての銀幕のスターや、心を動かすメロディーが息づいています。その姿からは、映画のような人生劇場を歩んできた稲吉さんの生き様が感じられます。流行に流されることなく、自ら信じた道を貫く姿勢がそこにあります。<br />
<br />
<br />
現在は耐火煉瓦で組まれた薪窯を使用していますが、将来的には渥美古窯と同じ完全地下式の穴窯の再現を目指し土を掘り進めています。しかし途中で大雨により水没したり崩壊したりと試練の連続。そんな困難にも屈せず、稲吉さんの「渥美古窯」への挑戦は続いています。<br />
<br />
<br />
今回の展示では、渥美焼という未だ知られざる焼き物に触れるだけでなく、未知を手探りし続ける稲吉さんと共に、「渥美のミステリー」を“今この瞬間”進行形で体験することができます。中でも割れた壷や崩れた壷といった破壊的な力を宿す作品はぜひ実物をご覧いただきたい逸品です。どうぞ稲吉オサムさんの渥美焼に触れ、その奥深い世界をご体感ください。店主<br />
<br />
<br />
<br />
<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00241178.jpg" alt="_d0087761_00241178.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00192084.jpg" alt="_d0087761_00192084.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><br />
]]></description>
      <dc:subject>稲吉オサム展2025</dc:subject>
      <dc:creator>sora_hikari</dc:creator>
      <pubDate>Sun, 25 May 2025 18:00:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-05-25T18:00:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>「稲吉オサム展　渥美古窯人生劇場」スタート</title>
      <link>http://utsuwanote.exblog.jp/30678063/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://utsuwanote.exblog.jp/30678063/</guid>
      <description><![CDATA[<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/24/61/d0087761_17041368.jpg" alt="_d0087761_17041368.jpg" class="IMAGE_MID" height="666" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/24/61/d0087761_17041798.jpg" alt="_d0087761_17041798.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/24/61/d0087761_17042059.jpg" alt="_d0087761_17042059.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/24/61/d0087761_17042340.jpg" alt="_d0087761_17042340.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/24/61/d0087761_17042581.jpg" alt="_d0087761_17042581.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/24/61/d0087761_17042973.jpg" alt="_d0087761_17042973.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/24/61/d0087761_17043142.jpg" alt="_d0087761_17043142.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/24/61/d0087761_17043425.jpg" alt="_d0087761_17043425.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/24/61/d0087761_17043797.jpg" alt="_d0087761_17043797.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/24/61/d0087761_17043966.jpg" alt="_d0087761_17043966.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
本日より始まりました「稲吉オサム展 渥美古窯 人生劇場」に、早速ご来店いただきました皆様、誠にありがとうございます。写真は稲吉さんの作品に花を添えた様子です。窯で焼かれた器に、花を活けることで新たな生命が吹き込まれるようでとても楽しいひとときでした。明日からも引き続き皆様のご来場をお待ちしております。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
稲吉オサム展　渥美古窯 人生劇場<br />
2025年5月24日（土）～31日（土）<br />
営業時間 11時～18時 最終日は17時迄<br />
ギャラリーうつわノート<br />
埼玉県川越市小仙波町1-7-6<br />
<br />
<br />
経歴<br />
1976年 愛知県豊橋市生まれ<br />
2002年 愛知県立窯業技術専門校修了<br />
2002年 美濃焼の窯元で学ぶ<br />
2007年 豊橋市にて築窯<br />
2025年 現在同地にて渥美古窯再現に取り組む<br />
<br />
<br />
解説<br />
愛知県豊橋市の稲吉オサムさんによる2回目の個展です。「渥美古窯」とは渥美半島の田原市から豊橋市にかけて広がる地域にかつて約500基もの窯が存在したとされる謎多き古窯群です。鎌倉時代の末期を最後におよそ200年にわたる操業を終えたこの古窯の存在は今なお十分には解明されていません。<br />
<br />
<br />
稲吉さんは豊橋市で生まれ育ち地元の高校に進学したもののわずか2か月で中退。その後は職を転々とする日々を送っていました。転機が訪れたのは20代半ば、瀬戸の訓練校で陶芸と出会いそのまま窯元で修業を積んだ後再び豊橋へと戻ってきます。その生い立ちや陶芸との出会いも波瀾万丈ですが、常に「人生全て何かが違う」と違和感に苛まれつつ出会ったのが地元に存在していた「渥美焼」だったのです。<br />
<br />
<br />
答えを求めていた稲吉さんにとって、それが足元にあったというのは、まるで運命の導きのような出来事でした。産地や技法が今なお明らかでない渥美焼を追い求める中、稲吉さんは地元の博物館や窯跡に足繁く通い、実物や陶片を通して研究を重ねていきます。その過程で、彼はますます渥美古窯の焼き物に惹き込まれていきました。謎が多いからこそ、まるでミステリー小説のようなワクワク感があったのかもしれません。<br />
<br />
<br />
しかし未だ広く知られていない渥美焼に取り組むということは、支えてくれる市場が存在しないことも意味します。日本六古窯と同時期に存在していたにもかかわらず、評価の枠組みや流通の基盤は整っておらず、活動は孤独にならざるを得ません。本来、長い歴史を持つ陶芸の産地では、古典様式の技術に支えられた評価軸が存在し、それに応える形で作家も育ちます。しかし渥美焼には、そのような「土台」がありません。まさにゼロからの挑戦です。<br />
<br />
<br />
稲吉さんの工房には、昭和レトロの映画ポスターやレコードが並びます。一見懐古趣味にも見えますが、そこにはかつての銀幕のスターや、心を動かすメロディーが息づいています。その姿からは、映画のような人生劇場を歩んできた稲吉さんの生き様が感じられます。流行に流されることなく、自ら信じた道を貫く姿勢がそこにあります。<br />
<br />
<br />
現在は耐火煉瓦で組まれた薪窯を使用していますが、将来的には渥美古窯と同じ完全地下式の穴窯の再現を目指し土を掘り進めています。しかし途中で大雨により水没したり崩壊したりと試練の連続。そんな困難にも屈せず、稲吉さんの「渥美古窯」への挑戦は続いています。<br />
<br />
<br />
今回の展示では、渥美焼という未だ知られざる焼き物に触れるだけでなく、未知を手探りし続ける稲吉さんと共に、「渥美のミステリー」を“今この瞬間”進行形で体験することができます。中でも割れた壷や崩れた壷といった破壊的な力を宿す作品はぜひ実物をご覧いただきたい逸品です。どうぞ稲吉オサムさんの渥美焼に触れ、その奥深い世界をご体感ください。店主<br />
<br />
<br />
<br />
<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00241178.jpg" alt="_d0087761_00241178.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00192084.jpg" alt="_d0087761_00192084.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><br />
]]></description>
      <dc:subject>稲吉オサム展2025</dc:subject>
      <dc:creator>sora_hikari</dc:creator>
      <pubDate>Sat, 24 May 2025 18:00:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-05-24T18:00:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>「稲吉オサム展　渥美古窯人生劇場」5/24より</title>
      <link>http://utsuwanote.exblog.jp/30677358/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://utsuwanote.exblog.jp/30677358/</guid>
      <description><![CDATA[<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/23/61/d0087761_16244312.jpg" alt="_d0087761_16244312.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
5月24日（土）11時より始まる「稲吉オサム展 渥美古窯 人生劇場」の準備が整いました。<br />
<br />
<br />
物原に静かに眠る陶片。指先でなぞると、そこには蓮の文様。それはきっと誰かが極楽浄土を願った祈りの痕。かつて覇を唱えた者も、今はただ静寂の彼方に去り、土に還る音だけが残ります。<br />
<br />
<br />
稲吉さんの焼き物からは、無常の風にそっと吹かれるような祈りにも似た心情が漂います。作品の魅力はもちろんのこと、ご本人の存在もまた格別です。初日は稲吉オサムさんが終日在廊されます。この貴重な機会に、ぜひご来場ください。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
稲吉オサム展　渥美古窯 人生劇場<br />
2025年5月24日（土）～31日（土）<br />
作家在廊日 5/24<br />
営業時間 11時～18時 最終日は17時迄<br />
ギャラリーうつわノート<br />
埼玉県川越市小仙波町1-7-6<br />
<br />
<br />
経歴<br />
1976年 愛知県豊橋市生まれ<br />
2002年 愛知県立窯業技術専門校修了<br />
2002年 美濃焼の窯元で学ぶ<br />
2007年 豊橋市にて築窯<br />
2025年 現在同地にて渥美古窯再現に取り組む<br />
<br />
<br />
解説<br />
愛知県豊橋市の稲吉オサムさんによる2回目の個展です。「渥美古窯」とは渥美半島の田原市から豊橋市にかけて広がる地域にかつて約500基もの窯が存在したとされる謎多き古窯群です。鎌倉時代の末期を最後におよそ200年にわたる操業を終えたこの古窯の存在は今なお十分には解明されていません。<br />
<br />
<br />
稲吉さんは豊橋市で生まれ育ち地元の高校に進学したもののわずか2か月で中退。その後は職を転々とする日々を送っていました。転機が訪れたのは20代半ば、瀬戸の訓練校で陶芸と出会いそのまま窯元で修業を積んだ後再び豊橋へと戻ってきます。その生い立ちや陶芸との出会いも波瀾万丈ですが、常に「人生全て何かが違う」と違和感に苛まれつつ出会ったのが地元に存在していた「渥美焼」だったのです。<br />
<br />
<br />
答えを求めていた稲吉さんにとって、それが足元にあったというのは、まるで運命の導きのような出来事でした。産地や技法が今なお明らかでない渥美焼を追い求める中、稲吉さんは地元の博物館や窯跡に足繁く通い、実物や陶片を通して研究を重ねていきます。その過程で、彼はますます渥美古窯の焼き物に惹き込まれていきました。謎が多いからこそ、まるでミステリー小説のようなワクワク感があったのかもしれません。<br />
<br />
<br />
しかし未だ広く知られていない渥美焼に取り組むということは、支えてくれる市場が存在しないことも意味します。日本六古窯と同時期に存在していたにもかかわらず、評価の枠組みや流通の基盤は整っておらず、活動は孤独にならざるを得ません。本来、長い歴史を持つ陶芸の産地では、古典様式の技術に支えられた評価軸が存在し、それに応える形で作家も育ちます。しかし渥美焼には、そのような「土台」がありません。まさにゼロからの挑戦です。<br />
<br />
<br />
稲吉さんの工房には、昭和レトロの映画ポスターやレコードが並びます。一見懐古趣味にも見えますが、そこにはかつての銀幕のスターや、心を動かすメロディーが息づいています。その姿からは、映画のような人生劇場を歩んできた稲吉さんの生き様が感じられます。流行に流されることなく、自ら信じた道を貫く姿勢がそこにあります。<br />
<br />
<br />
現在は耐火煉瓦で組まれた薪窯を使用していますが、将来的には渥美古窯と同じ完全地下式の穴窯の再現を目指し土を掘り進めています。しかし途中で大雨により水没したり崩壊したりと試練の連続。そんな困難にも屈せず、稲吉さんの「渥美古窯」への挑戦は続いています。<br />
<br />
<br />
今回の展示では、渥美焼という未だ知られざる焼き物に触れるだけでなく、未知を手探りし続ける稲吉さんと共に、「渥美のミステリー」を“今この瞬間”進行形で体験することができます。中でも割れた壷や崩れた壷といった破壊的な力を宿す作品はぜひ実物をご覧いただきたい逸品です。どうぞ稲吉オサムさんの渥美焼に触れ、その奥深い世界をご体感ください。店主<br />
<br />
<br />
<br />
<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00241178.jpg" alt="_d0087761_00241178.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00192084.jpg" alt="_d0087761_00192084.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><br />
]]></description>
      <dc:subject>稲吉オサム展2025</dc:subject>
      <dc:creator>sora_hikari</dc:creator>
      <pubDate>Fri, 23 May 2025 18:00:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-05-23T18:00:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>「稲吉オサム展　渥美古窯人生劇場」5/24より</title>
      <link>http://utsuwanote.exblog.jp/30676728/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://utsuwanote.exblog.jp/30676728/</guid>
      <description><![CDATA[<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/22/61/d0087761_17505724.jpg" alt="_d0087761_17505724.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/22/61/d0087761_17510287.jpg" alt="_d0087761_17510287.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
<br />
5月24日（土）から始まる「稲吉オサム展 渥美古窯 人生劇場」の出品物を稲吉さんが直接車で搬入してくれ、本日より陳列作業を進めております。<br />
<br />
<br />
本日ご紹介するのは、稲吉オサムさんの作品「五輪塔」です。<br />
<br />
<br />
五輪塔とは、仏教の五大思想──地・水・火・風・空──を表す五つの要素から構成される供養塔・墓塔のことです。特に鎌倉時代以降には、石造の五輪塔が広く普及し、武士や僧侶、有力な農民たちの墓や供養に用いられるようになりました。中には、陶器で作られた小型の五輪塔も存在しています。<br />
<br />
<br />
稲吉さんが目指す渥美古窯では、かつて東国の武士たちが持っていた供養の文化と、渥美焼の陶製五輪塔が結びついていたと考えられています。中世の焼き物は、日常の器としてだけでなく、供養具や骨壺、灯明器、そして五輪塔のような宗教的・儀礼的な用途にも幅広く使われていました。<br />
<br />
<br />
極楽浄土の世界を焼き物を媒体として表現することを志す稲吉さんにとって、この五輪塔はまさに象徴的な作品といえるでしょう。前回の個展では出品がありませんでしたが、今回はいくつかの作品をご覧いただけます。どうぞ店内で手に取ってご実見ください。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
稲吉オサム展　渥美古窯 人生劇場<br />
2025年5月24日（土）～31日（土）<br />
作家在廊日 5/24<br />
営業時間 11時～18時 最終日は17時迄<br />
ギャラリーうつわノート<br />
埼玉県川越市小仙波町1-7-6<br />
<br />
<br />
経歴<br />
1976年 愛知県豊橋市生まれ<br />
2002年 愛知県立窯業技術専門校修了<br />
2002年 美濃焼の窯元で学ぶ<br />
2007年 豊橋市にて築窯<br />
2025年 現在同地にて渥美古窯再現に取り組む<br />
<br />
<br />
解説<br />
愛知県豊橋市の稲吉オサムさんによる2回目の個展です。「渥美古窯」とは渥美半島の田原市から豊橋市にかけて広がる地域にかつて約500基もの窯が存在したとされる謎多き古窯群です。鎌倉時代の末期を最後におよそ200年にわたる操業を終えたこの古窯の存在は今なお十分には解明されていません。<br />
<br />
<br />
稲吉さんは豊橋市で生まれ育ち地元の高校に進学したもののわずか2か月で中退。その後は職を転々とする日々を送っていました。転機が訪れたのは20代半ば、瀬戸の訓練校で陶芸と出会いそのまま窯元で修業を積んだ後再び豊橋へと戻ってきます。その生い立ちや陶芸との出会いも波瀾万丈ですが、常に「人生全て何かが違う」と違和感に苛まれつつ出会ったのが地元に存在していた「渥美焼」だったのです。<br />
<br />
<br />
答えを求めていた稲吉さんにとって、それが足元にあったというのは、まるで運命の導きのような出来事でした。産地や技法が今なお明らかでない渥美焼を追い求める中、稲吉さんは地元の博物館や窯跡に足繁く通い、実物や陶片を通して研究を重ねていきます。その過程で、彼はますます渥美古窯の焼き物に惹き込まれていきました。謎が多いからこそ、まるでミステリー小説のようなワクワク感があったのかもしれません。<br />
<br />
<br />
しかし未だ広く知られていない渥美焼に取り組むということは、支えてくれる市場が存在しないことも意味します。日本六古窯と同時期に存在していたにもかかわらず、評価の枠組みや流通の基盤は整っておらず、活動は孤独にならざるを得ません。本来、長い歴史を持つ陶芸の産地では、古典様式の技術に支えられた評価軸が存在し、それに応える形で作家も育ちます。しかし渥美焼には、そのような「土台」がありません。まさにゼロからの挑戦です。<br />
<br />
<br />
稲吉さんの工房には、昭和レトロの映画ポスターやレコードが並びます。一見懐古趣味にも見えますが、そこにはかつての銀幕のスターや、心を動かすメロディーが息づいています。その姿からは、映画のような人生劇場を歩んできた稲吉さんの生き様が感じられます。流行に流されることなく、自ら信じた道を貫く姿勢がそこにあります。<br />
<br />
<br />
現在は耐火煉瓦で組まれた薪窯を使用していますが、将来的には渥美古窯と同じ完全地下式の穴窯の再現を目指し土を掘り進めています。しかし途中で大雨により水没したり崩壊したりと試練の連続。そんな困難にも屈せず、稲吉さんの「渥美古窯」への挑戦は続いています。<br />
<br />
<br />
今回の展示では、渥美焼という未だ知られざる焼き物に触れるだけでなく、未知を手探りし続ける稲吉さんと共に、「渥美のミステリー」を“今この瞬間”進行形で体験することができます。中でも割れた壷や崩れた壷といった破壊的な力を宿す作品はぜひ実物をご覧いただきたい逸品です。どうぞ稲吉オサムさんの渥美焼に触れ、その奥深い世界をご体感ください。店主<br />
<br />
<br />
<br />
<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00241178.jpg" alt="_d0087761_00241178.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00192084.jpg" alt="_d0087761_00192084.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><br />
]]></description>
      <dc:subject>稲吉オサム展2025</dc:subject>
      <dc:creator>sora_hikari</dc:creator>
      <pubDate>Thu, 22 May 2025 18:19:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-05-22T18:19:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>「稲吉オサム展　渥美古窯人生劇場」5/24より</title>
      <link>http://utsuwanote.exblog.jp/30675337/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://utsuwanote.exblog.jp/30675337/</guid>
      <description><![CDATA[<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/20/61/d0087761_18345245.jpg" alt="_d0087761_18345245.jpg" class="IMAGE_MID" height="666" width="500" /></center><br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/20/61/d0087761_17525840.jpg" alt="_d0087761_17525840.jpg" class="IMAGE_MID" height="666" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
<br />
5月24日（土）から始まる「稲吉オサム展 渥美古窯 人生劇場」の出品物です。<br />
<br />
<br />
稲吉オサムさんによる「山茶碗タワー」。山茶碗は、猿投古窯をはじめとする中世の窯で、平安時代から室町時代にかけて常滑や瀬戸周辺などで大量に焼かれた日常雑器とされています。<br />
<br />
<br />
稲吉さんが取り組んでいる渥美古窯でも多くの山茶碗が焼かれ、その陶片が現在も数多く出土しています。そうした遺物の中には、重ね焼きされたままうまく剥がれず、塔のように積み重なった状態で窯の周辺に廃棄された山茶碗も見つかっています。稲吉さんの「山茶碗タワー」は、まさにそれを彷彿とさせる作品で、20段に加え最上部の内側に1個、計21個を意図的に積み上げて焼成したものです。しかしこれは焼き損じではなく、あえてこの姿を狙って制作されています。<br />
<br />
<br />
その理由は何でしょうか。視覚的なインパクトや造形のユニークさはもちろんですが、それだけではありません。作品には、かつて陶器が廃棄された場所「物原（ものはら）」に漂う“もののあわれ”の美意識が込められているように思えます。この感覚は、松尾芭蕉の有名な一句「夏草や 兵どもが 夢の跡」にも通じるものがあるのではないでしょうか。<br />
<br />
<br />
稲吉オサムさんの焼き物に通底する意識が、栄華の後に訪れる退廃の中にこそ、美しさを見出そうとするまなざしが感じらるのです。<br />
<br />
<br />
<br />
山茶碗タワー20段＋1　高さ22/径16cm<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
稲吉オサム展　渥美古窯 人生劇場<br />
2025年5月24日（土）～31日（土）<br />
作家在廊日 5/24<br />
営業時間 11時～18時 最終日は17時迄<br />
ギャラリーうつわノート<br />
埼玉県川越市小仙波町1-7-6<br />
<br />
<br />
経歴<br />
1976年 愛知県豊橋市生まれ<br />
2002年 愛知県立窯業技術専門校修了<br />
2002年 美濃焼の窯元で学ぶ<br />
2007年 豊橋市にて築窯<br />
2025年 現在同地にて渥美古窯再現に取り組む<br />
<br />
<br />
解説<br />
愛知県豊橋市の稲吉オサムさんによる2回目の個展です。「渥美古窯」とは渥美半島の田原市から豊橋市にかけて広がる地域にかつて約500基もの窯が存在したとされる謎多き古窯群です。鎌倉時代の末期を最後におよそ200年にわたる操業を終えたこの古窯の存在は今なお十分には解明されていません。<br />
<br />
<br />
稲吉さんは豊橋市で生まれ育ち地元の高校に進学したもののわずか2か月で中退。その後は職を転々とする日々を送っていました。転機が訪れたのは20代半ば、瀬戸の訓練校で陶芸と出会いそのまま窯元で修業を積んだ後再び豊橋へと戻ってきます。その生い立ちや陶芸との出会いも波瀾万丈ですが、常に「人生全て何かが違う」と違和感に苛まれつつ出会ったのが地元に存在していた「渥美焼」だったのです。<br />
<br />
<br />
答えを求めていた稲吉さんにとって、それが足元にあったというのは、まるで運命の導きのような出来事でした。産地や技法が今なお明らかでない渥美焼を追い求める中、稲吉さんは地元の博物館や窯跡に足繁く通い、実物や陶片を通して研究を重ねていきます。その過程で、彼はますます渥美古窯の焼き物に惹き込まれていきました。謎が多いからこそ、まるでミステリー小説のようなワクワク感があったのかもしれません。<br />
<br />
<br />
しかし未だ広く知られていない渥美焼に取り組むということは、支えてくれる市場が存在しないことも意味します。日本六古窯と同時期に存在していたにもかかわらず、評価の枠組みや流通の基盤は整っておらず、活動は孤独にならざるを得ません。本来、長い歴史を持つ陶芸の産地では、古典様式の技術に支えられた評価軸が存在し、それに応える形で作家も育ちます。しかし渥美焼には、そのような「土台」がありません。まさにゼロからの挑戦です。<br />
<br />
<br />
稲吉さんの工房には、昭和レトロの映画ポスターやレコードが並びます。一見懐古趣味にも見えますが、そこにはかつての銀幕のスターや、心を動かすメロディーが息づいています。その姿からは、映画のような人生劇場を歩んできた稲吉さんの生き様が感じられます。流行に流されることなく、自ら信じた道を貫く姿勢がそこにあります。<br />
<br />
<br />
現在は耐火煉瓦で組まれた薪窯を使用していますが、将来的には渥美古窯と同じ完全地下式の穴窯の再現を目指し土を掘り進めています。しかし途中で大雨により水没したり崩壊したりと試練の連続。そんな困難にも屈せず、稲吉さんの「渥美古窯」への挑戦は続いています。<br />
<br />
<br />
今回の展示では、渥美焼という未だ知られざる焼き物に触れるだけでなく、未知を手探りし続ける稲吉さんと共に、「渥美のミステリー」を“今この瞬間”進行形で体験することができます。中でも割れた壷や崩れた壷といった破壊的な力を宿す作品はぜひ実物をご覧いただきたい逸品です。どうぞ稲吉オサムさんの渥美焼に触れ、その奥深い世界をご体感ください。店主<br />
<br />
<br />
<br />
<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00241178.jpg" alt="_d0087761_00241178.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00192084.jpg" alt="_d0087761_00192084.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><br />
]]></description>
      <dc:subject>稲吉オサム展2025</dc:subject>
      <dc:creator>sora_hikari</dc:creator>
      <pubDate>Tue, 20 May 2025 18:33:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-05-20T18:33:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>「稲吉オサム展　渥美古窯人生劇場」5/24より</title>
      <link>http://utsuwanote.exblog.jp/30674546/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://utsuwanote.exblog.jp/30674546/</guid>
      <description><![CDATA[<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/19/61/d0087761_17254063.jpg" alt="_d0087761_17254063.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
5月24日（土）から始まる「稲吉オサム展 渥美古窯 人生劇場」の出品物です。<br />
<br />
<br />
窯の中で激しく崩れ落ちた壺。正規の姿を逸脱したその様は、常道からすれば失敗と呼ばれるべきものでしょう。けれども形を失い、作為を脱ぎ捨てたその残骸には、むしろ自然の理に委ねられた、無垢なる美が息づいているようにも見えます。ひと握りの土塊に還ったかのようなその姿は、どこか渥美古窯に眠る、古の墳墓を思わせる趣さえ漂わせています。多くの花人が破れ壺に花を添えるのは、どこか供花に近い手向けの心が働くからかもしれません。<br />
<br />
<br />
<br />
渥美窯変崩れ壷  幅47/奥行46/高さ26cm<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
稲吉オサム展　渥美古窯 人生劇場<br />
2025年5月24日（土）～31日（土）<br />
作家在廊日 5/24<br />
営業時間 11時～18時 最終日は17時迄<br />
ギャラリーうつわノート<br />
埼玉県川越市小仙波町1-7-6<br />
<br />
<br />
経歴<br />
1976年 愛知県豊橋市生まれ<br />
2002年 愛知県立窯業技術専門校修了<br />
2002年 美濃焼の窯元で学ぶ<br />
2007年 豊橋市にて築窯<br />
2025年 現在同地にて渥美古窯再現に取り組む<br />
<br />
<br />
解説<br />
愛知県豊橋市の稲吉オサムさんによる2回目の個展です。「渥美古窯」とは渥美半島の田原市から豊橋市にかけて広がる地域にかつて約500基もの窯が存在したとされる謎多き古窯群です。鎌倉時代の末期を最後におよそ200年にわたる操業を終えたこの古窯の存在は今なお十分には解明されていません。<br />
<br />
<br />
稲吉さんは豊橋市で生まれ育ち地元の高校に進学したもののわずか2か月で中退。その後は職を転々とする日々を送っていました。転機が訪れたのは20代半ば、瀬戸の訓練校で陶芸と出会いそのまま窯元で修業を積んだ後再び豊橋へと戻ってきます。その生い立ちや陶芸との出会いも波瀾万丈ですが、常に「人生全て何かが違う」と違和感に苛まれつつ出会ったのが地元に存在していた「渥美焼」だったのです。<br />
<br />
<br />
答えを求めていた稲吉さんにとって、それが足元にあったというのは、まるで運命の導きのような出来事でした。産地や技法が今なお明らかでない渥美焼を追い求める中、稲吉さんは地元の博物館や窯跡に足繁く通い、実物や陶片を通して研究を重ねていきます。その過程で、彼はますます渥美古窯の焼き物に惹き込まれていきました。謎が多いからこそ、まるでミステリー小説のようなワクワク感があったのかもしれません。<br />
<br />
<br />
しかし未だ広く知られていない渥美焼に取り組むということは、支えてくれる市場が存在しないことも意味します。日本六古窯と同時期に存在していたにもかかわらず、評価の枠組みや流通の基盤は整っておらず、活動は孤独にならざるを得ません。本来、長い歴史を持つ陶芸の産地では、古典様式の技術に支えられた評価軸が存在し、それに応える形で作家も育ちます。しかし渥美焼には、そのような「土台」がありません。まさにゼロからの挑戦です。<br />
<br />
<br />
稲吉さんの工房には、昭和レトロの映画ポスターやレコードが並びます。一見懐古趣味にも見えますが、そこにはかつての銀幕のスターや、心を動かすメロディーが息づいています。その姿からは、映画のような人生劇場を歩んできた稲吉さんの生き様が感じられます。流行に流されることなく、自ら信じた道を貫く姿勢がそこにあります。<br />
<br />
<br />
現在は耐火煉瓦で組まれた薪窯を使用していますが、将来的には渥美古窯と同じ完全地下式の穴窯の再現を目指し土を掘り進めています。しかし途中で大雨により水没したり崩壊したりと試練の連続。そんな困難にも屈せず、稲吉さんの「渥美古窯」への挑戦は続いています。<br />
<br />
<br />
今回の展示では、渥美焼という未だ知られざる焼き物に触れるだけでなく、未知を手探りし続ける稲吉さんと共に、「渥美のミステリー」を“今この瞬間”進行形で体験することができます。中でも割れた壷や崩れた壷といった破壊的な力を宿す作品はぜひ実物をご覧いただきたい逸品です。どうぞ稲吉オサムさんの渥美焼に触れ、その奥深い世界をご体感ください。店主<br />
<br />
<br />
<br />
<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00241178.jpg" alt="_d0087761_00241178.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00192084.jpg" alt="_d0087761_00192084.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><br />
]]></description>
      <dc:subject>稲吉オサム展2025</dc:subject>
      <dc:creator>sora_hikari</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 19 May 2025 17:41:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-05-19T17:41:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>「稲吉オサム展　渥美古窯 人生劇場」開催のお知らせ</title>
      <link>http://utsuwanote.exblog.jp/30673248/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://utsuwanote.exblog.jp/30673248/</guid>
      <description><![CDATA[<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00190724.jpg" alt="_d0087761_00190724.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
5月24日（土）から31日（土）まで開催する「稲吉オサム展　渥美古窯 人生劇場」のご案内です。<br />
<br />
<br />
愛知県豊橋市の稲吉オサムさんによる2回目の個展です。「渥美古窯」とは渥美半島の田原市から豊橋市にかけて広がる地域にかつて約500基もの窯が存在したとされる謎多き古窯群です。鎌倉時代の末期を最後におよそ200年にわたる操業を終えたこの古窯の存在は今なお十分には解明されていません。<br />
<br />
<br />
稲吉さんは豊橋市で生まれ育ち地元の高校に進学したもののわずか2か月で中退。その後は職を転々とする日々を送っていました。転機が訪れたのは20代半ば、瀬戸の訓練校で陶芸と出会いそのまま窯元で修業を積んだ後再び豊橋へと戻ってきます。その生い立ちや陶芸との出会いも波瀾万丈ですが、常に「人生全て何かが違う」と違和感に苛まれつつ出会ったのが地元に存在していた「渥美焼」だったのです。<br />
<br />
<br />
答えを求めていた稲吉さんにとって、それが足元にあったというのは、まるで運命の導きのような出来事でした。産地や技法が今なお明らかでない渥美焼を追い求める中、稲吉さんは地元の博物館や窯跡に足繁く通い、実物や陶片を通して研究を重ねていきます。その過程で、彼はますます渥美古窯の焼き物に惹き込まれていきました。謎が多いからこそ、まるでミステリー小説のようなワクワク感があったのかもしれません。<br />
<br />
<br />
しかし未だ広く知られていない渥美焼に取り組むということは、支えてくれる市場が存在しないことも意味します。日本六古窯と同時期に存在していたにもかかわらず、評価の枠組みや流通の基盤は整っておらず、活動は孤独にならざるを得ません。本来、長い歴史を持つ陶芸の産地では、古典様式の技術に支えられた評価軸が存在し、それに応える形で作家も育ちます。しかし渥美焼には、そのような「土台」がありません。まさにゼロからの挑戦です。<br />
<br />
<br />
稲吉さんの工房には、昭和レトロの映画ポスターやレコードが並びます。一見懐古趣味にも見えますが、そこにはかつての銀幕のスターや、心を動かすメロディーが息づいています。その姿からは、映画のような人生劇場を歩んできた稲吉さんの生き様が感じられます。流行に流されることなく、自ら信じた道を貫く姿勢がそこにあります。<br />
<br />
<br />
現在は耐火煉瓦で組まれた薪窯を使用していますが、将来的には渥美古窯と同じ完全地下式の穴窯の再現を目指し土を掘り進めています。しかし途中で大雨により水没したり崩壊したりと試練の連続。そんな困難にも屈せず、稲吉さんの「渥美古窯」への挑戦は続いています。<br />
<br />
<br />
今回の展示では、渥美焼という未だ知られざる焼き物に触れるだけでなく、未知を手探りし続ける稲吉さんと共に、「渥美のミステリー」を“今この瞬間”進行形で体験することができます。中でも割れた壷や崩れた壷といった破壊的な力を宿す作品はぜひ実物をご覧いただきたい逸品です。どうぞ稲吉オサムさんの渥美焼に触れ、その奥深い世界をご体感ください。店主<br />
<br />
<br />
<br />
稲吉オサム展　渥美古窯 人生劇場   <br />
2025年5月24日（土）～31日（土）<br />
作家在廊日  5/24<br />
営業時間 11時～18時 最終日は17時迄<br />
ギャラリーうつわノート <br />
埼玉県川越市小仙波町1-7-6<br />
<br />
<br />
経歴<br />
1976年 愛知県豊橋市生まれ<br />
2002年 愛知県立窯業技術専門校修了<br />
2002年 美濃焼の窯元で学ぶ<br />
2007年 豊橋市にて築窯<br />
2025年 現在同地にて渥美古窯再現に取り組む<br />
<br />
<br />
写真作品<br />
渥美窯変割れ壷 径40/高さ41cm<br />
<br />
<br />
<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00241178.jpg" alt="_d0087761_00241178.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202505/18/61/d0087761_00192084.jpg" alt="_d0087761_00192084.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="320" width="225" /><br />
]]></description>
      <dc:subject>稲吉オサム展2025</dc:subject>
      <dc:creator>sora_hikari</dc:creator>
      <pubDate>Sun, 18 May 2025 18:00:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-05-18T18:00:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <supplier>
      <url>
        <excite>https://www.excite.co.jp/</excite>
        <exblog>https://www.exblog.jp/</exblog>
        <idcenter>https://ssl2.excite.co.jp/</idcenter>
      </url>
    </supplier>
  </channel>
</rss>
