カテゴリ:吉田佳道展( 19 )

「吉田佳道 竹の花籠展」 ありがとうございました

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吉田佳道 竹の花籠展 齊藤謙大の花と共に」は本日終了しました。会期中ご来店頂きました方、ワークショップにご参加下さった方、皆様に厚く御礼申し上げます。

吉田さんの花籠には、道端や野山に咲く花が良く似合います。特に構えなくても、ひと花添えるだけで部屋に潤いをもたらしてくれます。

ささやかな花の美しさに目を向けることが出来るなら、あらためて日々の大切さに気づくことでしょう。毎日のご飯の美味しさ。毎日のささやかな奇跡に感謝。身の回りに美しさがあり、真実がある。

お持ち帰り頂きました吉田さんの花籠や齊藤さんの野草が、皆様の暮らしを豊かにしますことを願っております。この度はありがとうございました。


これからの営業案内

うつわノート(埼玉県川越市小仙波町1-7-6)
10/15(月)~10/19(金) 搬出・設営休み
10/20(土)~10/28(日) 渡辺隆之 展
10/29(月)~11/2(金) 搬出・設営休み
11/3(土)~11/11(日) 田中孝太 展

川越店の営業カレンダーはこちら


by sora_hikari | 2018-10-14 19:54 | 吉田佳道展

「吉田佳道 竹の花籠展」 最終日

吉田佳道 竹の花籠展 齊藤謙大の花と共に」。齊藤謙大さんのいけばなワークショップも最終日を迎えました。

齊藤謙大(けんた)さんは茨城県古河市にお住まいです。野草生産をする会社に勤務した経験をもとに独立。いけばなを通して野草の美しさを伝える華道家です。また野草の生産もされており、花の性質も良くご存知です。暑い日も寒い日も季節を通して自ら手掛けた花ですから、花材ひとつひとつに慈しみを感じるのです。例えて言えば、お茶の栽培の農園をされている方が、同時にお茶人でもあるという構図でしょうか。齊藤さんが育てる野草は自然体で清楚な美しさがあります。奇抜ないけばなではなく、野草の自然な姿から引き出すさりげない投げ入れです。今回のワークショップでは自ら育てた野草をふんだんに持ってきて下さいました。路傍の花に目を留めることの大切さを気付かせてくれます。

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齊藤謙大(さいとう けんた)プロフィール
1975年 茨城県生まれ
2003年 野草生産業者に従事
2008年 茨城県古河市にて独立
2018年 野草生産を通していけばなを行う


吉田佳道 竹の花籠展 齊藤謙大の花と共に
2018年10月6日(土)~14日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6  地図

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by sora_hikari | 2018-10-14 11:58 | 吉田佳道展

「吉田佳道 竹の花籠展」 8日目-2

吉田佳道 竹の花籠展 齊藤謙大の花と共に」の8日目。会期は明日10月14日(日)までとなります。最終日もいけばなワークショップを開催します。参加はご予約の方のみとなりますが、ガラス越しに中の様子はご覧頂けます。

写真は、長野県安曇野市にある吉田佳道さんの工房兼ご自宅子です。作品展示スペースも併設されています。

工房では、竹ひごを作る工程を見せて頂きました。真竹を割り細かく裂いていく過程で、シュッシュッと竹を削る心地良い音がします。刃を土台に立ててひごの厚さを整えていく作業は、刃の角度調整や絶妙な力加減があり、その神経の細やかさが、作品の隅々まで届いていることが実感できます。地道な作業の積み重ねのうえに美しい花籠は生まれるのです。

東京の大学卒業後、生花会社に勤めます。ホテルの活け込みやパーティのアレンジなどを通して竹に出会います。当時、大量に使われた竹が廃棄される様子を見て、それを何とか出来ないものかと思っていたそうです。意を決して会社を辞し、大分県別府市の訓練校に入所します。そこで基本的な技術を学びました。卒業後も師匠のもとで修業を積みます。四年半の別府生活を離れ、特に縁のない安曇野市に居を移します。竹工芸の盛んな別府の利点はたくさんありましたが、産地ゆえの流通の制約や製作の固定化から解放されたいとの思いもあったそうです。

別府で築いた取引先や材料調達の利便は失いますが、その頃から暮らしに向けた工芸の芽生え、「生活工芸」の黎明期に立ち会います。職人的な竹工芸の世界から、より洗練されたクラフトの時代が始まります。その当時から拘ったのが、花籠づくりでした。中国から伝わった竹工芸がやがて日本独自開花を遂げ、その中でも花籠の存在は大きな分岐でもあります。茶の湯の世界に限らず、もっと暮らしの中でその美意識を定着させたいとの思いが吉田さんの中にあったのでしょう。

暮らしを軸にした工芸は今や常識化し、第二、第三のブームを迎えています。竹工芸の世界でもバックや物入れなど実用性と美しさを備えたかごブームが広がっています。吉田さんも時勢に合わせたかごは製作していますが、やはり拘るのは花籠の世界。美術工芸と暮らし工芸の間を繋ぐ立ち位置にいます。いつか花籠をテーマにして自分の採ってきた野草も合わせて展示会をしてみたいとの思いがあったそうです。今回は齊藤謙大さんの力を借りて花と共に、花籠の展示会が実現しました。竹工芸のブームの中にあって、ご自身の思いを崩さない、そんな矜持が皆様にも伝わったでしょうか。残り1日、ぜひ実際の空間を通して触れてみて欲しいと思います。

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吉田佳道 竹の花籠展 齊藤謙大の花と共に
2018年10月6日(土)~14日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6  地図

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吉田佳道(よしだ よしみち)プロフィール
1962年 大阪府生まれ
1988年 大分県別府にて竹工芸を学ぶ
1993年 長野県安曇野市にて独立
2018年 現在、同地にて制作

齊藤謙大(さいとう けんた)プロフィール
1975年 茨城県生まれ
2003年 野草生産業者に従事
2008年 茨城県古河市にて独立
2018年 野草生産を通していけばなを行う


by sora_hikari | 2018-10-13 18:03 | 吉田佳道展

「吉田佳道 竹の花籠展」 8日目

吉田佳道 竹の花籠展 齊藤謙大の花と共に」の8日目が始まりました。会期は明日10月14日(日)までとなります。

虎竹と竹根を自在に編んだ花入れ。今展の中では異色の存在。他の端正な花籠に対して躍動感溢れる一品です。

民具として脈々と続いてきた竹細工ですが、芸術的な竹工芸家が登場するのは昭和に入ってからです。江戸後期から中国の煎茶趣味に応じた竹工芸が盛んになり多くの籠師を生み出します。しかしその頃はまだ唐物写しをベースとした職人的工芸でした。

明治に入るとその制約を超える作り手が登場します。早川尚古斎(1815-1897)や田辺竹雲斎初代(1887-1937)たちが唐物写しに工夫を加えて日本の竹工芸の黎明期を迎えます。大正末には工芸界に美術運動がおこり、昭和には芸術領域に達する作品を作る作家が登場します。それが飯塚琅玕斎(ろうかんさい1890-1958)、生野祥雲斎(しょううんさい1904- 1974)、田辺竹雲斎二代(ちくうんさい1910-2000)達です。唐物から脱却した日本独自の竹工芸の確立。目をみはる造形物としての竹工芸の世界。この領域の竹工芸は今の時代にも続いています。7月まで智美術館で行われていた「飯塚琅玕齋と田辺竹雲斎でめぐる竹工芸」展は記憶に新しいところです。

吉田さんのこの花入れは、そんな表現的な竹工芸の世界を彷彿させる造形です。自在に行き交う竹の線、それを繋ぎとめる竹根。荒々しい中にも吉田さんらしいまとまりの良いラインが見えてきます。時に予定調和をはずれて、自分自身を試すようなお仕事も大切でしょう。

しかし吉田さんの立ち位置は美術工芸ではなく、かといって民具でもない。暮らしを軸にして美を引き寄せる仕事と言えばいいでしょうか。あくまで生活者目線の延長線上に竹の美を見ているところが特徴であり、価値なのです。

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 虎竹花入れ竹根 幅68 奥行20 高さ14cm

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 虎竹花入れ竹根 幅68 奥行20 高さ14cm


吉田佳道 竹の花籠展 齊藤謙大の花と共に
2018年10月6日(土)~14日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6  地図

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吉田佳道(よしだ よしみち)プロフィール
1962年 大阪府生まれ
1988年 大分県別府にて竹工芸を学ぶ
1993年 長野県安曇野市にて独立
2018年 現在、同地にて制作

齊藤謙大(さいとう けんた)プロフィール
1975年 茨城県生まれ
2003年 野草生産業者に従事
2008年 茨城県古河市にて独立
2018年 野草生産を通していけばなを行う


by sora_hikari | 2018-10-13 11:37 | 吉田佳道展

「吉田佳道 竹の花籠展」 7日目-2

吉田佳道 竹の花籠展 齊藤謙大の花と共に」の7日目。会期は残り2日、10月14日(日)までとなります。

お茶と竹の縁は深く、利休による竹花入、魚籠(びく)、茶杓、また久田宗全の宗全籠など茶の湯の世界に通じる道具として広く知られています。また江戸中期から後期に中国から伝わった煎茶趣味に伴って唐物・唐物写しの棚物、炉扇、炉屏、衝立、茶箱、炭籠など竹工芸が多く使われています。

吉田さんのお茶周りの籠は、抹茶や煎茶の作法に拘らず日常の中でお使い頂ける道具です。旅茶籠は、真竹と黒竹を市松に編み、仕上げに漆を施しています。裂は印度のタッサーシルク。手取りも軽くかつ堅牢でお出掛けに使い易い旅籠です。また茶筅筒、茶巾筒、茶巾籠の小道具も小粋な仕上がりです。茶筅筒はござ目に編んだ後に8回程漆を塗っていますので、茶筅が濡れていても安心です。清楚で美しい吉田さんの竹籠は、お茶の時間を豊かにしてくれます。

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 市松漆旅茶籠(長) 幅20 奥行15 高さ12cm(裂含まず)

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 市松漆旅茶籠(長) 幅20 奥行15 高さ12cm(裂含まず)

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 市松漆旅茶籠(長方) 幅20 奥行15 高さ12cm(裂含まず)

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 市松漆旅茶籠 茶・黒(正方) 幅15 奥行15 高さ12cm(裂含まず)

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 市松漆旅茶籠 茶・黒(正方) 幅15 奥行15 高さ12cm(裂含まず)

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 市松漆旅茶籠 黒(正方) 幅15 奥行15 高さ12cm(裂含まず)

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 茶筅筒(大)高11.5cm・(小)高さ9cm

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 茶巾筒 高さ6cm 茶巾籠 幅6.5 奥行4.5 高さ3cm


吉田佳道 竹の花籠展 齊藤謙大の花と共に
2018年10月6日(土)~14日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6  地図

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吉田佳道(よしだ よしみち)プロフィール
1962年 大阪府生まれ
1988年 大分県別府にて竹工芸を学ぶ
1993年 長野県安曇野市にて独立
2018年 現在、同地にて制作

齊藤謙大(さいとう けんた)プロフィール
1975年 茨城県生まれ
2003年 野草生産業者に従事
2008年 茨城県古河市にて独立
2018年 野草生産を通していけばなを行う


by sora_hikari | 2018-10-12 17:45 | 吉田佳道展

「吉田佳道 竹の花籠展」 7日目

吉田佳道 竹の花籠展 齊藤謙大の花と共に」の7日目。会期は残り2日となりました。10月14日(日)までとなります。

力強い黒竹の亀甲皿と繊細な真竹のティーマット。平面ゆえに直線で構成された竹がシンプルに美しく。竹を割ったような、、いや竹を割った明解さが気持ち良いです。

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 亀甲皿(丸)径36 縁高4cm

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 亀甲皿(丸)径36 縁高4cm

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 亀甲皿(楕円)長辺41 短辺31 縁高3cm

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 亀甲皿(楕円)長辺41 短辺31 縁高3cm

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 ティーマット(角)18.5cm角 (長方)24.5 12.5cm

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 ティーマット(角)18.5cm角 (長方)24.5 12.5cm


吉田佳道 竹の花籠展 齊藤謙大の花と共に
2018年10月6日(土)~14日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6  地図

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吉田佳道(よしだ よしみち)プロフィール
1962年 大阪府生まれ
1988年 大分県別府にて竹工芸を学ぶ
1993年 長野県安曇野市にて独立
2018年 現在、同地にて制作

齊藤謙大(さいとう けんた)プロフィール
1975年 茨城県生まれ
2003年 野草生産業者に従事
2008年 茨城県古河市にて独立
2018年 野草生産を通していけばなを行う


by sora_hikari | 2018-10-12 10:20 | 吉田佳道展

「吉田佳道 竹の花籠展」 6日目-2

吉田佳道 竹の花籠展 齊藤謙大の花と共に」(~10/14迄)の6日目-2。

「花かご」というとバスケット状の手提げかごをイメージされる方もいるかもしれません。今回ご紹介するのは手提げの付いた籠。花籠、盛り器、炭籠です。柔和なバスケットよりも、清楚できりりとした佇まいが特徴です。網目の大きな籠は、空間の抜けた風通しの良い颯爽とした姿が魅力的でしょう。サイズの割に重苦しさがないので、花を大きく活けても軽やかな絵になります。花に限らず、料理の盛り付け、果物入れ、物入れなど様々にご活用ください。

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 一文字花籠(白) 幅41 奥行21 高さ20cm

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 一文字花籠(白) 幅41 奥行21 高さ20cm

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 六ッ目舟形盛器 幅45 奥行29 高さ18 cm

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 六ッ目舟形盛器 幅45 奥行29 高さ18 cm

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 六ッ目舟形盛器 幅45 奥行29 高さ18 cm

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 炭籠 幅28 奥行24 高さ30 ※受注

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 炭籠 幅28 奥行24 高さ30 ※受注


吉田佳道 竹の花籠展 齊藤謙大の花と共に
2018年10月6日(土)~14日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6  地図

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吉田佳道(よしだ よしみち)プロフィール
1962年 大阪府生まれ
1988年 大分県別府にて竹工芸を学ぶ
1993年 長野県安曇野市にて独立
2018年 現在、同地にて制作

齊藤謙大(さいとう けんた)プロフィール
1975年 茨城県生まれ
2003年 野草生産業者に従事
2008年 茨城県古河市にて独立
2018年 野草生産を通していけばなを行う


by sora_hikari | 2018-10-11 18:05 | 吉田佳道展

「吉田佳道 竹の花籠展」 6日目

吉田佳道 竹の花籠展 齊藤謙大の花と共に」(~10/14迄)の6日目。

ござ目編みの花かご。小さな籠は、民具を見立てた花入れのようです。

竹は東南アジアが生育の中心ですが、日本各地にも分布する身近な材料です。丈夫で弾力性に富み、細く裂いて編むことができることから古くから生活道具として利用されてきました。ざる、かごなどの民具をはじめ、食器、茶道具、仏具、武具、建材など日本の暮らしに深く関わってきた素材です。

素朴な風合いのござ編みの花かごに感じる郷愁は、どこか心の奥にある生活の風景を呼び起こすからかもしれません。ささやかに草花ひとつを挿して楽しめる座辺の花かごです。

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 小の籠(手付) 高さ10~16 径5~6cm

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 小の籠 高さ6~8 径5~6cm

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 ござ目黒細筒 高さ22 径6.5cm

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 ござ目黒細筒 高さ22 径6.5cm


吉田佳道 竹の花籠展 齊藤謙大の花と共に
2018年10月6日(土)~14日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6  地図

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吉田佳道(よしだ よしみち)プロフィール
1962年 大阪府生まれ
1988年 大分県別府にて竹工芸を学ぶ
1993年 長野県安曇野市にて独立
2018年 現在、同地にて制作

齊藤謙大(さいとう けんた)プロフィール
1975年 茨城県生まれ
2003年 野草生産業者に従事
2008年 茨城県古河市にて独立
2018年 野草生産を通していけばなを行う


by sora_hikari | 2018-10-11 12:21 | 吉田佳道展

「吉田佳道 竹の花籠展」 5日目-2

吉田佳道 竹の花籠展 齊藤謙大の花と共に」(~10/14迄)の5日目。会期は折り返しました。

縄文の名のついた縄目編みの花かごです。繊細なあじろ編みに比べ、ざっくりとした味わいです。不定形にゆらぐ姿は、蹴ろくろで作られた焼き物のタッチに重なります。

竹かごが使われた歴史は古く、藍胎漆器と呼ばれる竹で編んだ籠を漆で固めたものが縄文時代に作られています。縄文土器自体が、当初は編み籠が原形だったという説もありますから、竹と人の密着した暮らしは何千年にも及ぶのです。

この荒々しく男性的な籠は、きっと花を優しく受け止めてくれるでしょう。秋の花も似合いますが、春の柔らかな花と対比して合わせるのも楽しそうです。

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 縄文掛け置き(右) 幅15 奥行15 高さ18cm おぼろ(左) 幅13 奥行13 高さ11cm 

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 縄文ひさご(小) 幅16 奥行16 高さ23cm 


吉田佳道 竹の花籠展 齊藤謙大の花と共に
2018年10月6日(土)~14日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
いけばなワークショップ 10月7日(日)・10日(水)・14日(日)
※ワークショップは全て満席となりました。
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6  地図

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吉田佳道(よしだ よしみち)プロフィール
1962年 大阪府生まれ
1988年 大分県別府にて竹工芸を学ぶ
1993年 長野県安曇野市にて独立
2018年 現在、同地にて制作

齊藤謙大(さいとう けんた)プロフィール
1975年 茨城県生まれ
2003年 野草生産業者に従事
2008年 茨城県古河市にて独立
2018年 野草生産を通していけばなを行う


by sora_hikari | 2018-10-10 20:10 | 吉田佳道展

「吉田佳道 竹の花籠展」 5日目

吉田佳道 竹の花籠展 齊藤謙大の花と共に」(~10/14迄)の5日目。

細長いシルエットが印象的な花入です。網代編みによる緻密な竹の網目に目を引かれます。かごのバランスをとるために底部には真鍮の錘が仕込まれています。吉田さんの代表的なお仕事です。

使われる竹は、福岡の真竹と高知県の黒竹。竹を鉈や小刀で割り、幅2ミリ、厚さ0.25ミリのひごにしていきます。編む技術も必要だけれど、何よりひごづくりが肝心だと聞きました。自然素材ですから、ひとつひとつクセがあります。その性質に合わせて巾決めと厚さの削り出しを手で加減します。この勘どころが経験値になるのでしょう。

吉田さんの花かごの美しさは、ひごづくりに在り。どんな手の込んだ料理でも、出汁がきちんとしていなければ美味しくならないのと同じでしょう。地道な仕事を積み重ねることで、この花籠の美しいラインは生まれるのです。

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 あじろ細筒、黒細筒(手付) 高さ28 幅3 奥行3cm

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 あじろ広口 高さ23 幅9 奥行9cm

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 くし目細筒(手付き) 高さ49 幅16 奥行4cm

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 あじろ福々 高さ23 幅9 奥行9cm

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吉田佳道 竹の花籠展 齊藤謙大の花と共に
2018年10月6日(土)~14日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
いけばなワークショップ 10月7日(日)・10日(水)・14日(日)
※ワークショップは全て満席となりました。
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6  地図

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吉田佳道(よしだ よしみち)プロフィール
1962年 大阪府生まれ
1988年 大分県別府にて竹工芸を学ぶ
1993年 長野県安曇野市にて独立
2018年 現在、同地にて制作

齊藤謙大(さいとう けんた)プロフィール
1975年 茨城県生まれ
2003年 野草生産業者に従事
2008年 茨城県古河市にて独立
2018年 野草生産を通していけばなを行う


by sora_hikari | 2018-10-10 12:47 | 吉田佳道展