カテゴリ:藤田佳三展2018( 15 )

「藤田佳三 展 海のシルクロード」 ありがとうございました

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藤田佳三 展 海のシルクロード」は本日終了しました。会期中にご来店頂きました皆様に厚く御礼申し上げます。展示品の一部は、引き続き6/5よりうつわノート八丁堀店でご覧頂けます。

藤田さんは1963年生まれ、今年55歳。年齢の割にといっては失礼ですが、今のうつわ市場にも十分通用する現代性を兼ね備えています。時代に流されない基本形、古典を踏まえた独自の絵柄、食器としてわきまえた価格づけなど、市場に合わせたチューニングをしてきたからこそ今に繋がる価値を保ち続けているのだろうと思います。

50~60代の作家さんは景気の良かった80年~90年代前半の陶芸ブームを経験しているだけに、それ以降の産業の凋落を目の当たりしているのでしょう。同世代にはきっとはしごを登ったまま降りることの出来なかった方や、流通の変化に追いつけない問屋や窯元も多かったのではないでしょうか。

今やインスタ行列の若手作家が勃興する時代。暗雲の頃を脱し、形を変えたうつわブーム再来といった感です。しかし景気の良い時代も不況も経験していれば明日の現実的な姿も見えてきます。腰を低く、基本を踏まえた仕事をきちんとする。これに限ります。おじさんの逆襲が始まります。(多分)

お持ち帰り頂きました器が皆様の食卓を心豊かにしてくれますように願っております。この度はありがとうございました。

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これからの営業案内

うつわノート本店(埼玉県川越市小仙波町1-7-6)
6/4(月)~6/8(金) 搬出・設営休み
6/9(土)~6/17(日) 東亨 展
6/18(月)~6/22(金) 搬出・設営休み
6/23(土)~7/1(日) 光藤佐 展
川越店の営業カレンダーはこちら

うつわノート八丁堀店(東京都中央区八丁堀2-3-3 4F)
http://utsuwa-note.com/hatchobori
営業日:月~土曜 13時~19時
定休日:日曜日
常設品の器を展示しております。


by sora_hikari | 2018-06-03 18:13 | 藤田佳三展2018

「藤田佳三 展 海のシルクロード」 8日目

藤田佳三 展 海のシルクロード」の8日目。会期は明日6月3日(日)で終了します。片付けの関係上、時間を繰り上げて17時で閉めさせて頂きます。

写真は京都府亀岡市にある藤田佳三さんの工房の様子です。山間に入った静かな住宅地の一角にあります。

陶芸の経験は高校時代から数えて既に40年近いキャリアの持ち主。修業のフィールドは京都、その周辺。うつわ業界の移り変わりも目の当たりにしてきた経験豊富な作り手です。京都の器づくりで培われた気品と、食器問屋の数ものの仕事をこなしてきた下積みの経験が今の藤田さんの骨格を支えています。土つくり、釉薬づくり、成形、絵付け、窯焚きの基本的なことを踏まえたうえで安定した食器づくり。今は年齢的に数ものから1点ものに注力していく転換期かもしれません。

誰もが認める実力者ですが、決して尊大なことはなく、親近感溢れるお人柄です。器を通した表現者でありながら、職業的にきちんと確立することも大切にされてきた方でしょう。食器であり、作品である。多くの経験を積んできたからこそ生まれる器の包容力が魅力なのです。

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藤田佳三 展 海のシルクロード
2018年5月26日(土)~6月3日(日)会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図

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藤田佳三プロフィール
1963年 京都市生まれ
1982年 京都市銅駝美術工芸高校修了
1986年 京都芸術短期大学陶芸専攻科修了
1987年 小川文斎氏に師事
1988年 走泥社・林秀行氏に薫陶を受ける
1990年 兵庫県丹波立杭にて修行
1993年 京都府亀岡市にて独立開窯
2018年 現在、同地にて制作


by sora_hikari | 2018-06-02 18:06 | 藤田佳三展2018

「藤田佳三 展 海のシルクロード」 7日目

藤田佳三 展 海のシルクロード」(~6/3迄)の7日目。会期はあと2日となりました。

褐釉(かつゆう)、褐彩(かっさい)、黒褐釉(こっかつゆう)の器。本歌となるのはクメール(カンボジア)、タイ、ベトナムなど古い東南アジアの焼き物に見られる鉄分を含む釉薬を使った器です。中国から伝わった焼き物がその土地の特性を得て、民俗色を色濃く感じるのが褐釉の器です。藤田さんの定番となる艶やかな染付、赤絵に対して、褐釉の器は土着的で素朴な風合いが魅力的です。獣面飾りの壺、象形の壺、鳥形の壺、褐彩の方瓶、香合のユニークな造形に加えて、こっくりと深みのある黒褐色の型打ちのお皿も新作。個展の幅を広げています。

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藤田佳三 展 海のシルクロード
2018年5月26日(土)~6月3日(日)会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図

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藤田佳三プロフィール
1963年 京都市生まれ
1982年 京都市銅駝美術工芸高校修了
1986年 京都芸術短期大学陶芸専攻科修了
1987年 小川文斎氏に師事
1988年 走泥社・林秀行氏に薫陶を受ける
1990年 兵庫県丹波立杭にて修行
1993年 京都府亀岡市にて独立開窯
2018年 現在、同地にて制作


by sora_hikari | 2018-06-01 17:36 | 藤田佳三展2018

「藤田佳三 展 海のシルクロード」 6日目

藤田佳三 展 海のシルクロード」(~6/3迄)の6日目。

瑠璃釉(るりゆう)の器。藤田さんの最近の新しいお仕事です。淡い瑠璃色の釉薬を全体に施し、その一層下に呉須による絵が描かれています。藍に青。奥行を感じる落ち着いた色調です。初期伊万里の頃から見られる古典技法ですが、藤田さんの咀嚼による新アイテムとして人気が出そうです。事実、皿や鉢は既に完売。双耳の方瓶と香合はまだご覧頂けます。

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藤田佳三 展 海のシルクロード
2018年5月26日(土)~6月3日(日)会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図

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藤田佳三プロフィール
1963年 京都市生まれ
1982年 京都市銅駝美術工芸高校修了
1986年 京都芸術短期大学陶芸専攻科修了
1987年 小川文斎氏に師事
1988年 走泥社・林秀行氏に薫陶を受ける
1990年 兵庫県丹波立杭にて修行
1993年 京都府亀岡市にて独立開窯
2018年 現在、同地にて制作


by sora_hikari | 2018-05-31 17:37 | 藤田佳三展2018

「藤田佳三 展 海のシルクロード」 5日目

藤田佳三 展 海のシルクロード」(~6/3迄)の5日目。

本日の器は染付と赤絵を合せた「紅安南(べにあんなん)」。染付や赤絵の植物の曲線柄に対して、紅安南はドットを使ったシンメトリックな抽象紋様で描かれています。まるで布地に刺繍でステッチしたような愛らしさ。女性の支持が多く藤田さんの巧みな術にはまってしまうのです。お気をつけ下さい。

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藤田佳三 展 海のシルクロード
2018年5月26日(土)~6月3日(日)会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図

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藤田佳三プロフィール
1963年 京都市生まれ
1982年 京都市銅駝美術工芸高校修了
1986年 京都芸術短期大学陶芸専攻科修了
1987年 小川文斎氏に師事
1988年 走泥社・林秀行氏に薫陶を受ける
1990年 兵庫県丹波立杭にて修行
1993年 京都府亀岡市にて独立開窯
2018年 現在、同地にて制作


by sora_hikari | 2018-05-30 17:51 | 藤田佳三展2018

「藤田佳三 展 海のシルクロード」 4日目

藤田佳三 展 海のシルクロード」(~6/3迄)の4日目。

藤田さんの染付の仕事。こちらも定番です。釉上彩(上絵付)の赤絵に対して、釉下彩(下絵付)である染付は透明な釉薬の一層下に描かれています。通常、染付は明瞭な絵柄を技巧的な上手としますが、藤田さんの染付は透明釉と融け合った不鮮明な「滲み」が特徴的です。

その昔、中国からベトナムに伝わった染付(青花)の技術は、その未熟さや材料の差(灰の質)ゆえに滲みのある絵柄も多く、日本に渡来したそれを敢えて「安南手=ベトナムもの」として茶人は好みました。「安南手」または「安南絞り手」とも呼ばれ、泣き流れた模様に風情を見立てたのです。緻密や鮮明といった技巧を極める方向ではなく、緩い方に美を見出すのは茶の湯の高度な感性です。

さて藤田さんの安南染付。これも呉須の滲みと粉引の余白にどう情緒を汲みとるかが肝心です。下地が磁器ではなく陶器であるという点も大きな要素です。柔和な質感に、フォーカスのぼけた花鳥柄。白に霞む藍の境界。置かれる景色、盛られる料理との調和が、この作行きの魅力でしょう。

藤田さんにお聞きしたところ、絵柄はどうせ滲むのだから適当に描けばいいかというとそうではなく、しっかり描いた結果、着物の絞りのように滲んだ曖昧な美しさが出るのだそうです。

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藤田佳三 展 海のシルクロード
2018年5月26日(土)~6月3日(日)会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図

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藤田佳三プロフィール
1963年 京都市生まれ
1982年 京都市銅駝美術工芸高校修了
1986年 京都芸術短期大学陶芸専攻科修了
1987年 小川文斎氏に師事
1988年 走泥社・林秀行氏に薫陶を受ける
1990年 兵庫県丹波立杭にて修行
1993年 京都府亀岡市にて独立開窯
2018年 現在、同地にて制作


by sora_hikari | 2018-05-29 17:46 | 藤田佳三展2018

「藤田佳三 展 海のシルクロード」 3日目

藤田佳三 展 海のシルクロード」(~6/3迄)の3日目。

赤絵の器。藤田さんが長年取り組んでおられる定番のお仕事です。

「付立て」と呼ばれる下書き無しで、シュッシュッとリズミカルでひかれた細い筆致。部分に挿された緑色のアクセント。粉引の上に描かれた絵付けです。黄色みを帯びた白の下地と相まって温かさを感じさせます。

絵の巧さに目がいきますが、余白の取り方や柔らかなストロークなど、絶妙な力の抜き加減が食器としての距離感を上手く近づけているのです。

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藤田佳三 展 海のシルクロード
2018年5月26日(土)~6月3日(日)会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図

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藤田佳三プロフィール
1963年 京都市生まれ
1982年 京都市銅駝美術工芸高校修了
1986年 京都芸術短期大学陶芸専攻科修了
1987年 小川文斎氏に師事
1988年 走泥社・林秀行氏に薫陶を受ける
1990年 兵庫県丹波立杭にて修行
1993年 京都府亀岡市にて独立開窯
2018年 現在、同地にて制作


by sora_hikari | 2018-05-28 17:45 | 藤田佳三展2018

「藤田佳三 展 海のシルクロード」 2日目

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藤田佳三 展 海のシルクロード」(~6/3迄)の2日目。本日はお暑い中、ご来店頂きありがとうございました。

通常、2日目からは一点ものから日用品に主軸が移ります。人柄か世代か。お客様のおもてなしを心得た藤田さんに頼りっぱなしの一日。勉強になります。


藤田佳三 展 海のシルクロード
2018年5月26日(土)~6月3日(日)会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図

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藤田佳三プロフィール
1963年 京都市生まれ
1982年 京都市銅駝美術工芸高校修了
1986年 京都芸術短期大学陶芸専攻科修了
1987年 小川文斎氏に師事
1988年 走泥社・林秀行氏に薫陶を受ける
1990年 兵庫県丹波立杭にて修行
1993年 京都府亀岡市にて独立開窯
2018年 現在、同地にて制作


by sora_hikari | 2018-05-27 18:14 | 藤田佳三展2018

「藤田佳三 展 海のシルクロード」 オープンしました

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藤田佳三 展 海のシルクロード」(~6/3迄)は本日よりオープンしました。藤田さんの支持層の厚さを感じる初日となりました。ご来店頂きました皆様に御礼申し上げます。明日も藤田さんが在廊しますので、どうぞ合わせてご来店下さい。

写真はクメールを本歌とする「褐釉獣面壺」。野の花(白花蛍袋、山紫陽花、蓼、神輿草、鯛釣菅)を齊藤謙大さんに添えて頂きました。


藤田佳三 展 海のシルクロード
2018年5月26日(土)~6月3日(日)会期中無休
営業時間 11時~18時 
作家在廊日 5月26日(土)・27日(日)
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図

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藤田佳三プロフィール
1963年 京都市生まれ
1982年 京都市銅駝美術工芸高校修了
1986年 京都芸術短期大学陶芸専攻科修了
1987年 小川文斎氏に師事
1988年 走泥社・林秀行氏に薫陶を受ける
1990年 兵庫県丹波立杭にて修行
1993年 京都府亀岡市にて独立開窯
2018年 現在、同地にて制作


by sora_hikari | 2018-05-26 17:57 | 藤田佳三展2018

「藤田佳三 展 海のシルクロード」 5/26(土)より

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明日5月26日(土)11時から始まる「藤田佳三 展 海のシルクロード」 の準備が整いました。個展ならではの一品ものから定番の染付、赤絵の食器まで300点を超える見応えのある内容です。初日・二日目は藤田さんが在廊します。どうぞこの機会にご来店下さい。


藤田佳三 展 海のシルクロード
2018年5月26日(土)~6月3日(日)会期中無休
営業時間 11時~18時 
作家在廊日 5月26日(土)・27日(日)
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図

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藤田佳三プロフィール
1963年 京都市生まれ
1982年 京都市銅駝美術工芸高校修了
1986年 京都芸術短期大学陶芸専攻科修了
1987年 小川文斎氏に師事
1988年 走泥社・林秀行氏に薫陶を受ける
1990年 兵庫県丹波立杭にて修行
1993年 京都府亀岡市にて独立開窯
2018年 現在、同地にて制作


by sora_hikari | 2018-05-25 18:18 | 藤田佳三展2018