うつわノート:艸田正樹さん
2013-07-04T00:23:13+09:00
sora_hikari
埼玉県川越市のギャラリーうつわノートのブログです。器のことを中心にご案内しています。
Excite Blog
艸田正樹さんのグラス
http://utsuwanote.exblog.jp/10036055/
2009-07-27T22:25:00+09:00
2013-07-04T00:09:42+09:00
2009-07-27T22:25:46+09:00
sora_hikari
艸田正樹さん
西麻布 桃居 2009年6月
金沢で製作されている艸田正樹(くさだまさき)さんのグラスです。艸田さんの作るガラス器には、それぞれ詩的な呼称が付けられています。例えば「あたたかい雨」、「やわらかな方位」、「水一滴のための」、「酸素の国」、「水のトルソ」、「霧の夢」など(HP参照)。一見クールなガラスの器にこういう名前が付くと、ものや作り手への情感がくすぐられます。艸田さんの場合、あまり多くの種類を作らず定番化したガラス器を作っています。しかし、ピンブロウという技法の性質もあって同名称のガラス器えであっても、ひとつひとつの形が微妙に異なる個性を持っているところが一品性を高めています。因みにこのコップの名称は、「風の人のグラス」。艸田さんがある地方で展示をした際に聞いた話なのだそうですが、その町へ他からやってくる人を「風の人」=運んでくる人、そこに暮らす人を「土の人」=育む人、というのだそうです。グラスの名前はそれ以前からのものだったらしいのですが、「風の人」はつまり艸田さん自身のことを暗示しているように感じたとのことでした。確かに作り手は、使う人へ何かを運ぶ人で、使う人はそれを育てていく人なのだと思います。
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艸田正樹さんの個展 @ 桃居
http://utsuwanote.exblog.jp/9819606/
2009-06-05T00:46:00+09:00
2013-07-04T00:09:42+09:00
2009-06-05T05:52:46+09:00
sora_hikari
艸田正樹さん
西麻布の桃居で開催されている艸田正樹(くさだまさき)さんの個展へ行ってきました。夏に向けて清涼感のある艸田さんのガラスの器の世界です。展示されているのは、ピンブロウという技法によって作られたものが中心になっています。また宙吹きされたコップや花器も合わせて展示されています。艸田さんの作るガラスは、その形状と透明度に引きつけられます。回転させながら重力の力で広げられた形は、自然界の水面をそのまま切り取ってきたような波紋を湛えています。鉢、コップ、ボトル、碗などの用途に分かれたガラス器ですが、ひとつひとつが微妙な形状の変化を持ち、ガラスが熱せられそして冷えていくその瞬間を捉えています。また透明さにこだわったガラスは、エッジの効いた光の反射を生み出し美しく輝いて見えます。定番化したそれぞれの器には、「やわらかな方位」、「風の人のグラス」、「水一滴のための」、「酸素の国」、「水のトルソ」など、タイトルが付けられています。ガラスの器に込めた艸田さんの詩的な感覚が伝わってきて、器という用途を持ちながら、それぞれがオブジェのようにも思えます。作るものの幅を広げずにシリーズ化された器ですが、毎回新鮮な印象を与えてくれるのは、ひとつひとつに艸田さんの真剣勝負をした痕跡を感じるからなのかもしれません。
※艸田さんのホームページに各作品が紹介されています。
艸田正樹 硝子展
2009年6月1日(月)~6日(土)
11:00~19:00
桃居 (東京・西麻布) ホームページ
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艸田正樹さんのガラス鉢
http://utsuwanote.exblog.jp/8172486/
2008-06-26T23:16:00+09:00
2013-07-04T00:15:56+09:00
2008-06-26T23:02:25+09:00
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艸田正樹さん
西麻布 桃居 2008年6月
金沢で制作されている艸田正樹(くさだまさき)さんのガラス鉢です。ピンブロウという技法で作られた形。熱せられたガラスの塊に水蒸気が入り、ゆっくり回転させる過程でこのような形が生まれるようです。手の力を加えず、遠心力による自然な広がり。それゆえに1点1点の形は異なり、自然に生まれた波形はその都度の力の流れをそのまま写し取っているようです。まさに水面に広がる波紋。芯にあたる分厚い中心のガラスは後工程で入念に磨かれ、どこまでも透明な美しさを見せています。ガラスという存在を楽しむか、それともそこを屈折して見える光を楽しむか。夏の食卓を美しく演出してくれる、そんな器です。
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艸田正樹さんの個展
http://utsuwanote.exblog.jp/8044214/
2008-06-06T01:07:00+09:00
2013-07-04T00:15:56+09:00
2008-06-05T23:33:24+09:00
sora_hikari
艸田正樹さん
西麻布の桃居さんで開催されている艸田正樹(くさだまさき)さんの個展へ行ってきました。艸田さんは金沢で制作されています。名古屋の大学を卒業後、東京のシンクタンクへ勤め、その後ガラスの道に進んだ経歴をお持ちです。こう書くとごく簡単な内容ですが、実際のその過程には様々な葛藤を経ていらっしゃるのだろうなと思います。艸田さんの作られるガラスの器は、ピンブロウという技法だそうです。通常ガラスの器づくりは、吹き竿の先端に溶かしたガラスを巻きつけて、竿の穴に口で空気を送り込んでガラスを膨らませていく“宙吹き”という方法が多いのだそうですが、艸田さんがやられるピンブロウは、鉄の棒の先についたガラスに濡れた紙を圧しあてて、そこで発生する蒸気がガラス内に入る自然の力によって器を膨らませていくのだそうです。実際にその作業を目にしたことがないので、うまくイメージできないところもあるのですが、そうすることで人為的な力の加わらない自然な力学によってガラスの広がりができるようです。そういう過程を経ているために、艸田さんの作るガラスの器は、水面に落とした波紋のように美しく広がり、透明な清らかさが縁から外に向って伸び続けているように見えるのだと思います。ガラスづくりというのは、灼熱のボイラーの前で生み出す瞬間的でスポーツのような呼吸が必要なように思います。汗をともなう作業を経た結果、生み出された涼しげな姿は、なにか神々しさを伴っているような気がします。はかなくもピンと張りつめた艸田さんのガラスの器。いろいろな姿が楽しめます。
艸田正樹 硝子展
2008年6月2日(月)-6月7日(土)
11:00-19:00
桃居(西麻布) ※HP
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艸田正樹さんのガラスカップ
http://utsuwanote.exblog.jp/5617378/
2007-06-18T19:59:52+09:00
2013-07-04T00:23:13+09:00
2007-06-15T02:16:05+09:00
sora_hikari
艸田正樹さん
西麻布 桃居 2007年6月
先日、桃居さんで行われた艸田正樹さんの個展の際のものです。すっと伸びた持ち手の部分は無垢のガラスでなのでテーブルに置いても安定感があります。透き通ったガラスが清々しく爽やかな印象です。ピンブローで広げられた口は、少し波を打っていて透けて見える景色を綺麗に見せてくれます。艸田さんは学生時代に弓道をしていたことがあるそうですが、ガラスを造形するときには、その時と同じ”呼吸”の大切さと似たものを感じるそうです。マニュアルでは表せない微妙な間合いが必要な”呼吸”が、きっとこんな素敵な形に表れているのだろうと思います。]]>
艸田正樹さんの個展
http://utsuwanote.exblog.jp/5564789/
2007-06-06T22:39:00+09:00
2013-07-04T00:23:13+09:00
2007-06-06T22:39:30+09:00
sora_hikari
艸田正樹さん
桃居さんで開催されている艸田(くさだ)正樹さんの個展に行ってきました。艸田さんは金沢でガラスの器を作っていらっしゃいます。人の息でガラスを膨らませる吹きガラスではなく、ピンブローといって鉄棒の先にとった熱したガラスに穴を開け、そこに水蒸気を吸い込ませて、蒸気の勢いと、膨らむガラスを回しながら重力で広げていく方法だそうです。直接ガラスに触ることなく、自然の力を使って出来たガラスの造形は、伸びやかに広がり、人為の力を超えた美しさを見せてくれます。透き通ったクリアなガラスとその造形がこれからの夏の食卓に似合いそうです。
艸田正樹 展
2007年6月4日(月)~6月9日(土)
11:00~12:00
桃居(西麻布)]]>
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