2009年 07月 03日
吉田次朗さんのオブジェ

フィールドオブクラフト倉敷 2009年5月
瀬戸内海にある山口県の大津島で制作されている吉田次朗さんの陶のオブジェです。長辺12センチ、厚みが1~2センチほどの陶板状で自立するようになっています。楕円状の表面が粗くなった土に白い化粧土を掛けて焼かれていて、土壁のようなテクスチャーです。光の射し込む方向によって凹凸の表情が変わって見えます。ろくろで器を引いた時に思いついて、そのままろくろ台の上で即興的に作ったのだそうです。それだからでしょうか、意図された造形でありながら、強い主張の抜けた存在の自然さがあるように思います。
※吉田さんのホームページ
by sora_hikari | 2009-07-03 21:14 | 吉田次朗さん