市川孝さんの器

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西荻窪 魯山 4月

市川孝さんの猪口と丸皿です。どちらも薪窯による焼成とお聞きしました。猪口は鈍い白色で、見込みに薪による灰が被っています。丸皿の方は、鉄釉を薄く掛けた黄土色でろくろ目による濃淡が出ているのと、見込みに残る目跡や灰粉が味わいを増しています。どちらも古陶の器のような趣きをしています。市川さんは、日常使いの器としてに評判が高いですが、このような深い渋みもまた、一層料理の盛り付けを引きたてる上でのコントラストとなるような気がします。

by sora_hikari | 2009-06-03 23:09 | 市川孝さん

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