南仏の鉢

南仏の鉢_d0087761_034310.jpg

南フランスなどで見られる黄釉のぽってりと厚みのある器です。ごく一般的な家庭で使われていたものだと思われます。時間を経て見込みの釉薬が点々と剥がれて染みになっています。茶碗の世界で雨漏手といわれる釉のピンホールへの染み込みを見どころとする鑑賞術がありますが、これはいわばフランス版雨漏りとでも言えるでしょうか。欧州の家庭の雑器。遠い国の民藝の器です。

by sora_hikari | 2009-01-15 00:12 | 古いもの

<< 升たかさんの陶箱 瀬戸の陶片 >>