赤木明登さんの個展@桃居

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西麻布の桃居さんで開催されている赤木明登さんの個展へ行ってきました。毎年年末の恒例の個展です。今回の個展では、お正月も近いためか重箱の展示が多く見れました。店内のセンターテーブルに置かれたビルのような様相のいろいろなお重は、上蓋の形が、三角屋根のような形をしたもの、逆そりになった形のものなど珍しい形をしたものが見れます。矩形も安定した形よりも少し長細くなっていて、積み重ねるとまさにビルのような印象がありました。また、今回の個展の案内葉書の写真に使われたお椀も特徴的な形をしていて印象に残ります。これは法隆寺にある鋺(かなまり=金椀)という金属で出来た托鉢を参考にして作られたそうです。座面が小さく、胴が上に向かって広がるように伸び、口が内側に入り込んでいて、そこに生まれる空間を包みこむような形をしています。表の仕上げは、金や銅を漆に混ぜて練りつけたものや、赤・黒の漆仕上げのものがありました。赤木さんは李朝の器など古いものが持つ美しい姿を原型にされた器を作られたりしますが、それを自分の眼と手で新しい存在に作り上げています。この漆の椀も赤木さんによって新たな息吹をもった造形になっているように思いました。展示品は他にも大きな隅切りのお盆、大きな丸盆、そして汁椀、お皿の定番のものやnurimonoシリーズなど、新年を迎えるのに相応しい器をたくさん見ることができます。


赤木明登 漆展
2008年12月15日(月)-22日(月)
11:00-19:00
桃居(東京・西麻布) ※ホームページ

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※銀座のギャラリー無鏡さんで並行して個展が開催されています。

赤木明登「ぬりもの 葉反の形」展
2008年12月8日(月)-20日(土)
10:30-19:30
ギャラリー無鏡(東京・銀座) ※ホームページ
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by sora_hikari | 2008-12-16 21:46 | 赤木明登さん

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