升たかさんの個展@桃居

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桃居さんで開催されている升たかさんの個展へ行ってきました。中東や東洋の不思議な世界観のある絵柄が特徴的な升さんの器ですが、今回もその升かたワールドが堪能できます。緻密に描き込まれた絵、水墨画のように筆の流れのある絵、色を大胆に塗り分けた文様柄など、升さんの視点による独特の世界に引き込まれます。特に今回は中国の絵巻に触発されたという馬をモチーフにしたものや、西洋を感じるエンジェルを描いたものが印象的でした。また、昨年の個展から手掛けていらっしゃる陶胎への漆の焼き付けですが、今回は器全面に漆を施すよりも、蓋の部分や色面として絵柄の景色の一部として使用しているものが多く、筆で描いた絵と漆の部分が融合する形になっています。一見しただけでは漆を使ったことは分からず、それを技法として見せるよりも、器の配色の一部として技巧を昇華させているように思いました。それはきっと升さんが求める色だったり質感を表現するための一つの手法の選択なのだなと感じます。元々イラストレーターとしてお仕事されてきた升さんですから、絵による表現には独自のお考えがあるのだと思います。もしかしたら升さんの器は、陶土と焼成によって生み出される立体物をキャンバスに見た立てたひとつの絵画、そのものなのかもしれません。


升たか 漆陶展
2008年12月8日(月)-13日(土)
11:00-19:00
桃居(東京・西麻布) ※ホームページ

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by sora_hikari | 2008-12-11 23:39 | 升たかさん

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