2008年 11月 19日
大浦裕記さんの鉢
西荻窪 魯山 2008年10月
兵庫県丹波市で製作されている大浦裕記さんの器です。托鉢の鉢のようで、手のひらで包みこむような形をしています。半磁土をろくろで薄くひき、仕上げに漆を焼きつけてあります。器の表面は、小さな石粒があったり、削りの跡が残っていて、そのマチエールが漆の濃淡を作り出しています。魯山さんの新しい作家さん。メディアに染まっていない素朴な方なのだそうです。来年には二人展の予定もあるそうなので、もっとまとまった器を見てみたいと思います。
by sora_hikari | 2008-11-19 21:19 | 大浦裕記さん