2008年 11月 11日
森岡由利子さんの白磁大壺

益子町 STARNET 2008年10月
森岡由利子さんの白磁壺です。高さ33センチ、径30センチあります。李朝の白磁をベースにして、現代に蘇らせたもの。ぽーんと張った胴の膨らみ、柔かな白の肌合い、ところどころに見える釉の縮れなど、いろいろな要素が合わさってひとつの美しい壺になっています。釉を生掛けした器を、薪窯で低めの温度帯でじっくりと時間をかけ、カロリー圧を上げて土を芯から焼き抜くのだそうです。李朝の白磁に魅せられ、その追求をしておられるようです。外見的な側面だけでなく精神的な側面からも学ぶことが多いようです。自然と戯れ、暮らしと仕事が一体となった中から生み出された一品です。
by sora_hikari | 2008-11-11 21:16 | 森岡成好・由利子さん