西川聡さんの個展@桃居

西川聡さんの個展@桃居_d0087761_22435098.jpg西川聡さんの個展@桃居_d0087761_2244692.jpg
西川聡さんの個展@桃居_d0087761_22442037.jpg西川聡さんの個展@桃居_d0087761_22443361.jpg
西川聡さんの個展@桃居_d0087761_22444373.jpg西川聡さんの個展@桃居_d0087761_2245196.jpg
西川聡さんの個展@桃居_d0087761_22452530.jpg西川聡さんの個展@桃居_d0087761_22453838.jpg
西川聡さんの個展@桃居_d0087761_2248324.jpg西川聡さんの個展@桃居_d0087761_22475166.jpg
西川聡さんの個展@桃居_d0087761_224628.jpg西川聡さんの個展@桃居_d0087761_22461191.jpg
西川聡さんの個展@桃居_d0087761_22462069.jpg西川聡さんの個展@桃居_d0087761_22462770.jpg

西麻布の桃居さんで開催されている西川聡さんの個展へ行ってきました。桃居さんでは初個展です。西川さんは湯河原で制作されています。西川さんの作る器は、赤・黒・白の3色。この色にこだわる背景には、古代の壁画などに用いられた色彩に触発されるものがあるからだそうです。鉄を含んだ赤色、炭で描かれた黒色、そして土で塗られた白色。太古の人が自然から選びとったそんな原始の色が、西川さんの器には貫かれています。赤い器は、赤を塗って上絵のように焼成して漆仕上げを、黒い器は、銀彩を施して焼き付けてから、漆仕上げをしているそうです。そんな工程を経て生み出されたテクスチャーは、器の中に描かれた抽象絵画のような様相を見せてくれます。20代にアフリカ、中東を1年かけて旅したという経験からも、どこか人が生きていく芯になるプリミティブな生命力と器づくりという行為が、作品を通してメッセージされているような気がしてきます。オブジェのような彫刻性と、器という実用性の二面が融合したところが、西川さんの器の魅力のように思います。


西川聡 作陶展
2008年11月3日(月)~8日(土)
11:00-19:00
桃居 (東京・西麻布) ※ホームページ

西川聡さんの個展@桃居_d0087761_22463666.jpg



by sora_hikari | 2008-11-04 23:07 | 西川聡さん

<< 李英才さんのカップ 益子陶器市(2008年秋) >>