松村英治さんの個展@土庵

松村英治さんの個展@土庵_d0087761_23552245.jpg松村英治さんの個展@土庵_d0087761_23552880.jpg
松村英治さんの個展@土庵_d0087761_23553786.jpg松村英治さんの個展@土庵_d0087761_23554399.jpg
松村英治さんの個展@土庵_d0087761_23555433.jpg松村英治さんの個展@土庵_d0087761_23561011.jpg
松村英治さんの個展@土庵_d0087761_23561624.jpg松村英治さんの個展@土庵_d0087761_23562344.jpg
松村英治さんの個展@土庵_d0087761_23562916.jpg松村英治さんの個展@土庵_d0087761_23563673.jpg
松村英治さんの個展@土庵_d0087761_23565528.jpg松村英治さんの個展@土庵_d0087761_23571015.jpg

吾妻橋の土庵で開催されている松村英治さんの個展へ行ってきました。松村さんは愛知県阿久比町で作陶されています。今回の個展では、赤土と白土を使った南蛮焼き締めの器、灰釉を使った器、火山灰を使った器などを見ることができます。松村さんの器の特徴は、やはり、滑らかな肌合いの焼き締めの器に出た火の色の変化にあると思います。赤い土をベースにした赤黒い深い色合いのもの、白い土をベースにした赤白い変化が美しいもの。これらの器は、焼〆の焼成後に砥石でごつごつした表面を削り、また焼成。これを何回か繰り返す根気と手間のかかる仕事によって生み出されています。この工程を経ることで、通常の焼き締め特有の土の‘むくれ’がとれて滑らかになり、さらに火の通った色の変化が複雑な文様を描き出します。日常の中で毎日使って欲しい。そんな思いと焼き締めの器の接点が、この器を作り出したようです。また今回は、常滑の土と土灰を作った、灰釉の流れが美しい大皿や壺も見ることができました。こういう灰特有の色合いを活かした力強い器のお仕事もこれから楽しみになります。初日の夕方にお伺いしたおかげで、幸いにもワイン愛好家の和江さんの作ったおいしいおつまみを、松村さんの器と一緒に堪能させて頂くことができました。料理の盛られた器。まさに松村さんの望む姿だと思います。


松村英治 展
2008年9月27日(土)~10月2日(木)
平日11:00~19:00、土日11:00~17:00
土庵(吾妻橋) ※ホームページ

松村英治さんの個展@土庵_d0087761_23571983.jpg



by sora_hikari | 2008-09-28 00:28 | 松村英治さん

<< 井内素さんの個展@うつわ楓 郡司庸久、郡司慶子展@百福 >>