郡司庸久、郡司慶子展@百福

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東京町田市のうつわ百福さんで開催されている郡司庸久(つねひさ)さん、郡司慶子さんの展示を見に行ってきました。郡司さんたちはご夫婦で栃木県の足尾で作陶をされています。御主人の庸久さんがろくろや焼成などの基本部分を、奥様の慶子さんが絵や彫り細工などを担当されています。展示では、飴釉の器、白釉の器、糠釉の器、細工ものなど全般的なお仕事を見ることができます。今回、特徴的だと思ったのは、飴釉を使ったスリップウェアの絵が、今までのものより柔らかい泥を使い、少しにじんだような優しい絵柄になっていたこと。また、足尾の土、足尾の釉薬を使った質感に粗々しさの出た手び練りで作られた壺。さらに、プレーンな形が印象的な白や薄い飴色のカップ類でした。郡司さんたちの作る器は、民芸調のこっくりした土の器と、繊細な青白の器、そして細工のされた緻密な器など、それぞれの表情は違いながらも、根底につながる軸が相まって、おのおのが奏でる音が心地よいハーモニーを生み出しているように思います。玉川学園駅から町田駅に引っ越された百福さんの空間とのバランスも良く似合う展示会でした。


郡司庸久、郡司慶子 展
2008年9月27日(土)~10月2日(木)
12:00~19:00(最終日は17:00まで)
百福(東京町田市) ※ホームページ

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by sora_hikari | 2008-09-27 23:56 | 郡司庸久,慶子さん

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