木下宝さんのガラス

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蔵前 in-kyo 2008年6月

木下宝さんのガラス。上は高さは35センチほどあるボトル。クリアなガラスが、すっと天に向かって伸びています。負荷なく、力まず、自然な流体。胴にぽつりと残る一粒の気泡がかわいいです。あるようでない、ないようである。部屋に置くと不思議な存在感です。下は少し広口のグラス。縦横比は細長く、スマートな立ち姿です。夏に氷入りの飲み物を飲みやすくするための広口だそうです。周りに結露する水滴も美しく見えるグラスです。いくつもガラスを吹いていると、自分の意識を超えて、すっと気持ちよく伸びることがあるそうです。まるで誰かがそのように吹かせてくれたかのようだと。木下さんの言葉。ものづくりをしていると、何か、そういう存在を感じる時があるのだと思います。そんなトランスを経験してみたいものです。

by sora_hikari | 2008-07-15 19:47 | 木下宝さん

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