青木良太さんの個展

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銀座1丁目のTKG Editionsで開催されている青木良太さんの個展へ行ってきました。今回の個展のユニークさは展示されている器にもあるのですが、それとともにこのTKG(小山登美夫ギャラリー)で開催されている点にもあるように思います。小山登美夫さんのギャラリーと言えば、村上隆さんや奈良美智さんの作品の取り扱いで有名ですが、現代アートをきちんとビジネス的な視点で捉え、その価値評価を世界に向けて発信しているギャラリーとして知られていると思います。そんなギャラリーで青木さんの器が取り上げられる様子が興味深いと思います。同ギャラリーでは過去にアダム・シルヴァーマンさんという陶芸家の展示を行ったことがあるそうですが、日本人作家としては青木さんが初めてだとのことでした。今回展示されている作品は青木さんのお作りなる全般的なもので、特殊な釉薬による鉢や碗など、そして銀彩、白磁の器などが並んでいました。展示期間も後半ということで半分以下の数しか見ることは出来ませんでしたが、それでも個々の研ぎ澄まされて緊張感のある器は、なるほど青木さんの世界だなと感じさせられます。陶芸作家はどちらかといえば、清貧の美徳を重んじることがあるように思うのですが、このようなギャラリーで陶芸というものが新たに捉えられてもっと大きな経済の流れの中で幅を広げていくのも良いのではないかと思います。屈託なく新たなチャレンジをされる青木さんの作家としての活動が、従来とは違った流通の世界と結びつけば良いなと思います。


青木良太展
2008年5月24日(土)-6月7日(土)
TKG Editions(銀座1丁目) ※HP
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by sora_hikari | 2008-06-05 23:26 | 青木良太さん

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