村木雄児さんの器


[深鉢]
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西麻布 桃居 2008年4月

[汲み出し]
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西麻布 桃居 2008年4月

[ご飯茶碗]
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京都 草星 2008年4月

村木雄児さんの器。上は大きめの鉢、中は小ぶりの汲み出し、下はご飯茶碗です。いずれも土の感じと焼色が良く、自然な風合いが綺麗な器です。形もかっちりし過ぎずに村木さんのろくろの温もりが感じられます。ろくろの技術は、きっちり綺麗に作る技を極める方向がありますが、村木さんのろくろはそれとは違って、柔らかくゆったりとしたラインを生み出す技を感じます。例えて言えば、緻密な写実画に対して、生きた線を勢いよく描くスケッチやクロッキーのような感じです。そんな描き込み過ぎない線描だからこそ、使う側の感情が入れる余地が残されているように思います。使う人とともに育つ器。見て、手に持って、使って、ほっとする器。村木さんの飾らない人間味から来るのだと思います。器づくりが生活の中で自然に馴染んでいて、きっと器をつくることが楽しんだろうなと思います。いい味の器たちです。

by sora_hikari | 2008-05-01 19:00 | 村木雄児さん

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