熊谷幸治・冨沢恭子二人展

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西荻窪のブリキ星で行われている熊谷幸治さんと冨沢恭子さんの二人展に行ってきました。お二人は大学時代の同級生でブリキ星さんで二人展を毎年開催されています。熊谷さんは土器を中心に、冨沢さんは布による壁面作品を展示されていました。熊谷さんは、工房のある山梨の土などを使った土器やそれに蜜蝋を施した器や壺を展示。それに加えて一部の土人形のような作品を置かれていました。お話を聞くと、これは普段の器づくりをしている過程で無性に作りたくなる衝動的な作品だそうです。まるで古代の人が土に込めた祈りの人形のようにも見えてきます。冨沢さんは、普段は柿渋染めのバックなどを作られていますが、ブリキ星さんの展示では、より作品性の高いオブジェのようなものを出展されます。今回は、麻布を器状に縫い、それにアクリル絵の具を塗って固めた作品を店内の壁面に重なるように並べていました。それはまるで壁面から生えたキノコのようであり、何かの生き物の耳が折り重なったようにも見えました。お二人にとって毎年行われるブリキ星さんでの展示は、日常の制作思考から少し解放されて、もっと自由に表現できる場であるように感じます。作り手として時にそういう気持ちを浄化する創作活動も必要なのかもしれません。


熊谷幸治の埴
冨沢恭子の布
ブリキ星の古いもの
2008年3月19日(水)-27日(木)
12:00―19:00(最終日は17:00迄)
ギャラリー・ブリキ星(西荻窪) ※HP

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by sora_hikari | 2008-03-21 14:34 | 熊谷幸治さん

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