2008年 03月 08日
松村英治さんの焼〆大皿
西荻窪 魯山 2008年2月
松村英治さんの一尺(約30cm)のお皿です。釉薬を掛けない焼〆の器です。松村さんは、これをガス窯で焼成されているそうです。このような色の変化は、土と火によって描かれるものですが、複雑な模様は何度も焼成を重ねることで得られるようです。このお皿は、白土を使っていて、その土がお皿の半分の白い部分を、もう半分の赤い色合いは土と鉄分などが反応して出るのだそうです。計算と偶発性。大地と夕焼けの空が混ざり合ったようにも見えるし、また星雲の写真で見るガスの変化のようでもあり、火と土が織りなす色は、器のキャンパスにいろいろなイメージを抱かせてくれます。
by sora_hikari | 2008-03-08 06:45 | 松村英治さん