山本亮平さんの白磁皿

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二子玉川 KOHORO 2008年1月

佐賀県有田で制作されている山本亮平さんの白磁のお皿です。山本さんの作る器は白。形はすきっとして綺麗です。土は磁器土ですが、上に掛った釉薬が柔らかく、器の面を優しく反射します。形づくりは、有田の伝統的技法である型打ちで作られているそうです。ろくろひきした後に、石膏型に押し当てて、このような花型や飾りの凹凸を出されています。鋳込みとは違って、土を当てた面に少しあまい弛みが出て、それがかえって磁器ながらも冷たさを感じさせない柔らかなラインを生み出しています。一見すると、自己表現を抑えた量産品のようでありながら、実は並んでいる器を見ると山本さんの個性がしかっりと表れています。この写真のものは飾りのついたお皿ですが、その他のもっとシンプルな形の器も静かな佇まいが綺麗でした。技術の向こうに見えている山本さんの世界観をもっと見てみたい気がします。

by sora_hikari | 2008-01-30 22:07 | 山本亮平さん

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