2008年 01月 05日
廣谷ゆかりさんの焼〆の壷




西荻窪 ブリキ星 2007年12月
高知の山奥で作陶している廣谷ゆかりさんの南蛮焼〆の壷です。広めの口が伸び、下の膨らんだ胴が重力を受けてふにゃりと少し沈んでいるように見えます。底は糸切の跡がそのまま残っています。ゆったりとした緩やかさを感じる形です。手を入れ過ぎず土の流れに逆らないで自然にあるものを活かしているように思います。廣谷さんのゆったりしたお人柄がそのまま現れた、そんな素朴さを感じる壷です。
by sora_hikari | 2008-01-05 14:42 | 廣谷ゆかりさん