2007年 12月 19日
横山拓也さんの器
西麻布 桃居 2007年11月
桃居さんで行われた個展の際のものです。手で作りだされたライン。ゆったり流れるように繋がっています。上のものは、リリーの花びらのようで、胴が少し膨らんで内側の空間を包んでいます。今はこれにコーヒーを入れて飲んでいますが、暖かく昇る湯気が綺麗に見えます。下の銅鑼状の鉢は、口縁のラインが波を描いて、緩やかな山の稜線のように見えます。手でひとつひとつ形づくられた線と、塗り付けた白の化粧土の質感に、横山さんが静かに器に向かっている姿が感じられます。
by sora_hikari | 2007-12-19 00:04 | 横山拓也さん