松村英治さんの花器

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益子陶器市 2007年11月

秋の益子陶器市の際の松村英治さんのものです。一見すると焼〆のように見えますが、自然灰を単味でかけ、ガス窯で焼成しているそうです。灰の溶けた色合いが薪窯で焼かれたような変化があり美しい質感を見せています。松村さんの器の多くは薪を使った焼〆に近い仕上がりですが、実際にはガス窯を使って焼成することで、安定したものを作り、使い勝手も価格的にも提供し易い器を心がけていらっしゃるそうです。ご自宅の食事の後片付けは、なるべく松村さんが担当し、手に器を持ち、洗いながら重さ、バランス、使い易さを検証し、それを器作りに活かしているとのことでした。器は料理を盛ることで完成と考える松村さんらしい姿勢だなと興味深くお話を聞きました。

by sora_hikari | 2007-12-12 18:45 | 松村英治さん

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