木下宝さんのガラス

醤油差し
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ペーパーウェイト
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工房からの風 2007年10月

先日開催された「工房から風」の際の木下宝さんのものです。上の写真は、ちょこんと乗ったガラスの帽子、ふっくらした広がった胴、すっと伸びた鳥の口ばしのような姿をして、清涼感のあるの綺麗なガラスの醤油さしです。醤油を注いでもすっと中に戻り、液だれはしません。機能と美しさがあります。下の写真のものは、鉄の角パイプを切り、腐食させ、その中にガラスを溶かし込んでいます。木下さんのお作りなるガラスの器は繊細なものが多いですが、このような錆とガラスを対比させた渋みのある造形は、今回はじめて拝見しました。鉄の中に閉じ込められたガラス越しに見えるゆがんだ風景は、つららを透かした光に似ています。

by sora_hikari | 2007-11-13 19:58 | 木下宝さん

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