2007年 11月 07日
田宮亜紀さんの窯変徳利





代官山 無垢里 2007年10月
先日、無垢里さんで行われた田宮亜紀さんの個展の際のものです。小ぶりの徳利で、手に包み込める円やかで温かな形をしています。薪窯による焼締めですが、変化に富んだ色合いに思わず引き込まれてしまいました。自然灰と土の成分により、茶色と深緑色と黒色が溶けて混ざり合い、まるで立体のキャンバスにドローイングされた絵画のようにも見えます。窯の中で「誰か」が描いた景色。不思議です。この世界を見てしまうと、火との対話をやめられなくなるのかもしれません。
※11月下旬に静岡で百壷展を開催されるそうです。
田宮亜紀 百壷展
2007年11月22日(木)~30日(金) ※水曜休廊
亀山画廊(静岡市) HP
by sora_hikari | 2007-11-07 01:52 | 田宮亜紀さん