2007年 10月 23日
伊藤環さんの酒器



千駄ヶ谷 SHIZEN 2007年10月
SHIZENさんで行われた伊藤環さんの個展の際のものです。錆銀彩による酒器です。この綺麗なフォルムの原型は、須恵器にある形に触発されているのだそうです。古代の器にはこんな洗練された形があったのかと思い知らされます。それを美しいと思い、自分なりの形と用途に置き換えて生み出す審美眼と技量に感心させられます。美しいシルエット、繊細でシャープな薄さ、錆銀彩の質感が相まって伊藤さんの器の魅力がつまっているように思います。酒器、となっていますが、日本茶を入れても、コーヒーをドリップしても使える注器です。
by sora_hikari | 2007-10-23 13:20 | 伊藤環さん