北大路魯山人展

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日本橋三越で開催されている北大路魯山人展へ行ってきました。吉兆庵美術館が所有する150点の器や書画が並びます。京都に生まれ、書家として頭角を表し、古美術、食器や美食に関心を持ち、美食倶楽部の開設や陶芸家として知られています。むしろ漫画美味しんぼの海原雄山のモデルにもなった人というと分かり易いかもしれません。器は料理の着物である、という考えの通り、飾り過ぎず料理映えがしそうなシンプルな器です。備前、志野、織部、信楽、唐津、染付、赤絵、金欄手、乾山風などスタイルに捉われない自由で豪胆な作風の器。魯山人が創作したといわれる俎板皿も威風堂々としています。定番過ぎて実はあまり実物を見たことがなかったのですが、作り過ぎず間合いのある器づくりは、書道からくる美的感覚が原点なのかなと感じました。備前の素朴な器、書画に魅せられました。

北大路魯山人展
2007年8月14日~23日
10:00~19:30
日本橋三越 新館7階ギャラリー

by sora_hikari | 2007-08-22 00:37 | 見て歩き

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