高仲健一さんの酒盃

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東京西麻布 桃居さんにて 2007年1月

先日、桃居さんで行われた高仲健一さんの個展の際の酒盃です。李朝や中国の古い陶磁器に啓発されてお作りなる器は、どれも華美でなく落ち着いた佇まいのものばかりです。この酒盃は李朝の白磁のような感じで、柔らかく自然な形がとても優しく見えます。薪窯で焼かれているそうですが、この酒盃の中にかかった灰の粒が、李朝の民窯で焼かれた生活雑器のようで、飾らない素朴な味わいを感じさせます。古い器の写しという技術的な面だけでなく、その中にある儒教的な精神も生活の中で体現されているようで、お心とお作りなるものが一緒になって形に表れているのだろうと思います。

by sora_hikari | 2007-02-10 02:43 | 高仲健一さん

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