横山拓也さんの黒化粧片口

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東京西麻布 桃居さんにて 2006年11月

先日、桃居さんで行われた個展の際の横山拓也さん片口です。横山さんといえば、手練りで作られた器に白い化粧土を練りつけて、下地の土をヒビ状に見せる独特のマチエールのある器を生み出す作家さんです。この独特の器に魅せられた方も多く、桃居の広瀬さんも雑誌などで期待の作家さんとして紹介されていました。工房は、多治見にある貸し工房MAVO。ここは百草を主宰されている安藤雅信さんの運営される工房で多くの有望な作家さんが制作活動をされいる所です。今回、写真でご紹介した片口は、横山さんが始めて個展で並べられた黒化粧の器です。フォルムはやはり手練りによるものですが、黒のマットな無釉の化粧が、器の塊感をより一層強調していて存在感のある片口になっています。定番のヒビ白化粧に加えて、この黒いシリーズも今後どんな変化を見せていくのか楽しみなところです。

by sora_hikari | 2006-12-02 19:13 | 横山拓也さん

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