2006年 11月 29日
小野哲平さんの個展へ
桃居さんで始まった高知で作陶されいる小野哲平さんの個展へ伺いました。哲平さんの器は、勢い良く作られた形の上に鉄釉を塗り、厚めの長石釉が掛かったものが印象的です。今回は点数も種類もこんなに見られる機会はなかなかないので、貴重な個展です。飯碗、汲出し、片口、丸皿、角皿、中・大鉢、壺、花器など小さいものから大きなものまで多彩なお仕事を見ることが出来ます。哲平さんのことは、赤木明登さん著の「美しいもの」に紹介されており、その作陶姿勢や暮らしぶりも大変魅力的な方です。今回、幸運なことに個展帰りに広瀬さんにお誘い頂いて、哲平さんと、個展を見に来られた横山拓也さんとのお食事に同席させて頂きました。器づくりに関するお二人の考えを大変興味深くお聞きすることが出来ました。その中でも特に印象深かったのが、哲平さんの器づくりに求める「魂が震えるようなもの」という言葉でした。陶芸が好きでしょうがないという哲平さんの器は、表面的なものだけでなく真っ直ぐな心で訴えかけてくるものを感じます。
小野哲平 陶展
11/27~12/2
桃居(西麻布)
by sora_hikari | 2006-11-29 01:18 | 小野哲平さん