2006年 11月 10日
青木良太さんの中碗
東京代官山 2006年10月
先日、青木良太さんの企画展のものです。見込みは銀彩、胴廻りはきめ細かいマチエールのある黒鉄釉です。黒と銀のコントラストが金属のような印象の器です。青木さんが、「安藤忠雄さんの建築に合う様な器を作りたい」と書かれていたのを拝見したことがあるのですが、確かにどの作品も手のぬくもりの暖かさというよりは、シャープでエッジの効いた使う者と使われる側とに一種の緊張感を生み出すような器のように思います。ご本人はまだお若くおしゃれな方ですが、お話をするととても真面目に制作に取組んでおられるご様子でした。岐阜県土岐市で古い馬小屋を改装して作陶されているそうです。
by sora_hikari | 2006-11-10 19:04 | 青木良太さん