2026年 01月 17日
「外池素之展 融景」ありがとうございました




















「外池素之展 融景」は本日終了しました。会期中ご来店くださいました皆様、ネットを通じてお選びくださいました皆様に心より御礼申し上げます。尚、オンラインストアは本日(1/17)21時までご利用いただけます。いくつか追加の作品も掲載しましたのでお見逃しの方はどうぞご覧ください。
写真は開店当初の展示の様子です。全容をご覧いただくことが出来ませんでしたのでこちらでご紹介します。
外池素之さんは、常滑の現代食器の系譜にいる作家さんです。2000年代に入って顕著になった生活食器を作る作家さんが常滑にも多く表れました。古典的な常滑である古常滑や急須を引き継ぐのではなく、今の暮らしに根差し、食卓をステージとした味わい深く使い易い器の作り手たちです。彼らは産地に頼らずクラフトフェアや全国の器店で活動を広げ、今を代表する常滑の「器」を生み出しました。かつて西荻にあった名店・魯山は、それを象徴する場であった記憶があります。
自己表現や技巧の高さを価値とする鑑賞陶器や前衛陶とは異なり、日常を標榜する「うつわ」は、表現も抑制的かつ価格も安価で、一般家庭に作家ものの裾野を広げる文化を形成しました。外池さんは、その流れを引き継ぎながら、新たなうつわの強い表情を提案しています。今回弊店で3回目となる展示会でしたが、着実にお客様の支持は広がり、大きな成果となりました。とにかく今は嬉々として作り続けている様子が伝わってきます。
「うつわ」というのは、個人の表現が大きく秀でているものではなく、道具として従属する受動性が大切です。ゆえに何か絶対的な優位性がある訳でもありません。作家間の差は、あくまでわずかでありますが、しかし、その僅かな違いが、大きな個人差にもなります。もちろん器の良さによりますが、数パーセントの差は、市場に対して自ら心を開いて作る姿勢と行動に出るのでしょう。外池さんを見ていると、謙虚に努力を積み重ねている誠実さが多くの方に届いているように思います。
今回外池さんの作品をお選びくださいました皆様にあらためて感謝をお伝えします。日々のお暮しと共にどうぞ末永くご愛用ください。この度はありがとうございました。
【外池素之展オンラインストア】
https://utsuwanoteshop.stores.jp/
販売期間:1月17日(土)21時まで
外池素之展 融景


by sora_hikari | 2026-01-17 17:10 | 外池素之展2026

