「外池素之展 融景」1月10日(土)より

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1月10日(土)から始まる「外池素之展 融景」の出品物です。

一輪挿しや花入れ。垂直方向に流れる立ち物の融景も多様です。

外池素之展 融景
2026年1月10日(土)~17日(土)
作家在廊日 1月10日 
営業時間 11時~18時 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6

経歴
1992年 愛知県大府市 生まれ
2014年 愛知大学地域政策学部卒業
2014年 広告代理店勤務
2019年 とこなめ陶の森 陶芸研究所修了
2026年 常滑を拠点に製作活動

解説
自然の木灰を重ね合わせ、窯火によって融け合う瞬間に立ち上がる景色。この外池素之さんの器の作行を「融景(ゆうけい)」と表しました。木灰の成分が原土と出会い、焼成の最中に融け流れ、絡み合い、思いも寄らぬ表情を見せる。その景色は、作為を超えた自然のはからいであり、ときに宇宙のガス星雲のような神秘を湛えます。

外池さんの器づくりは、常滑・瀬戸・岐阜といった中部地方の原土をブレンドし、檜・樫・いちじく・藁・雑灰など、多彩な木灰を釉薬として掛け合わせることから生まれます。二種以上の灰を施釉することで、窯の中で成分が反応し、深く複雑な景が生まれるのです。自然の “割り切れない変数” は、人の手で完全に制御できるものではありません。それゆえ窯出しのたびに喜びと苦労が交互に訪れますが、その予測不可能な結果が器に唯一の生命を吹き込みます。

外池さんとのご縁は2022年の「沢田重治と外池素之展」に遡ります。とこなめ陶の森 陶芸研究所で勤務していた頃、沢田重治さんの壷と出会い、その収集や企画への献身的なご協力を得て実現した展示でした。愛知県大府市に生まれた外池さんは、大学では江戸期の古文書研究を専門にし、お伊勢参りの道中記から庶民の生活を読み解いていたといいます。歴史をひもとく面白さは、現在の器づくりにもどこか通底しているのでしょう。卒業後は広告代理店に勤めましたが、自らの手で完結する仕事への憧れから退社し、とこなめ陶の森 陶芸研究所で陶芸を学び、助手を経て、2019年より作家として歩み始めました。

今展では、自然灰を掛け流した外池さんの代表的な「融景」の器をはじめ、近年力を入れている急須もご覧いただけます。前回以上に作品の力強さが相まって、国内外の多くの方々に響いていることを実感しています。自然と対話し、謙虚に器と向き合う外池素之さんの仕事に、ぜひ触れていただければ幸いです。店主


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by sora_hikari | 2026-01-08 18:00 | 外池素之展2026

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