「北川和喜展 Plant Pots and Tableware」7/5(土)より

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7月5日(土)から始まる「北川和喜展 Plant Pots and Tableware」の出品物です。

北川和喜さんのシャープに削られた色が印象的な「重目色(かさねめいろ)」と称する仕上げのカップ類です。顔料を加えた泥状の粘土を石膏型の中に何色も積層させて、それを削り取ることで「重目色」が生まれます。いわばバームクーヘンのような色の層の生地を、一つ一つ鉋(かんな)で削り出す手間のかかる作業です。

「重目色(かさねめいろ)」は文字通り、製造工程を言い表した名称なのですが、前回の個展ではこれを「カラーダンス」というタイトルしました。このキレっキレっの装飾技法を、もっと上手く表現できないかと思っているのですが、例えば「スクラッチ」「刻色紋」「閃縞(せんこう)紋」、、。会期中にもっと考えてみたいと思います。

北川和喜展 Plant Pots and Tableware
2025年7月5日(土)~12日(土)
作家在廊日 7月5日 
営業時間 11時~18時 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6

経歴
1991年 京都府京田辺市生まれ
2014年 京都精華大学デザイン学部卒業
2016年 岐阜県多治見市陶磁器意匠研究所修了
2016年 多治見市の陶器商社勤務
2020年 多治見市にて独立
2025年 現在同地にて作陶

解説文
岐阜県多治見市在住の北川和喜さんによる、2回目の個展を開催いたします。北川さんは泥漿鋳込み(でいしょういこみ)という技法を用いて作品を制作しています。顔料を加えて着色した液状の磁土を、石膏型に何度も注ぎ重ねることで下地に多彩な色の層を作り出すものです。乾燥後、その表面をシャープに削り出して焼成することで独自のカラーパターンが生まれます。大学ではプロダクトデザインを学び、卒業後は多治見市の意匠研究所でさらに研鑽を積みました。修了後は陶器の商社に勤務し、営業やデザインの仕事に4年間従事。その後、2020年4月に独立し多治見を拠点に制作を続けています。作家としての強い憧れよりも、メーカーやショップの人たちと対話しながらものづくりをしていく「デザイナーと作家の間の仕事」に関心を持ち続けてきました。自然素材や薪窯を用いる伝統的な陶芸よりも、意図的に計画されたデザインに惹かれ、同じ形を繰り返し生み出せる泥漿鋳込みの手法を選んだのもそうした考えからです。学生時代、沖縄・美ら海水族館で傷ついたイルカに人工の尾びれを装着し、再び泳げるようにしたというニュースに感銘を受け、現地まで訪ねたことがあるそうです。その体験を通して「命を救うデザイン」の尊さを実感し、卒業後には義肢装具の会社で研修を受けた経験も持ちます。北川さんにとって、プロダクト的アプローチとは決して作り手の想いが薄れるものではなく、むしろ「かたちが定まっているからこそ、多くの人に届く力がある」と信じています。本展では、植木鉢や花器をはじめ、カップ、マグカップ、ボウル、飯碗、小皿などの食器も多数展示いたします。夏を迎えるこの季節、明るくポップな作品をぜひご覧ください。店主

「北川和喜展 Plant Pots and Tableware」7/5(土)より_d0087761_01290204.jpg「北川和喜展 Plant Pots and Tableware」7/5(土)より_d0087761_01290571.jpg

by sora_hikari | 2025-06-30 18:18 | 北川和喜展2025

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