2025年 06月 16日
「巴誉タイル展 幾何の肖像 」6/21(土)より











6月21日(土)から始まる「巴誉タイル展 幾何の肖像 」のご出品物です。
ご紹介するのは15センチ角の陶製のタイルで、巴誉さんの代表作「やんごとなきアニマルズ」シリーズです。動物の神聖さや崇高さをテーマに据え、可愛らしさに依存しない内なる力を感じさせる表現を追求しています。ダークトーンの釉薬に模様を織り交ぜ、文様と動物が一体となった姿は、生命の尊厳と自然との共生を深く語りかけてきます。「やんごとなき」という言葉に象徴される、気高くも媚びない、静謐でノーブルな世界観が幾何的なタイルの枠の中に表現されており、本展の「幾何の肖像」というタイトルの由来でもあります。今回たくさん出品される予定ですので、ぜひ手に取ってご覧ください。
やんごとなきアニマルズシリーズ
陶製タイル15センチ角
巴誉タイル展 幾何の肖像
2025年6月21日(土)~28日(土)
初日は11時~13時台まで事前予約制です。14時以降はフリーでご入店頂けます。
お申込みはうつわノートオンラインストアにて(残枠少)
作家在廊日 6/21
営業時間 11時~18時 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6
プロフィール
福本巴誉/Tomoyo Fukumoto
1984年 埼玉県生まれ
2007年 武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業
2007年 広告代理店勤務(3年間)
2010年 タイル制作を始める
2014年 奈良県で制作(5年間)
2025年 現在埼玉県熊谷市で制作(2020~)
解説文
埼玉県熊谷市を拠点に活動するタイル作家・巴誉(ともよ)さんの個展を開催いたします。タイルは古代より、単なる建材や装飾を超え、文明の象徴として歴史を刻んできました。メソポタミアやエジプトの王宮を飾り、イスラム建築では幾何学と精神性が融合したアラベスク模様として昇華され、日本でも飛鳥時代から瓦として受け継がれ、実用と美の両面で進化してきました。そんな悠久の歴史に呼応するかのように、巴誉さんの作品には時代と文化を超えたタイルの深遠な魅力が息づいています。美大卒業後、広告代理店でアートディレクターとしてのキャリアを積んだ巴誉さん。しかし「手を動かすものづくりがしたい」との想いから、タイルの道へと進みます。スペインタイルの絵付け教室で学び、モロッコでは工房を巡り歩くなど、世界各地のタイル文化に触れながら、その精神と美を吸収してきました。地元埼玉で創作を始め、一時はシルクロードの終着点・奈良にも拠点を移し、古都の空気を吸いながら自身の表現を磨き続けました。代表作「やんごとなきアニマルズ」シリーズでは、動物の神聖さや崇高さをテーマに据え、可愛らしさに依存しない、内なる力を感じさせる表現を追求しています。ダークトーンの釉薬に模様を織り交ぜ、文様と動物が一体となった姿は、生命の尊厳と自然との共生を深く語りかけてきます。またアルハンブラ宮殿の装飾から着想を得た「グラナダ」シリーズ、さらには今展で初披露となる、インド・アグラ城とタジマハールにインスパイアされた「アグラシリーズ」では、黒土を用いた深みある色彩で、伝統の重層性と現代的な解釈とを融合するべくチャレンジしています。作品の根底には、「やんごとなき」という言葉に象徴される、気高くも媚びない、静謐でノーブルな世界観が幾何的なタイルの枠の中に表現されています。当店では今回が初のご紹介となります。どうぞ巴誉さんのタイルに織り成される美の肖像を心ゆくまでご堪能ください。店主


by sora_hikari | 2025-06-16 18:00 | 巴誉

