「磯松大悟展 信而好古」ありがとうございました

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磯松大悟展 信而好古」は本日をもって終了いたしました。会期中にご来場いただいた皆さま、またオンラインを通じて作品をお選びくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。なお、オンラインストアは本日5月17日(土)23時までご利用いただけます。お見逃しの方はぜひご覧ください。

闇の縁に立ち、彼を救ったものは何だったのか。眠る子の面影か、それとも沈黙のうちに寄り添う伴侶の存在か。

動きたいと願うときに、身体の不自由は、意志の流れに反する。思考が前へ進もうとする時、肉体の停滞は鋭い苦痛として響く。

だが救済とは果たして何か。それは外から与えられるものではなく、内なる均衡の再構築なのかもしれない。

抗がえぬ血の系譜は、選択を許さぬ力として心を圧する。進むためには、自己という牢を一度脱ぎ捨てねばならない。その逆説を受け入れるには、思考ではなく感受の深さが試される。

現世に対する微かな違和。それは世界に対する疎外の感覚である。一方で、古典に触れるとき、内奥は奇妙なほど共鳴する。時を越えてなお残された言葉やかたちは、人間の本質的な問いに触れているがゆえに、真理へ導くのだろう。

自我を抑制しようとも、完全な無我には至れない。滲み出るもの、それは存在の証左である。結局のところ、依拠できるのは自分の眼差し、世界をどのように捉えるかという認識の主体性に他ならない。

音楽がシャウトする。情動が踊る。だが興奮の極には、その構造の限界が見える瞬間がある。そのとき心の内に届くのは、静かなる言葉、わずかな振動のなかに宿る、深い感情の揺らぎである。器が持つ美徳は、互いに支え合う協調に宿る。

萩に昇る陽、京に朧ぐ月。自ら発する光とそれを受けて反射する光。有と無の而二不二。我々は常にその背理の只中で息づいている。

飛躍を求めることは、しばしば現実からの逃避である。だからひとつひとつ、自らの手で形にし、実感をもって歩みを刻むことしかない。

そのはじめの一歩を、今回踏み出せただろうか。これからの活動にご注目頂きたい。

【磯松大悟展オンラインストア】
https://utsuwanoteshop.stores.jp/
販売期間:5/17 23:00迄

磯松大悟展 信而好古
2025年5月10日(土)~17日(土)
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

プロフィール
1986年 山口県萩市にて陶芸家の家系に生まれる
2008年 武蔵野美術大学彫刻科中退
2009年 萩焼作家のアシスタント
2020年 京都に居を移す
2022年 京都府立陶工高等技術専門校修了
2025年 現在、京都市東山区にて作陶

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by sora_hikari | 2025-05-17 17:00 | 磯松大悟展

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