2025年 04月 03日
「土本訓寛・久美子展 清浄無為 」4/5(土)より




4月5日(土)から始まる「土本訓寛・久美子展 清浄無為 」の出品物をご紹介します。
土本訓寛・久美子展 清浄無為
2025年4月5日(土)~12日(土)
作家在廊日 4月5日
営業時間 11時~18時 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6
※初日の入店に関して
混雑する場合は入店順序をこちらで決めさせて頂きますので15分前にお越しください。先着順ではありません。また代行購入の方(あるいは思しき方)の入店はお断りする場合がございます。あらかじめご了承ください。
経歴
土本訓寛 Michihiro Domoto
1979年 福井県生まれ
1997年 岡山県吉備高原学園で備前焼を学ぶ
1998年 福井県工業技術センター 修了
2001年 越前にて薪窯築窯
現在、福井県越前町で作陶
土本久美子 Kumiko Domoto
1976年 広島県生まれ
1998年 宝塚芸大ビジュアルデザインを学ぶ
2000年 福井県工業技術センター 修了
2004年 越前にて薪窯築窯
現在、福井県越前町で作陶
解説
日本六古窯に数えられる福井県の越前焼の里で、象嵌の器を制作する土本訓寛さんと久美子さんご夫妻の展示会です。ご主人が造りと焼きを、奥様が象嵌などの装飾を担当します。訓寛さんは若い頃に備前で学び、ここ越前でも一貫して薪窯で器を焼いてきました。その土の焼き味に可憐な筆致の久美子さんの絵柄が加わることにより、絶妙な枯淡の器が生み出されるのです。
象嵌の器は高麗青磁に端を発しますが、元々は金属技法であった象嵌が焼き物に引用され、素地に文様を彫りその凹部に黒土と白土を埋め込んで模様が作られました。焼き物の場合、金属に比べてその輪郭が曖昧で柔らかな文様になることが特徴です。また近年は象嵌技法で培った文様と越前焼の融合とも言える焼締めに陰刻を施した作品も展開しています。そこに表れる文様には、仏教の影響が色濃く反映され、無常や清浄といった思想が込められています。かつて象嵌の器は、儀式や祈りの道具として用いられ、その美しさと精緻さが、仏教的な意味をさらに深めていました。器そのものが、信仰の表現であり、仏教の教えを具現化する役割を果たしていたのです。
今回のテーマに掲げた「清浄無為」とは、清らかで静かな無為こそが、この世界にとって大切であるという意味が込められています。斯様に超俗的な象嵌文の器で知られるお二人ですが、今展では象徴的な茶道具にも取り組んでいます。どうぞこの機会にお二人の「清浄無為」なお仕事に触れてください。店主
出品物一覧
象嵌牡丹孔雀文大皿
象嵌蓮池文瓶子
青花龍鳳凰牡丹唐草文瓶子
鶴鹿草花文鶴首
酒杯(象嵌、魚々子、青花、彫り三島)
稜花皿(象嵌、魚々子、彫り三島)
象嵌八角プレート
象嵌蓮華セット
象嵌八角盤
象嵌蓮弁皿
象嵌徳利
象嵌香合
象嵌茶杯
象嵌長皿
魚々子文四葉皿
魚々子文蝶小皿
魚々子文八角プレート
魚々子文茶杯
象嵌茶杯(大)
象嵌杯・托
焼締魚々子文牡丹唐草文稜花皿
焼締魚々子文稜花高台皿
焼締魚々子文高杯
焼締魚々子文四葉皿
焼締魚々子文高台鉢
焼締魚々子文茶杯
焼締陰刻龍頭杯
焼締陰刻長皿
焼締象嵌八角プレート
焼締象嵌四方杯
焼締象嵌蝶小鉢
焼締象嵌琵琶形小鉢
焼締象嵌蓮弁小皿
焼締象嵌酒杯
焼締象嵌稜花皿
焼締象嵌蝶小皿
焼締象嵌蓮弁皿
焼締象嵌蓮弁皿(大)
焼締暦手徳利
焼締暦手片口
焼締暦手銅鑼鉢
焼締暦手長皿
焼締暦手七寸鉢
焼締暦手六寸鉢
焼締暦手五寸鉢
焼締暦手茶碗
焼締暦手一輪花生
焼締茶碗
焼締面取壺
焼締陰刻茶壺
焼締象嵌茶壺
焼締陰刻蓋碗
焼締象嵌蓋碗
焼締陰刻蓋碗(小)
焼締象嵌蓋碗(小)
焼締魚々子文茶心壺
象嵌茶壺
象嵌蓋碗
象嵌蓋碗(小)
象嵌片口
象嵌片口(縦)
象嵌筒小鉢
象嵌高台鉢
象嵌片口鉢
象嵌六角高杯
象嵌八角高杯
魚々子文茶壺
魚々子文長方盤
五寸鉢(象嵌、魚々子、青花、彫三島)
七寸鉢(象嵌、魚々子、青花、彫三島)
茶碗(象嵌、魚々子、青花)
小服碗(象嵌、魚々子、青花、彫三島)
牡丹鳳凰文七寸台皿
牡丹唐草瑞鳥文小服碗
象嵌蓮唐草茶壺
焼締魚々子牡丹唐草文稜花皿
焼締陰刻茶壺
焼締暦手茶碗


by sora_hikari | 2025-04-03 09:00 | 土本訓寛・久美子展