「山本雅彦展 現代のアニミズム」3日目

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山本雅彦展オンラインストアのプレビューを開始しました。購入手続きは明日3月11日20時より承ります。それまではCOMIG SOONと表記されますがそれぞれクリックすれば価格をご確認頂けます。尚店頭でも同時に販売しておりますので先に売約済みになる場合がございます。どうぞあらかじめご了承ください。

【山本雅彦展オンラインストア】
販売期間:3/11 20:00-3/15 21:00

山本雅彦 展 現代のアニミズム
2025年3月8日(土)~15日(土)
11時~18時 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

略歴
1981年 奈良県高取町に生まれる
2003年 京都府陶工高等技術専門校入校
2004年 村田森氏に師事
2007年 奈良県高取町にて独立
2012年 奈良県御所市に工房と住居を移す
2017年 奈良県曽爾村に移住
2025年 現在同地にて制作

解説
アニミズムは、物や自然の事物に霊的な存在や生命が宿るという信念に基づき、古代から続く深い思想の一つです。この信念は、時として模様という視覚的な表現を通じて表れ、特に先住民の文化においては、自然や精霊との神聖なつながりを象徴し、霊的な力を呼び寄せたり、悪霊を遠ざける役割を担ってきました。ネイティブアメリカンの自然観においては、自然界のすべてのものが神聖視され、自然との調和が生命の根本であるとされています。精霊との繊細な関係性や循環、バランスを尊重し、共同体全体の繁栄を考えた共生の思想は、現代においても多くの示唆を与えてくれます。

奈良県曽爾村の山本雅彦さんが作り出すものには、まさに古代の知恵と現代の手法が見事に融合し、新たなメッセージとして現代人の魂に響く力があります。彼の作品に触れた瞬間、動物的な身体性を感じ取るとともに、その根底に流れるアニミズムと、道具としての実用性が織り交ぜられた深い意味に驚かされました。道具には、古来からの自然崇拝や信仰、そして畏怖といった感情が込められていたのだと改めて感じます。山本さんの作品は、長い年月をかけて培われてきた民族文化を、現代的な手法で再解釈し、新しい形で私たちの心に届けようとしています。そのため、かつて道具が持っていたアニミズムの感覚を、言葉では言い表せない衝動として、私たちの中に呼び覚まさせるのです。店主

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by sora_hikari | 2025-03-10 18:00 | 山本雅彦展2025

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